2011年3月31日木曜日
般若心経ポップ
2011年3月30日水曜日
原発14 最悪の事態について
原発13 福島第一原発の現況と、身体への影響 (3/29)
しかし、懲りずに、発信します。主に、
・原子炉の様子
放水手段を見つけ、倍倍の勢いでの悪化は避けられましたが、
最新の詳細は、ここによくまとめられています。
http://www.hattori-ryoichi.gr.
・外部被曝について
直接、放射線に当たることによる影響です。
福島県周辺での、3/24までの二週間の被曝量の合計は、
http://www.asahi.com/
一番外側の黄色い線が「100ミリシーベルト=
http://www.mext.go.jp/
判断は各自してもらえればと思いますが、
福島県以外は、http://atmc.jp/(
・内部被曝について
放射性物質を含む水や食べ物を通じて、体内で起こる被曝です。
今、一番、身近な問題である「水道水」を例に説明します。
まず、各県での放射性物質の量は、http://atmc.
などで見られます。例えば、最近の東京都でのヨウ素131は、
これがどの程度の影響を及ぼすかですが、「100ベクレル/
場所によって違いますが、現在は、気にしても気にしなくても、
(*政府の言う暫定基準値300ベクレル/kgは、
他のものも含め、そのうち、
外部被曝にしても、内部被曝にしても、影響は「ただちに」
・少し、個人的なこと
私は、大学4年の時、科学ジャーナリストの見習いをし、
その時に学んだ知識、物理学科で得た知識、
職業を通じて、
2011年3月29日火曜日
原発12 3/11~3/28までの福島原発事故のまとめ
原子炉の形式は沸騰水型軽水炉である。
沸騰水型軽水炉とは、核分裂反応によって生じた熱で水を沸騰させ、高温・高圧の蒸気として取り出す原子炉のことである。
炉心で取り出された蒸気は汽水分離器と蒸気乾燥機というものを経てタービン発電機に送られ電力を生じている。
【これまでの福島第一原子力発電所の事故の流れ】
<3/11>
・地震の影響により、外部からの電源を失った
・大津波の影響により非常用ディーゼル発電機も故障停止
・1、2、3号機は共に「電源喪失」(全交流電源喪失状態)に陥った
・オイルタンクが大津波によって流出していることが判明。
・そのため1号機と2号機は非常用炉心冷却装置による「冷却装置注水不能」と判断された。
・3号機は、非常用炉心冷却装置の原子炉隔離時冷却系(RCIC系)のポンプが作動している。
(崩壊熱による高温を保ったままの原子炉圧力容器内の燃料棒の損傷が進むと、大量の放射性物質を大気中に放出させることになる)
<3/12>
・原子炉格納容器圧力異常上昇
・2号機の非常用炉心冷却装置の原子炉隔離時冷却系(RCIC系)ポンプが作動していたことを確認
・1号機周辺でセシウムが検出。核燃料の一部が溶け出た可能性があると発表
・1号機の建屋が爆発で吹き飛ぶ
・原子炉格納容器内から漏れ出した蒸気が建屋(たてや)内に充満して発生した水素爆発であると発表
(遮蔽の役割もしていた建屋がなくなる。チェルノブイリの炉心溶融(メルトダウン)し爆発したものとは違う爆発)
<3/13>
・津波の恐れが去ったと判断されたため、1号機への海水の注入作業が再開された。
・使用する海水には、中性子を吸収し核分裂反応を抑える作用のあるホウ酸が添加されていた。
・3号機の非常用炉心冷却装置の高圧注水系が停止。
・3号機の「冷却装置注水不能」と判断された。1号機と同様の水素爆発が懸念される
・3号機の格納容器内の蒸気を排出し、内部の圧力を下げる弁を開けることに成功
(1号機と3号機は依然として十分な水位が確保できず、燃料が露出した状態になっており、海水注入後も水位に大きな変化が見られず、予断を許さない状況)
<3/14>
・3号機の建屋が爆発で吹き飛ぶ
・1号機と同様の水素爆発であると発表
・原子炉格納容器の堅牢性は確保されており、放射性物質が大量に飛散している可能性は低いと発表
・2号機でも原子炉内部に冷却水を送り込むことができなくなった
・2号機の「冷却機能喪失」と判断
・2号機の原子炉の水位が下がったため、海水の注水による冷却が開始
・ポンプの燃料が切れて注入できなくなっていたため、2号機の冷却水が大幅に減少し、燃料棒がすべて露出
・再び海水注入を開始し、次第に水位は回復
<3/15>
・2号機の格納容器内の圧力を低下させるため、0時から弁の開放
・2号機から爆発音
・圧力の値から、2号機の圧力抑制プール(サプレッションプール)が原因と発表
・4号機でも爆発音
・4号機建屋の5階屋根付近が損傷。4階部分より出火
・火は11頃に自然鎮火
・地震発生当時4号機は定期点検中で運転をしていなかったため、出火の原因は不明
(放射線量は一度安定化したものの、夜になり再度、放射能漏れが強まった)
<3/16>
・4号機で3月15日に出火した部分で再び出火
・火は見えなくなったが、鎮火したかどうかは不明
・3号機で白煙が上がり、水蒸気が出たと推測
<3/17>
・使用済み核燃料プールの水位が低下していた3号機に対し、陸上自衛隊第1ヘリコプター団のCH-47ヘリコプター2機が消火バケットを使い、計4回30トンの放水を行った
・警視庁機動隊の高圧放水車、自衛隊の各飛行場から集合した大型破壊機救難消防車と救難消防車が3号機に対して放水を行った
・放水前の放射線量は3.630ミリシーベルト/時、放水後は3.586ミリシーベルト/時で、放射線量に大きな変化は見られなかった
<3/18>
・各号機共用で使用済み燃料を貯蔵するプールの水位が確保されていること、使用済み燃料の乾式輸送容器建屋の外観に異常がないことが確認
・自衛隊の消防車と東電関連社員が運用する在日米軍提供の消防車を使い3号機に放水
・2号機の非常用炉心冷却装置を復帰させるため、東京電力が外部送電線からの予備電源変電設備への受電を完了。建屋内への送電の準備を始めた
<3/19>
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が約350メートルにわたって手作業でホースをつなぎ、屈折放水塔車から3号機に向かって毎分約3トンを放水した。この結果、放射線量は放水を終えた段階でほぼ0ミリシーベルト/時に近い値にまで減少
・6号機の非常用ディーゼル発電機が復旧し、合計2台が使えるようになった
・5号機には仮設の電源車が接続された
・これにより、5・6号機の使用済み核燃料プールの水の循環が可能になり、5号機の燃料プールの冷却機能が回復する。
・5号機で使用済み核燃料プールの冷却を開始。5号機プールの水温は約20度下がり、18時には48度となった
・6号機で使用済み核燃料プールの循環運転を開始
・5・6号機の建屋の屋根に、水素が充満しないよう直径30~75ミリの穴が3カ所ずつ開けられた
・予備電源変電設備から2号機建屋内への電源ケーブル接続を完了
・内部被ばくの危険性が高い放射性ヨウ素131とセシウムなどを検出。ヨウ素131は空気中の吸引濃度限度の約6倍の1ccあたり5.9ミリベクレルだった。これにより、核燃料の損傷が確実となった。
・3号機に向け、ハイパーレスキュー隊が遠距離大量送水装置「スーパーポンパー」と屈折放水塔車を組み合わせた長時間の連続放水を開始した
・海江田万里経済産業大臣から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との指示が出されて、当初の放水予定の7時間を超える13時間35分に渡って放水を行ったために放水車が壊れる事態となった
・6号機の使用済み核燃料貯蔵プールの冷却機能が回復
<3/20>
・5号機・6号機の使用済み燃料プールの水温がそれぞれ37.1度と41.0度にまで下がり、ほぼ定常温度に戻った
・自衛隊と東京電力が消防車11台で4号機に81トン放水した。4号機への放水は初めて
・5号機は14時30分、6号機は19時27分に冷温停止状態となった
・2号機に通電し、使用済み燃料プールに2時間強で40トンを注水
・防衛省は、放水活動で障害となっているがれきを撤去するため、放射線に対する防護能力が高く、機動性に優れた陸上自衛隊の74式戦車2両と78式戦車回収車1両の派遣を決め、支援車両とともに静岡県御殿場市の陸上自衛隊駒門駐屯地を出発
・再び4号機に80トンを放水
・東京消防庁のハイパーレスキュー隊が3号機の使用済み核燃料プールへ6時間半放水
<3/21>
・福島県楢葉町のJヴィレッジに陸上自衛隊の戦車が到着
・4号機に約90トンを放水
・5号機・6号機の所内電源の一部を非常用電源から外部電源に切り替えた
・5号機の原子炉の本格的な冷却を開始
・3号機の使用済み核燃料の貯蔵プールの上部とみられる場所から黒煙が上がる。放射線量は特に変化無し
・2号機原子炉建屋の山側の屋根の隙間から白煙が上がる
・2号機中央制御室への通電を前に機器や配線を確認したところ、原子炉に給水するポンプが故障していることがわかる
<3/22>
・3号機に向け、東京消防庁と大阪市消防局が180トンの放水
・4号機への外部電源接続が完了し、通電を確認
・4号機のプールに向け、民間企業の協力による大型コンクリートポンプ車を使った放水を開始
・6号機も外部電源接続が完了
・3号機中央制御室の室内照明が点灯。1~6号機、全てで外部電源を受電する準備が完了
・2号機の使用済み核燃料プールが満水になり、水温も51度になったと推定
<3/23>
・計器類の復旧により、1号機では状態の把握が可能になった
・原子炉内の温度が摂氏400度を越えている事が判明。炉内への注水量を増加させることで、摂氏330度にまで低下
・5号機の電源を仮設電源から外部電源に切り替えた際、海水ポンプが停止し、原子炉を冷却できない状態になったため、原因調査
・2号機の原子炉建屋に隣接するタービン建屋地下1階で、これまでで最高の約5分間で50~60ミリシーベルト(約500ミリシーベルト/時)の放射線量を計測したと発表
・東京電力は、敷地正門で11日以降、中性子線が13回検出されていたと発表した。東京電力はこれまで検出回数を2回としていたが、計測器の数値の読み取りを誤ったのが理由とした。
・中性子線は透過力が相対的に強いが、検出された線量は0.01~0.02マイクロシーベルト/時であり、人体に影響はない。これにより、核燃料の一部が損傷している可能性が高まった
<3/24>
・1号機の原子炉内の温度が229度まで低下
・3号機タービン建屋地下でケーブルを敷設する作業を行っていた3人が、40~50分の間に173~180ミリシーベルト被曝
・水たまりに含まれる放射性のヨウ素やセシウム、コバルトなどの合計の放射能は運転中の原子炉内の水の約1万倍にあたる約390万ベクレル/ccで、損傷した燃料棒から放出された核分裂生成物である可能性がある
・1階南放水口付近で採取された海水から、基準値の103.9倍のヨウ素131が4.2ベクレル/cc検出されたと発表
・1号機中央制御室の照明が点灯
・4号機にコンクリートポンプ車で約150トンの注水
<3/25>
・4号機、2号機に使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用いた海水の注入を開始
・1階南放水口から330メートル南側の地点で採取された海水から、炉規則告示濃度限度比1250.8倍、50ベクレル/ccのヨウ素131が検出され、汚染された水が海に流れ出している可能性があると発表
・枝野官房長官は半径20~30キロ圏内の住民に対して、自主避難を要請
・腐食などのトラブルを防ぐため、1号機と3号機の圧力容器内への注水を海水から真水に切り替えた
・北沢防衛相は、真水の不足に備え、米軍からも真水の提供を受けることを発表
・米海軍は、横須賀基地から大量の真水を台船に積み込んで発送した
・1号機タービン建屋地下にたまっている水からも、3号機と同程度の約380万ベクレル/ccの放射性物質が検出
<3/26>
・1階南放水口付近で採取された海水の放射性物質の濃度が、前日の法令基準値の1250倍から1850倍へと上昇した。1階南放水口付近は22日以降上昇傾向にある
・2号機の中央制御室の照明が復帰。これで照明が復帰していない原子炉は4号機のみとなった。
・圧力容器内への淡水の注入が可能となった
<3/27>
・経済産業省が発表した各たまり水の放射線量は以下の通り↓
各号機の溜まり水の測定結果(pdfです)
・3号機にコンクリートポンプ車で放水
<3/28>
・東京電力は、1原発の敷地内5カ所で土壌を採取して分析したところ、今回の事故にともない放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出され、そのうち1カ所のプルトニウム238の濃度は、1kgあたりおよそ0.54ベクレルだったと発表
・この濃度は国内の土壌で検出される範囲を超えているものの、人体への影響は0.12マイクロシーベルトと、直ちに影響を及ぼすものではないと説明
原発11 プルトニウム検出
2011年3月26日土曜日
Tangled
原発10 基準値引き上げ
2011年3月25日金曜日
原発9 単位とうんこ
先日、放射性物質をうんこに喩えたコピペを紹介したが。
http://aqualerius.blogspot.com/2011/03/blog-post_16.html
それになぞらえると、放射能関係の単位が表しているのは、それぞれ
ベクレル(Bq):うんこの臭いを発する能力
グレイ(Gly):その人が嗅いだうんこ臭の量
シーベルト(Sv):上のうんこ臭量に、うんこ臭の種類によって異なる定数をかけたもの。定数は「普通のうんこ臭なら1」、「ニンニク、焼き肉などたらふく食った次の日の朝のうんこ臭なら5」、「相当酷い下痢のうんこ臭なら20」、みたいに、うんこ臭の種類が危険なものになるほど上がっていく。
ということっぽい。「うんこ臭の種類」というのは実際には「α線」「β線」「γ線」「中性子線」など、放射線の種類に対応している。
だから直接人体への影響を議論できる単位は「シーベルト」ということになる。
昨日210 Bq/day x 365 days = 約1 mSv と書いたが、
210 Bqもの放射性ヨウ素を含む水を毎日1年間飲み続けた結果、受ける被曝量は約1 mSv ということだ。ってこれ、東大放射線医療チームが言ってることそのまんまなんだが(笑)やっと理解できた・・・気がする。
首都圏にいる家族や友人が心配だが、実際自分が首都圏にいたとしたら案外どうでもいいかもね。いや、どうでもいいってこたないけど、私は普段から放射性同位体を扱ってるし、エチジウムブロマイドなど危険性の高い発がん性物質も触るし、紫外線浴びまくりだし。「放射能水やべー!ガンは嫌だー!」って言うより先に研究やめろよ、って感じだよね。原爆級の放射性物質が首都圏に降り注いだとしたら、諦めの境地だろうし。
まあでも危険性をきちっと評価してそれでも首都圏に居続けるのと、政府の「安全です」を鵜呑みにして後でガンになって絶望するのとでは全然違うので、これからも原発の話題は書いていきたいと思う。
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追記。
ベクレルからシーベルトに換算できるサイト見つけた。
http://memorva.jp/school/safety/radiation_bq_sv.php
どんな人が書いている記事なのかわからないけど、文章も結構わかりやすいので興味があれば。
2011年3月24日木曜日
原発8 お詫びと訂正
昨日、「放射性ヨウ素入り水道水は煮沸することでヨウ素をある程度飛ばせる」、と書いたのは「東大病院放射線医療チーム」のツイートを参照した。
http://twitter.com/team_nakagawa
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昨日”高揮発性のため、水に含まれたヨウ素は煮沸することで幾分取り除くことができる”、と言いましたが、 固体状のヨウ素分子(I2)の場合でした。水中に存在するヨウ素では、揮発効果はほとんどないため、 煮沸はお勧めできません。お詫びの上、訂正させて頂きます。申し訳ありませんでした。
約6時間前 Echofonから
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ある方にお願いして、煮沸によるヨウ素の濃度変化を検証する実験を、水道水中に含まれるI-131を対象に行いました。その結果、水道水を煮沸すればするほど水蒸気だけが飛んで、I-131が濃縮されました。もし、煮沸しようとされている方がいれば、直ちにやめるようお伝え願います。
約4時間前 Echofonから
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放射線性ヨウ素の半減を待つ(I-131の半減期=8日)くらいしか、手はないと思いますが、そもそも、水道水についても心配はありません。昨日来、報道されている「水道水の放射線能」問題を、このあと考えてみます。
約6時間前 webから
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そして私のブログを信じて水道水を煮沸してしまった人、本当に申し訳ありませんでした。水道水は煮沸しないでください、ということです。もう使っちゃったよね・・・最悪だ・・・。
しかし半減期を待つってどういうことだろう。ペットボトルに水道水を詰めて、冷蔵庫に8日間放置するってことか?つーか半減期って文字通り、「半減」しかしないからね。無くなるわけじゃないから。一ヶ月置いても1/16ってことだから。そんな水飲みたくない・・・放射能よりカビとかの方が怖い。
ところで放射線医療チームは「そもそも、水道水についても心配はありません。」と言っているので、続きをコビペ。
もし210Bq/Lが長期間続くと仮定し、成人でがこの水を毎日1リットル飲むとすると、約1年間飲み続けた場合に1ミリシーベルトに達します。本来は、ヨウ素は「崩壊」によってどんどん減っていくので、実際はもっと少ない被ばく量になります。
1分前 webから
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「公衆被ばく」の限度が100ミリシーベルト(累積)です。つまり、210Bq/L(1リットルあたり210ベクレル)のヨウ素が含まれる水道水は、「公衆被ばく」限度の1/100程度ですから、問題のないレベルであることが分かると思います。
1分未満前 webから
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おお、そうなのかー。シーベルトとかグレイとかベクレルとか、放射能関係は単位がいろいろありすぎてそれらの相関関係がよくわからなかったのだけど。
210ベクレル/日×約365日=約1ミリシーベルトなのね。
ふむふむ。まあそう単純でもないんだろうが、だいたいそんなもんなのね。
で1年間飲み続けたところで公衆被曝限度の1/100に満たないと。それが本当に問題のないレベルなのかは知らんが。
外に出て通常の数倍の放射線を浴び、放射性物質を体表面に付着させ、放射性物質を呼吸によって取り込み、放射線風呂に浸かり、放射線水や牛乳を飲み、放射性物質付き野菜、魚介類その他を食べる。それらトータルで、いつまで問題のないレベルで済むのかわからないけど。
原発7 水道水摂取制限解除
原発6 これまでの事故概況
2011年3月23日水曜日
原発5 水道水の放射能の基準値
都民のみなさん ただちにガブノミしてもただちに被害はありません。
我々の被害は東電 幹部報酬10-20%カットのみです。
事態が収束すれば<ただちに>報酬は原状回復します。
●世界の基準値
WHO基準 10ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)
●現在の日本の暫定基準値
ヨウ素131 300ベクレル(Bq/L)
セシウム137 200ベクレル(Bq/L)
原発4 水道水汚染
原発は各炉冷却ができるようになって安心したが(と言っても依然先が見えない危険な状態)、首都圏の放射能汚染は着実に進んでいるようだ。
http://www.47news.jp/47topics/e/202049.php
いつまで一般ピープルが見られるかわからないけど↓
全国の水道水の放射能濃度 http://atmc.jp/water/
全国の雨の放射能濃度 http://atmc.jp/ame/
「直ちに健康に影響は無い。」→そのうち健康に影響が出るかもしれないんですね、わかります。
「長期間にわたって摂取しなければ問題ない。」→長期間摂取するしかないだろ、住んでるんだから。
「乳児には数回までなら与えても平気。」→それってものすごく危ないってことじゃ。
だいたい「ヨウ素131なら300ベクレル/kgまでOK」という国の「基準」も、ほんの数日前は「10ベクレル/kg」だったんだよ。いきなり30倍だよ。「基準値上げたので、この水は基準値以下になりました。だから安全です。」って、何言ってんの。
「雨が降ったから数値が跳ね上がってるだけ、だから安全。」だと?どんだけ「安全」のハードル下げてるんだよ・・・。数値が跳ね上がってるだけって、そこが問題なんだよ。そのうえこの先下がる見込みはあるのかい?ここ数日増加の一途をたどっているようだが。「長期間摂取しなければ」、そのタイムリミットまでに、去年の今頃と同じ値まで下がるのかい?
今首都圏にいる人は首都圏から出られない理由があるわけで、ちょっとやそっとの被曝じゃ仕事も生活も放り出して逃亡するわけにはいかないと思う。だから、この被曝が実際人体にどれほど深刻な影響を与えるのかわからないけど、首都圏にいる人々はせめて「放射性物質を体内に入れない」よう心がけてほしい。
・口にする水はミネラルウォーター
飲み水だけじゃなくて、野菜を洗う水なども全部ミネラルウォーターでするべき。
とはいえ、首都圏にはもうミネラルウォーターは売ってないだろうし、洗い物にまでミネラルウォーターを使ったら一日で無くなってしまう。そこで次善の策。
・水道水は煮沸して使う。
ヨウ素は高揮発性のため、沸騰させればある程度除けるらしい。セシウムその他は無理。発表されてないだけで、もっとやばいのも入ってるかも。
揮発したヨウ素は呼吸によって体内に入るかもしれないが、揮発したところでかなり拡散するので、水として飲み込むよりはマシ。(参照先から訂正が出ました。水道水は煮沸しないでください。)
お風呂とかも嫌だけど、人間として入らないわけにはいかないからなぁ。でもヤバさ的には
体表面に放射性物質が付着する(入浴など)<体内に放射性物質が入る(呼吸)<<<体内に放射性物質が入る(食事など)
だと思うので、飲み食いだけは最優先で気をつけるしかない。水だけじゃなくて野菜や牛乳もヤバいみたいね。海中の放射性物質の濃度も上がっているそうだから、魚介類もね。食べるものないじゃん。産地を選んで自炊するしか・・・
空気中?の放射線量は普段の2〜5倍程度(新宿)なので、それこそ「直ちに健康に影響はない」と思うけど・・・雨に触れたら危険度倍増だと思うので濡れないように気をつけて。
無知無学なもので、なんか間違ってたらごめんなさい。でも水道水に放射線物質が、との報道がつっこみどころ満載だったので、家族が心配になって書きました。
2011年3月17日木曜日
原発3 衛星写真
2011年3月16日水曜日
原発2 mixiにコメント2
やっぱり格納器壊れてるっぽいです。これで首都圏がどれほど危険になるのかわからないし、結局何事もないかもしれませんが、少なくとも前の記事のリンク(http://bit.ly/h8lLLu)の「最悪の事態」以上の最悪な状況であり、「仮にメルトダウンしても放射線や放射性物質は格納器に納められる」という根拠は無くなりました。
ただ私の「首都圏は危ない」という考えは、テレビ、ネット、専門家のブログやツイッター、あらゆるものを見てもその根拠がまだ覆されていません。私は九州にいますが、もし何も言わなかったことで家族や友人が死んでしまったら死ぬほど後悔する。だから書いてしまいました。「不安を煽らないように努力してみんなで死ぬ」か、「パニックを起こすなと誹られても生きる」かの選択で、私は後者を選びました。でもこれはmixiやツイッターなどでデマを拡散する「善意の愚か者」と同じ心理なのかもしれません。私自身が一応安全域にいるからこそ、無責任に騒げるのかもしれません。これが「たぶん安全」あるいは「ほぼ絶望」だったら私も前者の「不安を煽らない」方を選びますが、なまじ今ならまだ逃げられる状況なだけに、軽率な発言をしました。でも自分の大切な人たちには逃げてほしいです。 それが無理ならせめて対策を。
原発1 mixiにコメント、放射能とうんこ
東京在住の友人がmixiで以下のリンクを紹介し、「間違った情報に惑わされてはいけない、平常心で(節電など)今出来ることをしよう」と言っていた。
が、私はどうもその記事に納得できなかったので以下のコメントを返した。空気読めよと言われるだろうが、書かずにはいられなかったので。こちらにも転載。
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リンクありがとうございました。じっくり読みました。が、未だに不安が拭えません。
最悪炉心溶融が起こったとしても、第三の格納器に封じ込められるので環境への影響は極めて限定的ということですが、その格納器がなぜ絶対に壊れないと言えるのかわかりません。想定外の大きな地震、津波。それ以前からの東電の杜撰なメンテナンス。圧力抑制室での圧力低下。これらのことから、私は第三の格納器への信頼を持てません。そして「最悪の事態になっても関東は大丈夫」の根拠が「第三格納器は絶対に壊れない」のみなのだとしたら、すぐにでも西に逃げたくなります。
あと有馬温泉は通常でも基準値?の4万倍の放射線が出ているとのことですが、
放射線を浴びるのと放射性物質が体内に入るのとでは全く違います。1ミリシーベルトの放射線を浴びるのと、1ミリシーベルト/hの放射性物質を体内に入れることの違いです。くどいようですが、レントゲン撮影で一瞬放射線を浴びるのと、体内の放射性物質から放射線を浴び続けるのとではわけが違います(放射性物質の半減期によりますが・・・)。
昨日東京で検出された放射性物質は、確かに健康に影響しないのでしょう。しかしそれをレントゲンなどと比較して市民を安心させようとする風潮が理解できません。知識のない市民に対するパニック抑制のための方便では、本当はもっと悪いことが起こっているのでは、と不安になります。
原子力安全保安員は原発から50km離れた地帯に避難しました。30km内の市民に「屋内避難」を指示しておいて。まあ逆に言えばとりあえず50km圏外にいれば安全ということなのでしょうが・・・
しかし地震発生時から何度も「絶対大丈夫」が覆されている以上、首都圏がいつまで「絶対大丈夫」なのかわかりません。仮に首都圏が大丈夫じゃなくなったときに交通網が動いている保証もありません。というか首都圏の人間が一度に退避するのは不可能なので、もしそういう事態になっても避難勧告は出ず、「屋内退避」と言うことになると思います。屋内にいれば「絶対安全」だと。閣僚とかはヘリかなにかで脱出するでしょうが。
私もまったく無学無知の市民なので、上に述べた心配は専門家に言わせれば鼻で笑っちゃうようなことなのかもしれません。もし私の心配が的外れであることを知っていたら、ぜひ指摘してください。まあ自分で調べろよって話ですが・・・でも調べれば調べるほど不安になる・・・。
もしこのコメが、せっかくMさんのリンクで安心した人を不安にさせるようなものだったら、ごめんなさい。結局何を信じるかは個々人に任せられているのだと思います。
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あとリンクの中でさらっと「安全弁が開いたことで・・・」と書いてありましたが、安全弁を開けた人々は大量の放射線を浴びてます。人力で開ける以外手段がなかったそうです。どれほど被曝されたのか報道されていないのでわかりませんが、亡くなるかもしれない。「原発は絶対大丈夫」の根拠や段取りの一つ一つが、現場作業員の死によって成り立っています。
東電幹部は屑ですが、現場では社員、下請け社員、自衛隊、米兵その他が、文字通り自分の命に替えても日本人を守ろうと奮闘しています。
これは、そうでもしなきゃ首都圏はヤバいってことですよね。もっと言えば、そうまでしても首都圏はヤバいってことかもしれない。
こういうことを言うのは「無責任に他者の不安を煽」っているのかもしれませんが、別にそういう愉快犯なのではなくて、本当にパニックなんです。きちんとした知識でもって諌めてほしいです。
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以上転載。あと2chに放射線、放射能、放射性物質について、下品だけどすごくわかりやすいたとえがあったので(正しいのか知らんが)コピペ。
■放射能について
放射性物質=うんこ
放射能=うんこの臭いを出す能力
放射線=うんこの臭い
うんこからは常にうんこの臭いが出続ける。
うんこが細かい塵になって飛び散って体に着くと常にうんこ臭で危険。
だから、体を洗ってうんこを洗い流す必要がある。
■放射能汚染
近くにうんこを置いてみる。臭くてやばい。
少し離れてみる。匂いは減ったけど、まだやばい。
すごく離れたら、匂いがほとんどしなくなった。安心。
■放射線を防ぐには
うんこを紙で包んでみる。だけど、臭い。さらに布を包む。まだ臭い。
さらにビニール袋に入れる。一応大丈夫になった。
■風評被害について
手にうんこが付いたけど、がんばって綺麗に石けんで洗った。
うんこは完全に消えた。だけど、だれも握手してくれなくなった。
■歴史になる
小学校でうんこ漏らしたら、一生クラスメイトにはうんこマンと言われ続ける。
今のヒロシマ君・ナガサキ君・チェルノブイリさんがそう。
近々、フクシマ君が仲間入り。