2013年3月26日火曜日

妹の結婚

週末実家に帰った。 
日曜日に妹と婚約者の両家でお食事会があるので、それに参加するため。 

その前日の土曜日、妹と婚約者が式のドレス選びに式場に行くというので、母と私もノコノコついて行った。 
カノジョと姑と小姑に囲まれて完全アウェイの婚約者カワイソスww 
しかし彼はなかなか人好きのする青年で、妹がカーテンの裏で着替えている間も母と私の3人で楽しく会話ができた。 

それにしても、ウェディングドレスってテンション上がるね! 
試着サロン?みたいなところに30着近いウェディングドレスがズラーッと吊り下がっている図は圧巻。白すぎて目が潰れそう。っていうかどれも同じに見える。 
それでも一着一着じっくり見ると、様々なデザインや意匠が凝らされていて、どのドレスにもグッと来るポイントがあって、迷っちゃう。 
この部屋にあるどのウェディングドレスを着ることもできる、なんて素晴らしい。 
いやもちろん、着るにはドレスの格に応じて払うもん払わねばならんのだが。 

で、その中から妹は5着程度チョイス。他の新婦さんとスケジュールがバッティングしないかの確認のあと、いよいよファッションショー開始。 

すげー!まばゆい!白がまばゆい! 
吊られているときももちろん綺麗だが、実際に人が着るとドレスの方も化けるね。 
ウェストから裾にかけての布の流れとか、体のラインを演出する様とか。 

前から後ろから上から下から右から左斜め45度後方から、新郎の倍くらい写真を撮りまくるシスコンの私。 
妹かわいいお!いつもかわいいけど20割増くらい美しいお! 

しかし背中や二の腕などいつも人目に触れない所を出すとなると、やはりブライダルエステなるものは必要な気がするな。妹はあんまり興味ないみたいだけどさ。 
女優ならまだしも一般人はなかなかケアできない部分だし。 
たとえぼったくりであろうとも、すでに挙式を決めている時点でブライダル業界のぼったくりを甘んじて受け入れているわけだから、エステもそれとセットだと考えてみてはどうか。 
いや、ブライダルエステって具体的に何するのか知らないけど。 

一着目:腰回りまではしっかりラインを出し、裾はかなり後方に広がる、マーメイドとAラインの中間のような形。 
シルク素材が照明に映える。胸の辺りの布の切り返しみたいなデザインと、それを縁取るビーズの装飾が魅力的。ウェストから後方に長く広がるドレープの流れがため息もの。 

二着目:シルク素材のAライン。一着目とは打って変わって、一切の装飾がないシンプルなドレス。だからこそ素材とデザインのみで勝負に出た、「違いのわかるドレス」。実際ブランドものなのか、これが一番高いらしい。 
他のドレスはチューブトップというの?脇から上は丸出しなのだが、このドレスは襟と言うか合わせみたいのがついていて、それで肩を隠している。それが清楚で上品な雰囲気を醸し出しているんだが、よくよく見ると胸の谷間に向けて大胆に切り込んでいたりする。そのためデコルテや二の腕が綺麗に見える。 

三着目:雰囲気は一着目に近い、マーメイドとAラインの中間のもの。素材はシルク。デコルテ周りの装飾が美しく、スカート裾にまで施された刺繍にグッと来る。しかし特筆すべきは、背中が編み上げになっていること。ロックでV系な妹は編み上げに目がない。多分このドレスが黒だったら、迷わずこれに決めただろう。 

四着目:Aラインだが、裾の広がりは前の3着に比べて抑えてある。また他のドレスがシルクだったのに対し、このドレスはレースを基調としたふんわりした素材。そのせいかとても清楚で優しい雰囲気。胸元の装飾も全てレースで、一・三着目のようなキラキラ光るものを用いていない。室内の照明よりも、陽光まばゆいガーデンウェディングに映えそう。 

五着目:オーソドックスなマーメイドラインでシルク素材。膝くらいまでかなりタイトで、裾もほとんど広がらないストイックなデザイン。妹は身長があるしスタイルがいいので(←シスコン)かなりカッコよく着こなしている。 



全てのドレスに対して「これはこれでいいよね」という感想を漏らす婚約者+母+姉だったが、ディスカッションの結果満場一致で一着目に決まった。 
もちろん妹が一番気に入ったのが一着目だからなんだけど、他人の目から見てもそれが一番似合っていたように思う。 

ドレスを選んだあと、ドレス用下着がー、フランスからのお取り寄せベールがー、靴がー、ティアラがー、とみるみるうちに加算されていく様が圧巻だった。 
金銭感覚おかしくなるわ。
VPS