2015年3月25日水曜日

[mixiニュース] 子どもにゲームは禁止すべきですか?

私も子どもの頃ゲームを持ってなかった。ゲームを禁じられていたというより、一万円以上の高額のおもちゃは買ってもらえないことになっていたので、ゲームをおねだりしたこともなかった。高額というのもあるが、据え置き型のハードはリビングの景観を乱すので親は嫌がるだろうな、とも思っていた。「大人になって自分のお金を持てるようになったら、好きなだけゲームで遊ぶんだ!」と心に誓い、そしてそれは実現した。

そういう家庭環境だったからか、私も「たかだか子どものおもちゃにウン万円は高額過ぎる」という価値観を持っている。将来自分の子どもにねだられたら、つい眉をひそめてしまうかもしれない。だけど子どもの人間関係におけるゲームの重要性は30年前の比ではない。

私が小学生の頃ですら、友人宅でみんなでゲームに興じてるときの疎外感といったらなかった。たまにコントローラーを触らせてもらえても、マリオカートでひたすら逆走するわ池にハマるわ穴に落ちるわお話にならない。コースを走っているよりジュゲムに釣られてる時間の方が長いくらいだった。当然みんなと熾烈なデッドヒートを繰り広げることはなかった。

ちなみに外でお金を使うことも制限されていたので、みんなで駄菓子屋で買い食いしているときの疎外感といったらないし、自転車も買い与えられなかったので、みんなでちょっと遠くの図書館に行く時、自分以外の全員が自転車なのを一人走って追いかけているときの疎外感もヤバかった。良い友達に恵まれたので、それで苛められたり仲間はずれにされたりってこともなかったけど、「超仲良しグループ」の中で一人「超仲良しってほどでもないけどまあ仲良しの子」でいるのは寂しかった。

私の時代ですらこんなに辛かったのに、いわんや現代をや。
30年前はまだいい。友達の家でゲームをするときは、親機に繋がれたコントローラーで遊ぶだけだし、自分のセーブデータは自宅にあるわけだから、友人宅ではレベル上げとか出来ないし。
でも今は通信機能を使って、自分のメインデータで対戦やら協力プレイやら楽しむわけじゃん?そこで友情を育むわけじゃん?その輪に「親の教育方針」のせいで入れないって相当辛いよな。限りある子ども時代の貴重な機会が奪われているよな。

「ゲームを持っていないくらいで友達になれないなら、初めから友達にならなくてよろしい」
「真の友達ならば、ゲームがなくても友情を育めるもの」
というアホ親も世の中にはいるそうだが、そのアホ親は何一つ話題を共有できない人間と「真の友達」になれるんだろうか。
好きなことを共有していて一緒にいると楽しい「友達」が何人もいる中、何一つ話題を共有できない人間とあえて「真の友達」になるだろうか。

老若男女関わらず、深い人間関係を構築するには経験の共有や共に過ごす時間が必須であって、そのためにゲームは(今ならスマホとかも?)不可欠なツールだと思う。





■7,500人以上教えた専門家が回答!「子どもにゲームは禁止すべきですか?」 
(It Mama - 03月25日 12:41) 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=163&from=diary&id=3337363
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