2013年11月29日金曜日

劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語 2

ネタバレ自重しない。未視聴の方は注意。

次はダラダラ感想を箇条書き。

・観ていてものすごく気持ち良い作品だった。内容はダークだけれども、マミVSほむらの爽快なガンアクションとか、絶望から魔女化のくだりとか、何度も観たくなる。中毒性高し。

・最初の登校シーンで、イチャイチャするさやか&杏子にため息をつくまどかを、なでなでするQBがかわいかった。

・新キャラなぎさ(べべ)について。
わざわざ新キャラを出す理由がいまいちわからん。さやかとなぎさで相互が保険だって話だけど、別にさやかだけでも良かった気が。シャルロッテファンへのサービスかな。
でもさやか以外の魔女を出すことによって、かつての魔女全員が円環と融合してる、という雰囲気は出せたかも?
あとマミさんの依存対象がQBではなくてべべなのは重要だな。
もっとも、べべがマミさんをQBからガードしてたと言うより、QBがまどかの監視で忙しかったのでマミさんの面倒まで見ていられなかった、ってことだと思うが。
ただほむらと面識のないなぎさはどうやってほむら結界に招かれたんだろう。シャルロッテなんてほむらにとっては排除しこそすれ招待したい相手では有り得ないからな。

・今回の話は前回のエピローグの、だいぶ穢れを溜めてまどかのエールを受けつつ最後の戦いに赴くほむらのシーンの続きだと思うんだけど、私はてっきりあのシーンの時は既にマミも杏子も円環されてたのかと思ってた。でもほむらが死ぬのはさやかの次なのね。やっぱマミも杏子も強いなー。

・変身BGMが各自のテーマソングのアレンジなのが良かった。杏子のテーマがオクタヴィア戦の曲で泣けた。

・マミ&まどか&ほむらのお茶会シーン、ほむらが紅茶がぶ飲みしてて笑ったwそりゃマミさんも不審に思うわ。

・マミ VS ほむらのシーンで、「私に勝てると思う?」と挑発するマミに「根比べなら負けないわ」と言うほむらのセリフで笑った。そりゃ根比べでは負けないなw

・二回目以降はOPから泣けた。さやかが「この世界は誰にとって都合がいい世界なの?」とほむらに問いかけるけど、それを踏まえて初めから観ると本当に切ない。初回観賞時は訳知り顔で語るさやかを不敵に感じたけど、二回目以降だと彼女のセリフの優しさがわかって切なかった。
まどかを守るために意固地になって、マミやさやかとは対立することの多いほむらだったけど、本当は「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」とかみんなで言ってみたかったんだよね。
学校と魔法少女業の両立って大変☆でも私頑張る!だってみんながいるから!みたいなステレオタイプな魔法少女がよかったんだよね。
ほむらはまどかを魔法少女にさせないためにずっと頑張ってきたけど、彼女にとって一番幸せだったのは「自信に満ちあふれてキラキラしている魔法少女まどかと、お下げメガネで弱気な自分」の時代なんだよね。哀しい。

・記憶喪失にも関わらず、お下げメガネのほむらが最初に相談するのが杏子、というところに癒された。ほむらは「貴女が一番違和感があるから」と言っていたけれど、まあ確かに一番現実とかけ離れた生活を送っているのは杏子なんだけど、やっぱりほむらは杏子を信頼してるんだな。
ほむらにとって「まどか→庇護対象」「マミ・さやか→話通じないバカ」だから、杏子が唯一同じ目線で話せる相手なんだろうね。

いや〜、杏子たん良いわ〜。合理的だが情に厚い。感情豊かでありながら抜群の精神安定感。俺の嫁。
世界改変前も後もさやかとほとんど友人関係を深められなかった杏子が、ほむらの結界の中だけでもさやかとの楽しい日常が送れたっていうのが切ない。

「これは夢なんだな」と言った杏子に「あんたのために戻ってきた」と答えたさやか。さりげないシーンだけど、どんなに杏子が嬉しかったか、想像するだに泣ける。まあそれもほむらのせいで全部なかったことになっちまったがな。

・ほむらが、この世界が魔女結界であることに気づいてから、自分こそがこの結界の主である魔女なのだと気づく過程が陰惨で泣けた。

・ほむらがSG内部で魔女化し、マミ&杏子に倒されて結界を開くことにより、結界内に引き込んだ人間を解放&QBによる円環システム観測を防ぐことを覚悟するシーンは切なかった。よりによって自分が、まどかを唯一知っていて彼女に会える日を誰よりも待ち望んでいた自分だけが、救済を受けられずまどかとの再会も叶わず滅びるしかないという皮肉。まどかが液状に崩れて、そこに拳を叩き付けながら泣くほむらには毎度泣く。

・魔女化のカウントダウン中、頭蓋が無くなったほむらの頬を撫でる杏子が切なかった。この作品はほむらと杏子の友情がいいね。

QBの目をごまかすからくりで、まど神さま頭いいなあ!と思った。
ほむらが作る結界には人間まどかも引き込まれてしまうわけで、結界と現実を比較すれば「まどか」が鍵であることは一目瞭然だが、さやかとなぎさは現実にも存在したからQBは気づかないんだな。だから円環組の二人に神成分を預けて、自分はただの人間として、ほむらの導きに応じまんまと干渉遮断フィールドをすり抜けたと。後もう一つ、上にも書いたけど、マミの依存対象をQBからべべにしたのも重要。ただ、なぎさがどうやってほむらに招かれたのかはわからない。

・オクタヴィアがホムリリーの手を握っているシーンで泣けた。

・オクタヴィアが杏子の槍で結界を貫くシーンに泣けた。

まどか神がほむらと二人で干渉遮断フィールドを打ち破る時、ほむらに「怖くない?」って訊ねるけど、これは単に「フィールドを壊したら私が貴女を迎えに行く、つまり貴女は死ぬけど怖くない?」って意味に過ぎない。
対して「ううん、大丈夫」と答えたほむらは、「貴女が来たら、私は貴女を取り戻す。その結果自分や世界がどうなろうと構わない。貴女を守るためなら怖くない。」って気持ちだった。これだけ思い合ってる二人の、思い合っているが故のズレが切ない。

あーでもどうかな。前作でまど神は、過去現在未来のあらゆる可能性を認識していると言っていたから、この時間軸のほむらが何をしでかすのか、まど神さまにはお見通しかもね。

・人間まどかに対するほむらのセリフ、「久しぶりの故郷はどう?」に込められた万感の思いに泣けた。

・髪が重要なメタファーだと思った。まどかもほむらも髪が力の象徴で、それを結うことは力を封じることなのかと。花畑でまどかはほむらの髪を結おうとしたが失敗し、エンディングでほむらはまどかの髪を結うことに成功した。「目覚めないで、傷つかないで、どこにも行かないで」っていう二人の想いが表れてた。

・最初のナイトメア退治のときの歌、「まだだめよ♪」が映画全編に渡ってBGMとして様々なアレンジがなされていて、作品の世界観の表現に一役買っていた。
この曲とほむら救済時の挿入歌以外はほとんどテレビ版のBGMかそのアレンジを使っていたと思う。「まだだめよ♪」のBGMが叛逆の物語独自の不安定感を表していて、物語を牽引しているような。
杏子とのバス停のシーンの不気味な感じとか、魔女化シーンのズンドコズンドコした感じとか、最後の月夜に踊るほむらのシーンの静かに狂気じみた感じとか。「まだだめよ♪」の中毒性で映画を3回も観てしまった、と言っても過言ではない。

劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語 1

3回観た。ネタバレバレで感想書く。未視聴の方は注意。

まずは作品の総括。

TVシリーズの焼き直しであるところの「[前編] 始まりの物語」「[後編] 永遠の物語」の続編で、完全オリジナルの「[新編]叛逆の物語」。
前作までの感想はTV編も合わせて超長文の感想を書いた。

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編1

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編2

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編3-1:曲など

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編3-2:マミ・さやか

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編3-3:杏子

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編3-4:ほむら

劇場版魔法少女まどか☆マギカ総集編 前後編3-5:まどか

で、上記文章の締めに、

>ところで、どんな願いでも叶うなら、「全ての魔女を生まれる前に消し去りつつ、私という個体を保ってこのまま人生をエンジョイしたい。」にすればよかったんじゃ?

と書いたんだが、叛逆の物語のオチはまさにそういうことだったね。
ほむらが円環の理からまどかの個体を引き剥がした。
限界まで濁ったSGを抹消するシステムはそのままに、「まどか」が存在する世界として宇宙が書き換えられた。
結果、まどかは家族や友人のもとに帰ってこられてハッピー、ほむらもまどかを救えてハッピー、円環システムは残っているから魔法少女は魔女にならずにハッピー、これまで通り世界の歪みや負の感情は魔獣が引き受け、それらを処分したい人類とエネルギーを回収したいQBの利害一致でハッピーハッピー。

前作の、「魔法少女が魔女にならない世界になってめでたしめでたし、ただしまどかの自己犠牲を除いて。」というオチが、今作ではその自己犠牲すら無いことになったのだから、大団円ではないか。

なのになんであんなにバッドでダークな感じなんだw

前作の感想にも書いたけれど、まどかが神になることで、ほむらがどれだけまどかのために頑張ってきたかがまどかに伝わったんだよね。そこでやっとほむらが報われ、同時にまどかが消えてしまったわけだ。

今回ほむらがまどかを引き戻したことで、前回やっと伝わったほむらの思いも全部無かったことになってしまった。人間を辞めてSGになった彼女だけれども、そのSGさえGSですらない何かに変質してしまい、円環の理による救済も受けられず、前回のまどかとは別の意味でこの世のものではない存在になってしまった。「悪魔とでも呼ぶしかないわね♡」ってテンション↑↑だったけど、結局まどかという人間が被った犠牲を丸ごと肩代わりしただけなんだな。

そう思えばほむらは可哀想だし、あの据わりの悪いハッピーエンドにも一応納得が行く。でもな、「たとえまどかに忘れられようと、自分の存在がどんなものになろうと、まどかを救う」という確固たる意志で行動し、首尾よく望む結果が得られたのだから良いではないか。もっと割り切ろうぜ。相変わらずほむらは繊細だなぁ。

さやかもなんであんなに怒るんだろうね。まどかを現世に引き戻した立役者であるほむらに感謝しこそすれ、罵倒するのはいかがなものか。まあさやかは単純だから、苦悶の表情を浮かべて引き裂かれるまどかを見てほむらを悪者認定したのかもしれないし、さやかはさやかでありながら円環システムの一部でもあったわけだから、そのシステムを破損させた存在は彼女にとっては悪なんだろうな。

世界改変は、破格のポテンシャルを秘めたまどかがQBの力を使って初めて成し得たのであって、魔法少女としては凡庸なほむらがQBとは無関係に世界を変えたってのはどうも腑に落ちない、と一度目の鑑賞では思ったのだけど。
でもほむらは別に大したことはしてないんだよね。円環の理に触れただけ。世界改変とほむら悪魔化は、まどか実体化の帳尻合わせに過ぎない。
で、円環の理に触れられるのはほむらだけなんだよね。秀でた魔法少女ではないが、まどかを知っている魔法少女は彼女だけ。円環システムを根底から覆すことはできないけれど、ほむらのまどかへの愛をもってすれば、まどか本体を円環システムから抉り取るくらいは可能だったと。
ただ、まどかはちょっと気を抜くとまた神化してしまいそうになるし、それを止めるにはほむらが一人で頑張る以外ないわけだから、非常に脆弱で不安定な世界なんだな。

あとほむらはQBを奴隷化する、みたいなことを言ってたけども、結局あれは魔獣という負の存在を処分したい人間と、エネルギー回収をしたいQBとの相利共生関係を継続するってことだよね。QBとしては「人間の感情は確かに魅力的なエネルギー源だが、制御不能すぎて無理。」と逃げ出したかったけれども、ほむらと違って彼らは改変前の世界を認識できないから、やっぱり人間からの搾取を継続していく。でも別に奴隷ってほどでもないけどな。原発事故を起こした過去を忘れたから、性懲りも無く原子力発電を続けているだけで。
だからQBは今後も円環システムを解明しようとするだろうし、それを監視するほむらの存在にも気づくだろうし(エピローグを見るに、もう知ってるのか?)、まどか本体のない円環システムがちゃんと機能するのか、QBたちに乗っ取られずにいられるのかもわからない。

まあほむらとしてもまどかが天寿を全うできればあとは人類や宇宙がどうなろうと知ったこっちゃないだろうからな。そこまでQBが大人しくしてくれればいいが。

というわけで暫定的ハッピーエンドだけども、どうにもまやかし臭い、バッドエンドの予兆を孕む後味悪ーい仕上がり。

続編作り放題だな!

2013年11月25日月曜日

カップヌードルミュージアム

行ってきた。
妹に倣って私も作品を公開。

















相方の作品も無許可で掲載。

















チキンラーメンのヒヨコが上手すぎる。

2013年10月31日木曜日

脱皮


バストサイズが更新されたので、今まで買い溜めたブラをまとめて捨てた。
一応乳が縮んだときの保険に最近買ったのを2着ほど残したが、他は全部捨てた。
下着棚の70% ほどが空いた。ブラは場所取るからね。超スッキリ♡
かわりにペアのぱんつがいっぱい余ってしまったがまあしょうがない。勝負用から日常用に格下げしよう。

こないだ買った一着だけでは洗濯に回せないので、もう一着買った。別の店で測ってもらったけど、やっぱり*65だった。セカンドオピニオンも得たので確実!

あと測られ方のコツも覚えた。
ウェストを一時的に細くするときは大きく息を吸い込み、お腹を引っ込め、目を大きくかっぴろげて鼻の下を伸ばすが(笑)、アンダーバストを一時的に細くするにはそれやっちゃダメだね。逆に息を吐ききらないといけない。まあ当たり前なんだけど、肺を膨らませたら胸囲も広がるからね。

貧乳の人は貧乳コンプレックスを抱え、巨乳の人は巨乳コンプレックスを抱えるが、小さいと思っていたのが実は巨乳だったと言われれば幸福感しかない。ひゃっほう!
いや別に今までも貧乳だとは思ってなかったけどさ。普乳だと思ってたら小さいと言われ、それをきっかけに正しいバストサイズを知ることになったのだから、相方には感謝だ。

アンダーキツくて辛いんじゃないかとか、カップが大きくて空間が余るんじゃないかとか心配したけどそんなことはなかった。腕に触れてた脇肉がきちっとカップに収納されてスッキリ☆

だから「いつものサイズ」のブラを買うんじゃなくて、その都度試着して店員さんにチェックしてもらうのをオススメするよ!

カボチャのニョッキ


ググったレシピ通りの分量では生地がまとまらなかったのでメモ(レシピの「小麦粉」は強力粉のことだったのかな?)。
でも絞り出し袋で絞り出すならもっと生地が緩くても平気なのかも?
カボチャ:小麦粉の比は再考の余地あり。

[ニョッキ]
カボチャ 270 g (スライスするのがめんどくさかったので、あらかじめスライスされたパック一個分を使用。)
小麦粉 150 g (生地の様子を見て徐々に加えたので定かではない)
塩胡椒 少々
一個
絞り出し袋(ビニール袋に穴を開けたもので代替すると、徐々に穴が広がる悲劇)

他に粉チーズやシナモンなど加えるといいらしい。

[ソース]
とろけるスライスチーズ 5 100 g 弱。もっと少なくて良いかも)
牛乳または豆乳 100 ml
白ワイン 50 ml

[手順]
1. カボチャスライスに塩胡椒を振ってアルミホイルに乗せ、さらに上からアルミホイルを被せ、180 ℃に予熱したオーブンで 30 分焼く。
2. カボチャの皮を除き、身をボールに移して潰す。
3. 小麦粉、塩胡椒、卵を加えて練り、生地をまとめる。
4. 大きめの鍋に湯を沸かす。
5. 別の鍋でソースを作る。牛乳50 ml 、白ワイン 50 ml を弱火で沸かす。
6. 牛乳がフツフツしてきたらスライスチーズ半量加え、よく混ぜる。
7. チーズが溶けたら残りのチーズを加える。それも溶けたら牛乳 50 ml 加え、全体を均一にする。いったん火を止める。
8. そうこうしているうちに大鍋の湯が沸く。生地を絞り袋に詰めて絞り出し、適当な長さに切って湯に落とす。
9. ニョッキが湯に浮いて茹で上がったらざる等に上げて水気を切る。
10. ソースの鍋を温め直してニョッキを加える。よく絡めたら完成。

2013年8月21日水曜日

中華粥

腹具合が良くなくて作った中華粥が意外に美味かったので調理メモ。

[材料]

水 1.2 l
酒 100 ml
味覇 小さじ2
ごま油 小さじ2
塩 小さじ1
長ネギ 1本
手羽先 6 本
米 1 カップ
生姜チューブ 適量
ニンニクチューブ 適量
薬味など

[手順]
1. 長ネギを青と白に分け、青は10 cm、白は薄い輪切り
2. 水を沸騰させる
3. 塩・酒・手羽先・長ネギ(青)・生姜・ニンニクを加える
4. 再度沸騰したら灰汁を取る
5. 米・長ネギ(白)・味覇・ごま油を加え、蓋をする
6. 加圧3分、自然冷却
7. 長ネギ(青)を除く
8. 皿に盛り、薬味を散らす。

2013年8月5日月曜日

お一人様DE花火大会

明日から3日間は仙台七夕祭り。今日はその前夜祭ということで、花火大会。 
私は花火が大好きで、ドッカンドッカンという音を聞くと居ても立ってもいられない。 
そういうわけでチャリ転がして行ってきた。去年は行けなかったので、今年が初参加。 

一人花火大会のいいところは 

・人ごみ・熱気・湿気・他人に触れた時の汗と、不快指数MAXの会場においても、ツレの機嫌にハラハラしないで済む。 
・人ごみをかき分けて進行するのが楽。 
・屋台で食べたいものが食べられるし、長蛇の列でも気兼ねせずに並べる。 

というわけでオススメ。 
しかし仙台の花火大会は近づけば近づくほど公園の木が邪魔して見にくくなるね。 
河川敷まで出てしまえばよく見えるんだろうけど、混雑で一歩も進めそうになかったのであきらめた。 
たぶん、大学病院の高層階の方がよく見えると思う。来年は病院内でよく見えるところを探そうかな。 

今日は午後が雨で、花火中は降らなかったものの、地面がぐじょぐじょで最悪だった。 
浴衣姿のお嬢さんは草履がぬかるみに取られて大変そうだった。あれじゃあせっかくの素敵な浴衣も泥の飛沫が飛んでるだろうな。かわいそうに。 

お好み焼きと焼き鳥とチュロスを夕飯代わりに食い、小一時間鑑賞してさっさとラボに戻って今に至る。 
あれ以上会場にいたら、リア充の瘴気にあてられて死んでしまう。 

2013年6月3日月曜日

6/3とくダネ 、お母さんの役割

児童が一人で留守番している家に電気の点検?か何かを装って部屋に押し入り、児童に狼藉をはたらく男についての報道。 
朝支度をしながらの視聴だったので正確ではないかもしれないが、だいたいそんな内容だった気がする。 
で最後に小倉さんが、「お子さんには、知らない人が来たら『今は親がいないから家に上げられません』と言うよう、お母さんが指導してあげて下さい」と締めた。 

またお母さんか。 
何でお母さんなんだ。 
何で敢えてお母さんだけに啓発するんだ。 
「ご両親」とか「親御さん」とか「保護者の方」とかいろいろ言葉はあるだろうに。 

これに限らず、とくダネは本当にこの手のことが多い。最近では通学・帰宅時における子どもを標的とした犯罪増加に際しての注意喚起とか、風疹や子宮頸癌の予防接種の啓発とか、何かにつけ「お母さんが気をつけてあげて下さい」と言う。 

いや、単にそう思っているだけなんだろう。本当に「子どもを守るのは母親の仕事」と思っているんだろう。 
そういう無意識に刷り込まれた価値観を変えていかないと少子化は止まらない。 

産むのは女性、という圧倒的な性の不均衡が存在する。これはどうしようもない。 
しかし妊娠出産が女性のキャリア、収入、人生に対する大きなデメリットとなってしまうのは社会の責任だと思う。男女とも子どもを作る気にならないのも当たり前。妊娠出産がデメリットとならないような社会を作らない限り、少子化は止められない。 

あまつさえ産んだ後「子どものお迎えのために定時で上がるのはお母さん」「子どもが熱を出したら仕事を休むのはお母さん」と社会に要求され、それ故社会に「だから女には重要な仕事は任せられない」と足を引っ張られるのだから、産みたくても産めないのは当然だ。とくダネの「犯罪に対する注意喚起を子どもに行うのはお母さん」「予防接種等の知識をつけ、子どもに受けさせるのはお母さん」というのも、この価値観に根ざしたもの。 
産むのは女だが育てるのは両親だっつの。 

法律等を整えることで少子化を止めるのがお上の仕事なら、人の価値観を変えることで少子化を止めるのがメディアの役目だと思う。 
小倉さんやその他の報道を仕事としている人の中に、「子育ては女の仕事」という偏見が存在するのは仕方がない。年代もあるだろうし、自分を形作る価値観をそう簡単には変えられないだろう。飲み屋で「結局少子化は女のせいだよな!」なんてクダをまくのは、彼とて単なるおっさんなのだから許してやろう。 

だからこそ、仕事のときくらいちゃんと意識して、子どもの健やかな成長に対する責任は父母同等である、ということを視聴者にお伝えすべき。 
自分と同じ下衆な爺に対して「だよな、子どもが犯罪に遭うのは母親の注意不足でもあるよな!」なんて自信を持たせないように。 
若い父親が自分でも意識しないうちに「予防接種については妻がしっかりやっといてくれるだろうから俺は調べなくていい」「防犯ブザーが必要なら妻が持たせるだろうから俺は考えなくていい」と思わせないように。 

とりあえず「お母さんが」を「保護者の方が」と言い換えることから始めてみようよ。そんくらいできるでしょ。

2013年5月16日木曜日

5/16 とくダネ、慰安婦発言問題

終わりの方しか見ていないけど思ったことを。 
私は橋下氏の発言をくまなく押さえてるわけではないので、彼の話の本質(?)について賛同も批判もできない。言葉尻を捉えての感想に終始する。 

橋下氏が帰った後、女性コメンテーターが「男の欲望に対してなんで女が落とし前をつけにゃならんのだ」みたいなことを言っていて、私もまさにその通りだと思った。その前に男性コメンテーターが橋下氏に「あなたは女性を性の捌け口だと思っているのではないですか」みたいな質問をして、橋下氏は当然それを否定したわけだが、多分その男性コメンテーターの挑発的質問の大意も女性コメンテーターと同じ「男の欲望に対してなんで女が落とし前をつけにゃならんのだ」なのだと思う。 

橋下氏は「買春をしろなんて言っていない。ただ現実に強姦事件が多発していることから、米兵の性欲コントロールは必要ではないですか、その解決策のひとつに法で認められる範囲の性風俗利用があるんじゃないですか、と言っているだけ。彼女を作るとか、他の方法でも何でもいい、とにかく米兵の性犯罪をなくすための対策が必要。」と言っている。 

強姦被害者でも売春婦でもガールフレンドでもいいけどさ。なんで女性の使用が米兵の性欲コントロールの前提なんだ。もちろん動物には性欲があって当たり前。ムラムラするのは悪ではない。でもそれを誰にも迷惑かけずに処理してこそ理性ある人間でしょ?昨日のつぶやきにも書いたけどさ。 
アメリカ人はどうだか知らないけど、多くの日本人男性はそうやって自分の性欲を自分一人で処理してるよねえ。性風俗利用の有無にかかわらず、ガールフレンドの有無にかかわらず。 

それに性風俗の積極的利用が性犯罪抑止に繋がるのかというと、それもよくわからない。なんか客観的データがあるのかな。 

橋下氏が「性風俗というと短絡的に買春と結びつけてしまう人がいるようだが、そうではない。法に認められる範囲内の性風俗だって沢山ある。」と述べたのに対し小倉さんが「でも米兵の性犯罪抑止のために性風俗を利用すべきと言ったら誰だって買春だと思うじゃないですか。」と反論した。わたしもそう思ってたので橋下氏の発言に期待したが、適当にはぐらかして話題を変えたのでがっかりした。橋下氏自身も性風俗は買春を想定していたが、己の立場や世論の反応を省みて「法で認められる範囲の」を取ってつけたんだろうね。 

私は性風俗のホストにもゲストにもなったことがないのでよく知らないが、法で認められる範囲の性風俗って何? 
私の拙い知識による性風俗分類は 
キャバ→お酌してくれる、セクキャバ→お酌とお触り、ヘルス→ムスコをなんとかしてくれる、ソープ→交尾してくれる 
で、法で認められる範囲はキャバまでだと思うんだが、もっと性風俗には細かい分類があり、法も意外と大らかでムスコとの接触まではOKとかだったりするんだろうか。 

まあそれはどうでもいいとして、性犯罪を起こす米兵の性欲が、性風俗(それも「法で認められる範囲の」)程度でコントロールできるとは思えない。米兵の性犯罪抑止のひとつに性風俗利用をあげるなら、その効果を客観的なデータで示してほしい。 

お下の躾がなってない米兵の性欲を面倒みてあげなくても、性犯罪抑止の方法は他にあるじゃん。米兵を日本から排除するとか。それは無理でも、米兵が基地から一歩も出られないように物理的に制限するとかね。高さ50m以上のコンクリ壁とか高圧電流柵みたいなもので。米兵にも人権はあるが、現実に彼らによる性犯罪は起こっているわけだし、しょうがないよねぇ。 

コーナーの終わりで菊川怜が橋下氏に食って掛かったのがおもしろかった。菊川怜アホの子かわいい。「性風俗利用より前に戦争をなくすべきだと思います」とかww何分のコーナーだったか知らんけど、その間ずっとそこに座って話を聞いていたはずなのに何も伝わってねえww東大卒の才女なのに日本語通じてねえwwそれともアホな視聴者を代表してアホのフリをしてくれたのだろうか。でもそういうことされると「だから女はバカなんだ」って言われるからやめて欲しいな。かわいいけど。 

というわけで、米兵の性犯罪抑止の建設的手段のひとつとして性風俗利用を、という橋下氏の発言には賛同できない。 
だが私も米国にはそれを言ってやりたい。イヤミとして。 

え?性風俗利用なんて言語道断だって?性奴隷?女性蔑視?何の罪もない少女を陵辱するアメ公がどの口でwwwwご高説もっともですが、まず自分ちの飼い犬の躾をして下さいよwwwwいつもうちのスイカ盗まれちゃって困るから八百屋でのお買い求めを提案しただけなのにwwww親切で言ってるのにwwww世界の正義のアメリカさんよwwww基地内で掘り合っとけ。 



他に気になる橋下氏の発言が 
「法律上認められている風俗業で働く女性の選択の意思は尊重されなければならない。今法律上認められている風俗業を否定することこそ、当該女性に対する差別だ。」 

というもの。同時に彼は 

「法律上認められた風俗業の活用のどこが悪い。その業が、そもそも女性の人権を侵害していると言うなら、風俗業は全面禁止だろう。女性の人権侵害と言うなら、風俗業の全面禁止を主張すべきだ。」 

とも述べている。うーん、違和感はあるんだが、いかんせん私の頭が悪いので反論できない。
あれかな、「法律上認められた」という文言がいちいち邪魔なのかな。 
上述の 
橋下氏「法律上認められた風俗店は買春じゃないしwwww」 
小倉さん「いや、性犯罪の代替なら買春しかないでしょ」 
ってツッコミのように、確かに「法律上認められた」と付けると法律上認められてるんならしょーがないかーになるけど、その程度の性サービスにしか橋下氏が言及していないなら、彼の発言には何の建設的示唆もないと思うんだよな。 
「少女を犯すな、売り物の女を買えや」っていうのが彼の本心で、「オネーチャンと楽しくお食事をして、性欲をコントロールしましょう」って言ってるわけじゃないんだよな、明らかに。 

というわけで「法律上認められた性風俗」がめんどくさいし本質を意図的にズラしていると思うので「売春」と置き換えて読むことにする。 

「売春する女性の選択の意思は尊重されなければならない。売春を否定することこそ、当該女性に対する差別だ。」 

うん、だいぶスッキリした。いや、売春はあかんでしょ。頭が悪いので上手く説明できないけど、殺す勿れ、姦淫する勿れ、盗む勿れだよ。 
盗人が自らの泥棒稼業に誇りと責任を持っていたとして、彼の職業選択の自由は守られるべきか?個人の意志の尊重と特定の職業の是非には何の関係もない。 

「買春のどこが悪い。その業が、そもそも女性の人権を侵害していると言うなら、売春は全面禁止だろう。女性の人権侵害と言うなら、売春の全面禁止を主張すべきだ。」 

というわけで、女性の人権尊重やその他諸々の理由から、売買春は随分昔から全面禁止って建前なんですわな。 
キャバクラですら性の売買と解釈して嫌悪する人もいると思うし、そういう個人の感覚は他人には否定できない。法律上認められた性風俗の全面禁止を主張する人も少なくないし、私自身は共感しないものの「正しい」考えのひとつだと思う。 

「じゃあ何?キャバクラはダメでメイド喫茶はいいの?料亭の女将は?高級レストランのボーイは?単にあなた個人の気分の問題でしょ?論理的根拠を挙げて線引きできるの?ちなみに法律上は認められてるんですがwwww」 
なんて煽られそうだけどさ。宗教じゃあるまいし、法律は適切な手順を踏めばいくらだって変更可能な基準に過ぎないんで、それを錦の御旗よろしく掲げてもね。弁護士ならそれが仕事なんだろうが、政治家が、そこそこ多くの国民がなるべく理不尽を感じないよう法整備するのが仕事のひとつである政治家が、自分の価値基準の免責に法律を引用するのはどうかと思う。

2013年5月7日火曜日

人生設計考えて…妊娠いつする? 10代から「女性手帳」導入へ

ニュース本文はこれ。 
http://news.livedoor.com/article/detail/7648769/ 

まず、「女性手帳」なるものを10代女性に配布する、このこと自体は悪くないと思う。コスト相応の成果が得られるかはわからないが、女性が若いうちから婦人科に関心を持ち、子宮頸がん予防ワクチンや、子宮がん検診や乳がん検診の大切さを知っておくのは良いと思う。性病や望まない妊娠への危機意識を高めるのも重要なことだ。その中に卵子の老化と妊娠適齢期に関する知識、ライフプランに結婚妊娠を組み込んで考えることの大切さを説く内容が入っているのも賛同できる。 

が、気に食わない。「医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙い」ってとこが気に食わない。 

1. 
こんなもんが少子化の歯止めになると思っているってことは、晩婚晩産化は「卵子の老化に関する知識がなく、後先考えずに仕事を頑張ってきたものの、気づけば30代半ばで後悔している愚かな女ども」が原因って設定なんだろうね。もちろん一部には「卵子が老化するって知っていればもっと早くに妊娠したのに……」という女性もいるだろうから、全く意味がないとは思わない。でもね、人生設計を真剣に考えれば考えるほど「子どもを産むタイミングは存在しない」ってことに気づかされるわけよ。 
学生時代は産めないでしょ?就職してすぐ産休取るなんて白い目どころの騒ぎじゃないでしょ?かといって経験積んだらある程度重要なポジションについてしまうでしょ?そこでの頑張りが生涯収入を左右するなら、子ども産んでる場合じゃないでしょ?そんで気づいたら30半ば。 
妊婦や産婦に現金を渡すのもいいだろう。産休育休の制度を徹底するのもいいだろう。でも結局産んだことが生涯収入を大幅に引き下げるから「産めない」ってことになるわけよ。キャリアアップしたい女性だけの問題じゃなくて、ガチで「産んだら生活できない」ってカップルもいっぱいいる。一時的に現金をもらっても、子どもが成人するまでの養育費、親の介護、自分の老後を考えたら焼け石に水。男女関係なく、安定した収入を引退するまで得られる見込みがないんじゃ、とてもとても子どもなんて産めない。 

で、どうしたらいいかと言うと、結局一人一人の意識を変えなきゃいけないと思うんだよね。産休育休があっても、「子持ち女性社員は使えない」って本音がある限り、仕事を頑張りたい女性は子を持つリスクを回避する。学生結婚やら新入社員が一年目で産休やら、そういうものを「めでたいめでたい」って言いながら受け入れられるような、そういう意識が社会の偉い人たち……おっさんおばさんに根付けば少子化に歯止めがかかるんじゃないだろうか。 

つまり「女性手帳」は10代の少女だけではなく、おっさんおばさんにも配るべきなんだな。 
ってかこんな微妙なものに金をかけるより、産婦人科や保育施設などを整えた方が少子化ストップには効果的だと思うんだけど。 
まあ制度を整えるのは大変だけど、冊子を配るのは楽だからな。 

2. 
百歩譲って社会的原因には目をつぶろう。しかし老化するのは卵子だけじゃない。精子も老化する。以前も日記に書いたけどさ。それに加齢によって衰えるのは卵子精子だけじゃない。子宮の妊娠維持機能や造精機能、その他諸々妊娠出産に関わる様々な部分が加齢と共に衰える。だから体ができた成人なら、妊娠出産は若いに越したことは無いわけよ。男女共に。当たり前だけど。 

なんかしたり顔で「卵子は産まれた頃から数が決まっているから老化する一方。ところが精子は毎日新しく作られるから老化しない。」とか言ってるバカがいるけどさ。毎日作られるからなんだ?毎日作られる皮膚は乾燥して皺ができたりしていないかい?毎日作られる髪は徐々に薄く細くなっていないかい?なんで毎日作られる精子が、精巣だけが、「若い頃と変わらない」と信仰できるんだ。老化のメカニズムが違うだけで、卵子も精子も等しく老化するんだよ。 

女性の年齢が上がるほど、生殖医療の成功率は下がる。これは確かだ。 
男性の年齢が上がるほど、生殖医療の成功率が下がる。これも確かだ。 
なんで後者の知見はメディアでほとんど周知されないのか不思議。 

男性の方が高齢でも生殖可能ではあるかもしれない。60や70の爺さんが孕ませた話もたまに聞く。でもそれは「高齢でも妊娠は不可能ではない」という程度。ヨボヨボの爺さんが出した薄くて運動性も低くて奇形精子が多い劣化精液の中から、たまたま、本当にたまたま「受精可能な精子」が卵子に辿り着いただけ。不可能ではないからって打率まで維持してると思うなよ。それに、信憑性のあるデータはあまりないけど、男性の年齢と産児の先天性疾患発症率に相関がないとは言えない。女性の年齢とダウン症リスクの相関はよく言われるけど、男性に関しても同じことが言えるかもしれない。 
いずれにせよ、「妊娠出産適齢期」は男にもある。 
ってか、それは本当に爺の子どもなのか?(笑) 

だから女性手帳で高齢出産の注意喚起をするなら、男性手帳も配って男性における妊娠出産適齢期と高齢出産のリスクを周知すべきだと思うんだ。「女と違って男は爺になっても孕ませられる。だから少子化の原因は女。」なんて馬鹿な男が減れば、少子化にも歯止めがかかるんじゃないだろうか。 

3. 
百歩譲って男性の老化には目をつぶろう。少子化の原因が女性の社会進出に伴う晩婚晩産化のみであるとしよう。 
でもその注意喚起を女性だけにしても意味ないよね?結婚は一人じゃできない。妊娠も一人じゃできない。ツイッターにも書いたけど、仮に女性手帳によって女性が結婚妊娠のタイムリミットについて真剣に考えるようになったところで、 
「最近彼女が結婚結婚ってうるさいんだよね。もうちょっと独身でいたいし、仕事もこれからってときなのに。まあ女ってのは結婚願望高いもんだからしょうがないんだけどさ。こうもうるさく言われるんじゃ結婚生活も思いやられるよ。別れようかな。いや、俺もいつかは結婚して子どもも欲しいけどね。」 
ってなるのがオチだ。 
男性が結婚妊娠を現実的に考えないと状況は変わらないわけよ。 

いつかは子ども欲しいけど今じゃない。 
妊娠出産は女の仕事、俺は関係ない。 

そうやってモラトリアムを延ばし延ばしにしている男がどの口で「少子化の原因は女の社会進出」なんて言う? 
やっぱり女性手帳配るなら男性手帳も配るべきだよ。うだうだしているうちに自分も彼女も35歳を超え、やっと結婚して数年頑張ってみたものの子どもに恵まれず、不妊治療を始めたがアラフォーのカップルでは成功率も低く、結局「いつか子どもを」の夢は叶わない。そういう可哀想な男性を作らないためにも、10代の少年に男性手帳(笑)を配るべき。 
女性だけでなく男性にも、ライフプランに結婚妊娠を組み込んで考えることの大切さを説くべき。

2013年5月3日金曜日

呪い系


コトリバコの日記書いてて思ったけど、呪い系の物語っていいよね。
「呪い」といっても誰かの誰かに対する害意にはあんまり興味がない。
なんというか、悪意がないというか、ベクトルのない負のパワーみたいな呪いが好き。
で、呪い自体は負のパワーってだけなんだけど、それが生まれるに至る過程に切ない物語があるといい。
それが社会や世界の理に組み込まれてるとなおよし。
そして主人公らが何故呪いが生まれたのかを解き明かしていくという物語の運びが好き。

そういう観点で私が知ってる「呪い系」の物語をまとめてみる。
作品のネタバレをしていくので、そういうの嫌いな方はご注意。



・風の谷のナウシカ(漫画版)
[呪いの内容]
旧人類復活のために生かされ滅びる設定。腐海やナウシカらの生の否定。
[呪いの生まれたいきさつ]
戦争とか色々で世界の汚染がやばくなり、人類滅亡は必至になった。旧人類は世界浄化システムを構築することで未来に希望を託し、自身は滅びた。
[呪いのもたらしたもの]
世界浄化システム(腐海)と人造人間(ナウシカら)
[話のオチ]
人造人間が旧人類の卵を破壊し、自らの生を肯定した。

・魔法少女まどか☆マギカ
[呪いの内容]
魔法少女が魔女を食い、そのうち自身も魔女になるという生態系。
[呪いの生まれた理由]
QBらのエネルギー事情
[呪いがもたらしたもの]
少女の希望と絶望、人類の歴史
[話のオチ]
まどかが願いを叶える代償を「魔女化」から「死」に変更した。結果、魔法少女の精神衛生状態がかなり改善された。

FF8
[呪いの内容]
「神の力」が女性に憑依する。「神の力」に憑依された女性は魔女になる。魔女が死ぬと「神の力」は別の女性に乗り換える。
[呪いの生まれたいきさつ]
神に大量の子どもを殺された人類がぶち切れ、神を殺そうとした。追いつめられた神が肉体だけ人類に投げ与え、精神体は女性に寄生することで生き存えることにした。
[呪いがもたらしたもの]
魔女への偏見・迫害と、魔女による破壊の歴史
[話のオチ]
瀕死の魔女(ラスボス)が最期の力で過去へタイムスリップし、そこで主人公の養母に「神の力」を渡して死んだ。結果、「神の力」が時間ループに固定され、人類が神の呪いから解放された。

FF10
[呪いの内容]
究極召喚獣がシンを倒す→究極召喚獣が次のシンになる
[呪いの生まれたいきさつ]
ベベルの侵攻でザナルカンド滅亡が必至になった。首長エボンは市民と共に「夢のザナルカンド」を召喚し、幻だけでもザナルカンドを永続させることにした。エボンはシンを纏い、ザナルカンド召喚装置に変容。エボンの娘が究極召喚でシンを破り、究極召喚獣が次のシンになることで召喚装置を維持するというシステムを完成した。
[呪いのもたらしたもの]
人や建造物の大量破壊、召喚士・ガードの人柱的犠牲、夢のザナルカンド
[話のオチ]
全ての召喚獣を滅ぼし、炙り出されたエボンジュを撲殺し、千年続く呪いから世界を解放した。
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