2014年6月30日月曜日

パーティーレポート4. 祭の後

・17時前にはブライズルームに引き揚げ、着替えとお片づけと金勘定。 
ビュッフェはほとんど手を付けられなかったのだが、会場スタッフが適当にピックアップして素敵な感じで盛りつけてくれたものを部屋まで運んでくれた。マジ有り難い。 

そうそう、会場に対する愚痴の筆が先走ってしまったが、「新郎新婦に快適に過ごしていただく」ということに関してはすごくこまやかな心遣いをしてくれた。パーティー当日ももちろんだし、それまでの打ち合わせ等でもそれを感じた。 


あと、料理が美味しくて本当に良かった! 
二次会にしては高額な会費だったので、これで飯がショボいとかだったらどうしようかと不安だったんだ。充分以上のクオリティで安心した。
量も不安だったんだけど、デザートビュッフェは余ってたので足りないってことはなかったのかな?そう信じたい。

・18時半頃会場を後にする。最後にお世話になったプランナーさん、マネージャーさんと記念撮影。

・その後恵比寿で飲んでいた夫の大学時代の友人達に混ざる。21時半くらいまで飲む。

・22時頃夫宅に帰宅、温かかったし汗もかいたので、久々に銭湯へ。
公衆浴場にて特濃の化粧とバリバリの髪の毛をとかす。迷惑な人。

何もかも完璧というわけにはいかなかったけれど、特に大きなトラブルもなく、ゲストの皆さんに会えて、やりたいことが全部出来て、素敵な時間を過ごさせてもらった。
一生に一度の思い出として、悔いのない一日を過ごせた。とても満足。

パーティーレポート3. お色直し入場〜お開き

・お色直し入場のタイミングを会場を出たところで待っていたんだが、ここでまさかの司会ミス(?)が! 

お色直し中座中に流す歓談BGMの最後の曲を『サンダーバード(テクノアレンジ)』にしてくれ、と妹夫婦やプランナーさんに頼んでたのね。 

それというのも、その『サンダーバード』の音源は、夫が大学時代に所属していた手品サークルにて、学祭のステージ開演前に流れていた曲なのね。 

ここで重要なのが開演のオープニングテーマではないこと。
『サンダーバード』は曲の長さが3分とそこそこ長いので、「あと3分で開演ですよー」という意味で使われる。

当然そのことを知っているのは夫の手品サークル関係のゲストだけなのだが、他のゲストがただの歓談中のBGMとして聞き流している中、彼らだけが「おっ?」「そろそろ入場か?」と反応する。そういう内輪ウケを狙ってたわけ。

だから『サンダーバード』再生のキューは司会のアナウンスではなく、お色直し完了の報告を無線で受けた会場スタッフが直接妹夫婦に指示してくれ。もし『サンダーバード』再生終了後新郎新婦が会場に間に合いそうになかったら、普通の歓談BGMに戻ってくれ。

ってプランナーさんには打ち合わせの初期から言ってたのよ。
間違いないように進行表も演出のキュー出しの表も作って、司会にも同じ資料が行くようにお願いしたのよ。
『サンダーバード』は歓談BGMのひとつに過ぎない。
『サンダーバード』再生終了後に司会から「新郎新婦入場です」とのアナウンスがあり、そこで改めて入場用の別BGMが流れ、新郎新婦が入場する、と。

なのにやられた。

司会が「新郎新婦のお支度が整ったようです。どうぞ!」みたいなことを口走り、会場内はサンダーバードのイントロ

ファーイブ!
フォー!
スリー!
ツー!
ワン!!!

Thunderbirds are go!!!

が響き渡る。

ちげーよ!
ちげーよ!

このやり方じゃ、まるで” Thunderbirds are go!!!”のところで新郎新婦が大登場するみたいじゃん。

まさか、会場照明も落ちてたりしないだろうな?
スポットライトが入口に当たってたりしないだろうな?

あと3分は出ないんですが。

ダレる。
これはダレる。
客がダレる。

あー、最悪だ。マジ最悪。

あれだけ時間かけて作った進行表を、会場スタッフも司会も目すら通していないことがよくわかった。
初期の打ち合わせの内容もメールのやり取りも忘れられていることがわかった。

っていうか普通に考えておかしいだろ。
どうぞ!!!って煽っておきながら3分も出てこないって(ちなみにサンダーバードが3分であることも報告済み)。
段取りに違和感があるなら確認して欲しいわ。
「新郎新婦がそれでいいなら……?」で勘違いしたまま全てをスルーされるとか、たまったもんじゃない。

音響担当の妹夫婦も、私の言ってることと会場?司会?の言ってることが違うので、困ってしまったことと思う。申し訳ない。

・カーテン裏で夫と共に「やめろー!いっそサンダーバードとめろー!とめてくれー!!!」と悶絶しつつ無為な3分間をやりすごし、やっと本命の入場BGMがかかる。

そういえばこのとき、司会無言だったな。
ちげーよ。
サンダーバード後に「新郎新婦入場」のアナウンスをしろって言ったのに、進行表にもそう書いたのに、なんも見てねーのな。

ちなみに入場曲は父の所属する「カテリーナ古楽合奏団」の曲、「美しく優しい乙女」。個人的に思い入れのある曲。

今回の入場は夫もゆっくり歩いてくれた。

・そして本日のメインイベント、手品。
夫の手品サークル仲間K氏が新聞紙を使ってその場で作ったタンバリンのような筒から、信じられないくらい大量の物体を次々と取り出す。
そして最後に取り出した布には、ゲスト一人一人からのメッセージが!
このサプライズプレゼントには感動した。

チェキとかもやりたいなぁとは思っていたのだが、そのためにはゲストの誰かにカメラマンを依頼しなければならないし、なんとなく言い出せなかったんだよね。
だからシルククロスの寄せ書きプレゼントは本当に嬉しかった。
家宝にします。

もしかして受付時間にみんな書いてくれたのかな。だとしたらあの無駄に長い待ち時間も無駄ではなかったということか?そうだといいなぁ。

K氏の横に控えていたアシスタントの女性Dさんは、やはり夫とK氏の同期であり、K氏の手品の師匠でもあるらしい。あと道具の出し入れをしてくれたW氏も手品サークル仲間。
皆さんで夫のために一肌脱いでくれたということらしい。
有り難いし、素敵なことだね。夫の大学時代が偲ばれる。
あとその分業というか手際の良さが、アマチュアとはいえ舞台に関わってきた者の心意気を感じさせた。

・お次は新郎自ら手品を披露。
ただの紙を丸めたものを宙に浮かして、自由自在に操る。
すげえ。どうやって浮いているのかわからない。紐でも磁石でもないのは確かなんだが。

次は丸めた紙を一旦ほどいてお花を作り、それを浮かす。が、何かトラブル発生したらしい。どの辺がうまくいっていないのかわからんが、とにかく壇上の夫がテンパっている。頑張れ。夫超頑張れ。

しかし最後には、紙で作った花に火をつけ、本当の薔薇に変化させることに成功!
そしてその薔薇を客席で普通に手品鑑賞していた私にくれた。
キザだな!イッケメーン!

・そのまま夫に手を引かれてステージに上る私。
そして次の手品開始。
要するに夫が無作為に選んだカードと私が無作為に選んだカードが一致した!不思議!という単純なものなのだが、相性占いと絡めたりなど、夫のトークがうまかった。
紙を浮かす手品は初挑戦だったそうなのだが、カードの手品は何度かやったことがあるらしく、先ほどよりもだいぶ落ち着いているように見えたので安心した。

おそらく夫のカードと私のカードが異なると見せかけて、いつの間にか夫のカードが私のカードと同じものにすり替わっていた!ということだと思うのだが、私に引かせるカードの山をゲストに見せた時にだいぶウケていたので、そっちはそっちで仕掛けがあるんだろうなぁ、とは思った。けど、その仕掛けがなんだったのか、結局誰も教えてくれない。
ビデオの納品が待たれる。

いかにも披露宴余興っぽい、ラブイチャな手品を自演してくれた夫に感謝。

・手品後、また高砂をステージ中央に戻すと言うので、その間夫と二人で各テーブルを回ることになった。

この高砂の出し入れに関しても、会場には文句を言いたい。
というのも打ち合わせでは高砂は、『淋しい熱帯魚』の前にステージの左側に寄せて、新郎もその席から鑑賞する手筈になってたんだよね。
で、高砂はそのまま二度と舞台中央には戻らない。
お色直し入場も手品余興もその後の歓談時間もずっと高砂はステージ左側にあり、新郎新婦も基本的にはそこに座りっぱなしの予定だった。

ところが実際には、高砂は『淋しい熱帯魚』の時にステージ右側のスクリーン下に移動されてしまった。そっちは真後ろにスクリーンが迫っているため、当然ながら座ることが出来ない。

その結果『淋しい熱帯魚』では夫はステージに取り残され、所在無さげに立ち尽くすしかなかった。

しかもステージ右側では座れないからか、淋しい熱帯魚が終わったらまたステージ中央に高砂が出てきた。

んでお色直し入場後間髪入れずに手品余興なので、座りもせずに高砂は右側に移動。
んで手品終わったらまたステージ中央に移動。

打ち合わせでは「高砂移動」は1回で済むはずだったのが、実際には4回も行われた。
たった2時間のパーティーで4回も。
新郎新婦が何かしようとするたびにガタガタウロウロ、邪魔くさいったらありゃしない。

まあきちっと各テーブルを回ってご挨拶できたのは良かったけれど、それならそうと始めからそのつもりでやりたかった。
例えばビール瓶の一本も持ってお酌に回れば形になるじゃん。
ないわー。

で、テーブルを回りつつ、デザートビュッフェをつまみ食いしつつ、高砂に戻ったらもうお開きの時間らしい。はや!
乾杯からお色直し中座までしか高砂に座ってねえ!
激しく出し入れしてたけど、そのせいで一瞬たりとも座れなかったって本末転倒もいいとこだろ。
「高砂は始めはステージ中央、お色直し中座からはステージ左側」なんて複雑なオーダーはせず、「常にステージ左側」って言っとけば良かった。

でゲストからは「新婚ドリーム状態でイベント詰め込み過ぎた上、段取り悪過ぎでろくろく歓談時間も取れなかった新郎新婦」って見られるでしょ?

最悪だわ。マジ最悪。恥ずかしい。

・まずは新婦からの謝辞。原稿なしで話せて良かった。笑いは取れたものの、本当に面白かったのか、笑いどころだと察してくれたのか、はたまた苦笑か失笑かはわからない。ビデオが待たれる。

・トリはもちろん新郎謝辞。私のふざけたトークと違って、夫は真面目なスピーチでビシッと会を結んでくれた。

・そして一足先に退場した後、ゲストのお見送り。
プチギフトは紅茶。パッケージがカワイイのと、ドラジェ以外のものを配りたくてこれにした。ちょっと高い。まあ一個あたり数十円の違いだけど。
「ドラジェ以外」という意見は夫と一致していたが、彼の一押しは「ツボ押しグッズ」だった。
私はそういうこまごまとした捨てにくいものが増えていくのが嫌なので消えものにこだわったのだが、もしかして疲れたサラリーマンにはツボ押しの方が有り難かったり?紅茶は好き嫌いが分かれるしな。うーむ。

改めてゲストの皆様とお話しできて嬉しかった。
こんなに無条件にちやほやされることは一生ないだろう。

パーティーレポート2. 開宴〜お色直し

・というわけで約15分押しての入場。 

「なるべくごゆっくりお進みください」と会場スタッフから口を酸っぱくして言われたにも拘らず、ガツガツ進んでいく新郎。
それにしても、ドレスアップしたみんなが会場にいるのを観た時の感動は何物にも代え難い。

・早速ケーキカット、そしてファーストバイト。
新郎から普通に食わせてもらった後、私は新郎にトングでネームプレートのチョコレートを食わせることに。
ゲストの笑いが取れてよかった。

大概新婦はケーキを大盛りにすくって新郎の口にねじ込むのだが、それは夫が激しく抵抗。あと、私の妹夫婦の時は、あえて小さいティースプーンでちょびっとしか新郎に食わせなかったのがゲストにウケていたので、私も何かやりたいなーと思ってたんだよね。

BGMはPerfumeによる “Lovefool” のカバー。
PEPSIのCMで使われてたやつ。

https://www.youtube.com/watch?v=L0iiOMvNv1Y

すごくかわいい編曲で気に入っていたのと、予定していたPerfumeダンスが中止になってしまったのでせめてBGMにはPerfumeを使いたかったので。 

 
・乾杯スピーチ
乾杯スピーチは新郎友人のI氏に依頼。
彼は国内では唯一結婚前の新郎新婦両方に会ったことのある人物。
素敵なスピーチに感謝!

・会食
ゲストをだいぶお待たせしてしまったが、やっと会食開始。
その間、司会者が祝電の紹介をしてくれる。
惜しくも参加できなかったアメリカのあいあい&にっしん夫妻からの祝電のせいで羞恥プレイをやらされる。いや、ありがとうございました。

自作のウェルカムベアと、妹夫婦のハネムーン土産であるウェルカムコアラと、あいあいからのウェディングリカちゃんと、東北大の友人からのアルパカさんのぬいぐるみと、ウェルカムスペースがやたら賑やかになる。

あと、だいぶ前に愚痴った似顔絵ウェルカムボードも結局飾ったんだけど、どうだったかな?似てたかな?自分では似てないと思うんだが、第三者の客観的意見を求む。

あとゲストの皆様が高砂に遊びにきてくれて嬉しかった!
自分が一番奇抜な格好してると言われればその通りなんだが、普段着でしか会ったことのない友人のドレスアップした姿に惚れ惚れ。九大時代の後輩の男の子のスーツ姿に萌え萌え。
しかし完全にテンパっていたため、せっかくの会話の内容を全く覚えていない。何か失礼なことを口走っていないか心配だ。
夫の友人にもご挨拶できて良かった。なんだか濃い感じの友人に囲まれている夫を見て、ほっこりした。

・お色直し中座
パーティーの裏メインイベントと言っても過言ではない、お色直し中座。
中座のエスコートを私の妹にお願いすると見せかけて、2人でバブルのアイドル Wink の “淋しい熱帯魚” を完璧に踊りきり、そして会場を去る。

https://www.youtube.com/watch?v=X4jlKvEbVrs

もともと余興でPerfumeを踊るつもりだったのだが、あいあいがやんごとなき事情で参加できなくなってしまったので断念。
そんでしょげていた私を見かねたのか、妹が「千葉姉妹でなんかやる?『淋しい熱帯魚』とか。」と発案してくれたので、飛びついた。
なぜWinkなのか、なぜ『淋しい熱帯魚』なのかは不明。

司会のアナウンスの後、客席から進み出ると思われる「新婦妹」とやらを待って会場がざわつく中、突然『淋しい熱帯魚』のイントロが流れ、そしてまさかのステージ袖から満を持しての妹登場(単に直前までそこの音響ブースで働いてただけ)。

しかもその衣装がヤバい。一部妹自作のコーディネート。
私のドレス選びに付き合ってくれた彼女は、ウェディングドレスのデザインに合わせて黒スカートを自作してくれたらしい。おまけにベールやイヤリングも、私がつけるものを確認してからの手作り。

黒ベール+黒い羽根?花?のヘアアクセで葬礼の雰囲気を醸し出し、腹を革製のゴツいコルセットで編み上げ、網タイツ風の黒ストッキングに包まれた美脚を惜しげもなく晒した妹はあたかも花嫁をかどわかす悪魔のよう。

白と黒!光と闇!婚と葬!なんという中二!

つーか、その格好で音響作業してたのね……お疲れ様……

イカれた衣装の妹登場で会場がザワッとした時が快感だった。
そして妹にマイクを渡し、二人腕を組んで回転し始めた時のゲストの反応が超気持ち良かった。踊るんかいwwみたいな。

ステージで踊り、花道を踊りながら移動し、最後は扉の前で決めポーズ。
練習ではほとんど失敗したことのない腕を絡めるところが上手く絡まなかったのが残念だったが、まあそれもご愛嬌。
二人での練習は実家で一回、会場で一回だけだったので、少ない練習時間にしてはなかなかのクオリティだったと思う。
ダンスの出来はあとでビデオを確認したい。

・お色直し
ティアラやベールをスコスコ抜き、ビスチェ・インナーを外して解放感にホッとする間もなく、母によるお色直し着付開始。

お色直しの衣装はインドのサリー。
母が40年前仕事で渡印した時に購入し、30年前に彼女の結婚式で身につけたもの。
また9ヶ月前の妹の結婚式でもお色直しで母が着付けた。
というわけで私も着ることにした。

母がネット仕込みの知識でサリーを着付けてくれる中、アテンドさんがヘアアクセとピアスを装着してくれた。
このヘアアクセはもともとネックレスとして売られていたのをピアスとセットで購入。
学会でシンガポールへ行った時にインド人街で買った。シンガポールではあるが一応現地のインド人がリアルで身につけるもの。だと思う。
買ったはいいが派手すぎて一度も使わず、存在すら忘れかかっていたのが、ここへ来てまさかの日の目を見る。

さらに母が結婚式の時につけたブローチとネックレスも追加。しかしこの日のために仙台で買ったブレスレット(¥1600)をつけ忘れた。痛恨の極み。

ちなみにエスコートの妹もそのままブライダルルームまで一緒に来て、イカれたゴスロリコスから無難なお呼ばれ黒ドレスに着替えてた。 すげえ。

いつのまにか会場を抜けてきた夫と共にチャペルで写真を撮り、再び会場へ。

・ちなみに中座の間、会場ではなれそめムービーを流していたんだが、どうだったかな?感想求む。

パーティーレポート1. 開宴前

6月某日、東京にて私と夫の結婚披露パーティーを開催いたしました。 
結婚式は既にGWにやはり東京で挙げ、その日に入籍も済ませたのですが、こちらは親族のみだったので、今回のパーティーは友人への結婚報告会という感じ。 

ご多用の中来てくださったゲストの皆様ありがとうございました。 
またご招待できなかった方々ごめんなさいm(_ _)m 

というわけで忘れないうちに当日の新婦視点でのレポートをば。

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・ 8時半起床。パーティー終了まで何一つ口にできない可能性を鑑みて、朝食をしっかり摂る。

・荷造りは昨日のうちに大体済ませていたものの、なるべくシワにしたくない新郎タキシードと新婦ベールとお色直し用のインナーは吊っていたので、忘れずにキャリーケースへ。あと昨日のうちにつけておいたネイルチップが、慣れないせいでポロポロ落ちるので、両面テープやハサミなどの爪グッズもバタバタと収納。10時過ぎ出発。

・11時前会場到着。ウェルカムグッズの設置などを済ませて、早速新婦メイク開始。

・新婦グローブを家に置き忘れたと勘違いして、一旦新郎が家に戻るか?などバタバタしてしまった。結局ちゃんと荷物に入ってた。お騒がせして申し訳ない。会場を出る前に新郎が気づいてくれてよかった。

・なんやかやであっという間に12時半。新婦ヘアメイクが終わったので、次は新郎のヘアメイク。その間私は最後のお手洗いを済ませ、剥がれた爪(って書くとなんか怖い)をつけ直す。
この頃には音響担当の妹夫婦と余興担当の新郎友人K氏が会場に来ているはず。

・15分ほどで新郎のヘアメイクと着付け終了。新郎は余興の手品グッズを持って会場へ。余興準備とスタッフとの打ち合わせに赴く

・その間私はいよいよドレスの着付。アテンドさんに「容赦なく締め上げてください」と言ったら本当に容赦なかった。

一部足が見えるアシンメトリーなデザインのドレスは余興のためであって、決して三十路BBAの勘違いミニスカではない。

通販で8000円で購入したティアラ、ピアス、ネックレスが思いの外安っぽくなく、キラキラゴージャスな感じで良かった。
レンタルだとこれだけで1万数千円〜数万円するからな。

・13時過ぎ頃、母がブライダルルームに到着。母には会費等現金の管理とお色直しの着付けをお願いしてある。先週実家に忘れたメガネを届けてくれた。母会場へ。

・カメラマンがブライダルルームに到着。式の撮影は妹夫婦に頼んだのだが、今回は奮発してプロに依頼した。9万円も取りやがる。値段分のクオリティを期待したい。
リップを入れるところとベール装着を撮影される。うふふ。

・というわけで新婦完成。新郎も会場から戻ってくる。と、手にはリポDが。なんでも、会場にて妹夫婦に差し入れてもらったそうで
これは嬉しかった。というのも、昨夜は興奮のためか目が冴えてしまい、4時間くらいしか眠れなかったのよね。会場への行きがけに栄養ドリンクを買おうと思ったのだが、種類がいろいろあって迷ってしまって、結局面倒になって買わなかった。なのでこの差し入れはマジでありがたかった。
新郎と共にキューッと飲み干し(ちなみに新婦はリップが剥がれるのを防ぐため、全ての飲み物は直径3mm程度の細いストローを介して飲む。リポDも飲もうとしたら、アテンドさんが慌ててストローをさしてくれた)、ついでに昼食のつもりのゼリー飲料も一気飲み。
戦地に赴く前に酒をかっくらう兵士の心境。

・チャペルで撮影などをしつつ、入場のキューを待つ。
今回のヘアメイクは、今まで何度かプロに作ってもらったものの中でも改心の出来だった。
挙式は和装もあってかびっくりするほど濃かったし、今回のためのメイクリハでも「ん〜、まぁこんなもんかな?」という感じだったし、他にも妹や友人の挙式などでメイクしてもらったことはあるが、今回初めて「私キレイ……♡」と思えたよ。
まあ他人の目から見ればどれも大差無いんだろうがw

・ふと時計を確認すると、開宴時刻の14時を越えている。慌てて会場スタッフに訊ねると、遅刻のゲストがおられるようで、それを待っている状態らしい。

これには正直イラっとした。遅刻のゲストではなく、会場に。
というのも事前打ち合わせでは、遅刻者がいた場合新郎新婦に相談の上開宴時間を繰り下げるかどうか決める、という話だったのよね
現場がどういう状況なのかこちらは知る由もないが、勝手に開宴時間を変えるのはいかがなものか。

仮に開宴時間が遅れたのにお開きの時刻がそのままならプログラムに大きな支障をきたすし、遅れた分お開きの時刻を繰り下げるならそれはそれで困る。
遠方からのゲストは飛行機や新幹線の時間があるから。

あと遅めのランチという時間設定なので、このビュッフェでたらふく食うつもりの人もいるだろうに、お預け状態で待たされちゃゲストは空腹でイライラしてしまうだろう。
何やってんだよ新郎新婦、早くしろよって思われてしまう。

遅刻者が誰なのか、連絡はつくのか、あとどのくらいで着くのかによって、やはり開宴時間を遅らせた方が良いということになるのかもしれないが、その判断は新郎新婦がすべきだろ。事前の打ち合わせではそうなってたろ。

確かに会場スタッフはその道のプロなんだろうが、仮にパーティーが押したせいで飛行機に乗り遅れたなんてことがあったら、責任を取るのは会場ではなく新郎新婦なのだから、そこはきちっとして欲しかった。

遅刻者を待つ優しさも結構だが、時間厳守で来てくれた大多数のゲストに失礼だ。
時間ぴったりに始めたからとて、遅刻者を含む誰にも恨まれないだろうに。

受付を閉めた後遅刻者が来場したらどうするか、という段取りも事前に打ち合わせていただけに、この開宴時刻遅延は遺憾だ。
VPS