2009年8月9日日曜日

HACHI



公開直後の『HACHI 約束の犬』観てきました。


公開直後ですが、これから観る人の事をちっとも考えずにネタバレバレで感想書きます。


 


日本語吹替版に入ってしまった……というか、錦糸町駅前の映画館に字幕スーパー版がなかった。


しくった。超しくった。リチャード・ギアの


「HACHI!」


を聞きたいがために行ったというのに……いやまぁしょうがない。


チケット買っちゃったからしょうがない。


北大路欣也のネイティブジャパニーズな「ハチ!」も悪かなかろう。




すごくよかった。感動した。泣いた。




泣いたけど、映画に感動したというより、「亡くなったご主人を毎日毎日駅で待ち続けたわんこ」という実話がいいよね。そして実話としてはいいんだけど、それを映画にするとなると、話に動きがなさ過ぎて難しいと思う。何年も何年も毎日毎日、という日々の積み重ねに胸打たれるんであってさ、映画化しやすいような特定の大事件があるわけじゃないからさ。かといって「何年も毎日」をひたすら淡々と描写していくわけにもいかないし。

というわけで、リチャード・ギアの死後ハチがひたすら駅で待つ部分は、いろんなエピソードを数珠繋ぎにしてるんだけど、いまいち感情移入ができなかった。難しいと思うけど、もうちょっといい演出があるんじゃないかなぁ。あとハチの最期のシーンもお約束過ぎた。まさに副題、『約束の犬』。まあそういうお約束感がよいのかもしれんが。

舞台はアメリカなのに犬種が秋田犬、しかも名前がハチというのも日本での実話を踏襲していた。
そのせいか、リチャード・ギアとハチの出会いのシーンでは、ハチが日本を出るところから描かれていておもしろかった。
あと、「秋田犬」が珍しい外人向けなのか、あるいは『ハチ』が特別な犬であることを印象付けるためか、「秋田犬」に関する説明が詳しかった。SAMURAIと秋田犬が一緒に写ってる写真を出して「人のパートナーになった最初の犬は秋田犬なんだ」と言ってみたり、「誇り高き犬種で、人間に媚びない」と言ってみたり。
それから『ハチ』という名前に関しても「数字のeightと言う意味で、日本ではラッキーナンバーなんだ」と説明していた。

なんかそう言われると、秋田犬だけじゃなくて日本を讃えられている気がして、ちょっと嬉しい。

エンドロールで実話のハチの写真などが出てきたのはよかった。
あとハチ役の犬がかわいかった。秋田犬いいね。犬が観たい人にはおすすめ。

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