2009年8月5日水曜日

8月20日 タシケントからヒヴァへ

第1章 ウズベキスタン

8月20日 タシケントからヒヴァへ

7時起床。朝食バイキング。ウズベキスタンらしい(かどうかはわからないけど少なくとも日本ではあまり見かけない)料理が並ぶ。野菜サラダを食べたかったけれど、生野菜は厳禁らしいので(野菜を洗う水道水でおなか壊すから)、我慢する。

9時ホテルチェックアウト。ホテルに荷物を預け、フロントで教えてもらった通りを歩いてウズベキスタン航空に向かう。
今日は快晴。というか、この時期のウズベキスタンはおおむね快晴。気温は東京とあまり変わらない程度に暑い。でも湿気がない分爽やか。そのかわり日差しが強い。
途中大きなバザールがあったので見学。ミネラルウォーターを買う(300 cym)。

10時30分ウズベキスタン航空に着き、ドル→cymの両替(1ドル=1370 cym)と航空券を購入。1000 cymの札束がもっさりしているので、財布には一部を収納し、残りは別の袋にしまう。航空券は今日のタシケント→ウルゲンチ(96000 cym)と9月3日のタシケント→ビシュケク(265000 cym)。本当は9月1日にウズベキスタンを出国してキルギスに入りたかったのだが、あいにくちょうど『独立記念日』にあたって飛行機が飛ばないそうなので、次の飛行機で妥協。3週間の旅程で丸々2週間をウズベキスタンで過ごすことになる。
それにしてもこのチケット購入は大変だった。いかんせん英語が通じない。向こうもロシア語が話せない客の相手は面倒らしく、窓口をたらいまわしにされ、さんざん待たされる。それでもどうにかこうにかチケットを手に入れ、2時間ほどしてウズベキスタン航空を後にする。

最寄りのオイビキ駅からメトロに乗ってチョルスー駅へ。ウズベキスタンの首都、タシケントでも最大の規模を誇るチョルスーバザールに行く。果物・ドライフルーツ・香辛料などの食材から、靴や洋服、電化製品に到るまで、何でも売られている。なぜかメイド服、それもすごくコスプレっぽいものが売られている。なんだろう。誰が着るんだろう。
ともかく、とても活気がある。

ランチにシャシリクを食べる。シャシリクは大きな金属の串に肉のぶつ切りを刺したり練った肉のタネを巻きつけたりして焼いたもの。たまねぎの千切りがのせてある(でも生野菜禁止なのでよけて食べる)。とてもおいしい。他にナンとチャイをいただく。ナンはフォッカチオというよりも円盤状のパンに近い。チャイは普通の紅茶。日本のスタバで出てくるようなシナモン風味のミルクティーではない。急須に茶葉が盛られていて、お湯が満タンに入れられている。

バザールをしばらくうろうろした後、15時にチョルスー駅を出てオイビキに戻り、タクシーを拾う。一旦ホテルに寄ってもらって荷物を受け取り、タシケント空港へ(一人2000 cym)。
15時30分空港着。水を買うなどしてのんびりする。この辺では炭酸ガスが入った水の方がよく売られている。私もけっこうガス入りの水好き。

17時30分搭乗、18時離陸。20時ウルゲンチ着。空港外にて「タクシ?タクシ?」と群がるおっさんたちの中から一人を選び、ヒヴァへ(一人7300 cym)。

この国に着いて気になっていたのは街路樹や公園の木々、あるいは電柱など、「立っているもの」はすべからく、下から1 m程度白く塗られていること。昼間はその理由がわからなかったが、夕暮れから夜にかけてタクシーに乗っていてわかった。その白い部分が車のライトを反射して光るのだ。街灯のない道路を車が安全に走行するために、これはなかなか賢い規則。

21時、ヒヴァのホテル、イスラームベックに到着。一泊一人12ドルの部屋にチェックイン。コンセントから電気が取れないことを除けば、エアコン完備・お湯の出るシャワー付のなかなかよい部屋。

部屋に荷物を降ろし、人心地ついたところで夜のヒヴァへ繰り出す。ホテルのある『イチャン・カラ(内城)』は高さ8-10 m、厚さ6 m、長さ2250mの城壁に囲まれた小さな街で、ヒヴァの見所となるイスラム建築の遺跡もここに集中している。集中しているというか、そういう遺跡でつくられた街が『イチャン・カラ』。ホテルから一歩外に出れば、そこはシルクロードのオアシス都市そのもの。月と星に浮かび上がる青いミナレットはとても神秘的。

少し歩いて『ファマール』というチャイハナでプロフを食べる(6300 cym)。プロフはニンジンや肉などが炊き込まれたピラフのようなもの。結構脂っこいがおいしい。

夕食の後も街をぶらぶらして、明日の観光の予習。月夜に佇むモスクやメドレセ(神学校)はとても幻想的。

今日の支出:281ドル (ほぼ航空券代)

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