2012年7月9日月曜日

ペット飼い始めました。


引っ越しとかいろいろ頑張った自分へのご褒美(笑)にペットを購入した。
その名も……



Roomba


狭い部屋なんだから掃除くらい自分でやれよ、と言うかもしれない。
確かにその通りだ。一分の隙もない正論だ。
しかし私が購入したのはお掃除ロボではない。ペットである。愛玩物である。
その子が自律的にお掃除するお利口さんだったとしても、一向に苦しゅうない。

さっそく稼働してみる。
かわいい。かわいすぎる。
あちこち頭ぶつけながら方向転換して、部屋の中をうろうろ。
丸いボディなので、角や端は苦手なのかな?と思ったが、エッジブラシなるものをピュンピュン回して器用に角のゴミをかきとっていく。
ベランダに続く窓の桟にも乗り上げて、しっかりお掃除。
電源コードなどは巻き込んでしまうだろうか、と敢えて床の上に放置してみたが、思いの外大丈夫だった。

意外にもダメだったのは、折りたたみ式ベッドのパイプ。ルンバがパイプを「このくらいの段差ならいけるかな?」と登ったはいいものの、乗り越えたパイプが本体のローラーか何かに挟まり、身動きが取れなくなった。しばらく「う〜ん、う〜ん、」と頑張っていたがそのうち諦めて、「助けてくれい」と言い出した。
実際はお姉さんが流暢な英語で冷静にしゃべってたのでよく聞き取れなかったのだが、要するに「へるぷみー」だったのだろう。

ルンバを救出して、作業再開。ルンバが二度と「乗り越えよう」という気を起こさないよう、パイプの部分にはゴミ箱や箱ティッシュでバリケードを作った。
そのほかは特に問題無さそうだったので、掃除を任せて私は出勤。
ルンバは一度の掃除に1時間だか1時間半だかかけているらしい。

んで、夜部屋に帰ってみると、ちゃんとルンバはホームベースに戻り、充電もされていた。
なんというお利口さん!
私はまたどっかに引っかかって力尽きているんじゃないかと覚悟していたのに。
そしてダストボックスを開けてみると、そこには驚くほど大量のホコリと髪の毛が!
すっごいな……引っ越し一週間でこんなにゴミが溜まるのか。
私は今まで床掃除はクイックルワイパーのみだったんだが、なんかそれとはホコリの形状が異なるね。ルンバの方が粒子が細かいというか、目が詰まっててフワフワ。掃除の原理の違いによるホコリの固まり方が違いか、吸い取ったホコリの性質そのものの違いかはわからないけど。

クイックルワイパー一辺倒だった私にとって一番嬉しいのが、カーペットの掃除もできるってことだね。ときどきコロコロを使って掃除してたんだけど、あれロール紙がすぐなくなっちゃうし、何よりめんどくさいし。偉いぞルンバ!

初稼働から二日後、床に落ちた髪の毛が気になり出したので、またルンバに頑張ってもらうことにした。前回の掃除から二日しか経っていないから、今回はそんなにゴミはないかな?と思ったんだけど、どっこい!ダストボックスを開けてびっくり。フィルターにはシート状のホコリがびっしり。

たった二日でこんなにゴミが溜まるのか……良くて一週間、時には一ヶ月クイックルワイパーを出さなかった今までの私の生活がどれだけホコリまみれだったか偲ばれるね!
でもこれからはちゃんと部屋を綺麗に保つことにするよ。ルンバがね。

思うに、ルンバは今の私の生活にぴったりなんじゃないかな。
まず部屋の形状。ほぼ四角形で単純。段差がない。物が少ない。
以前F市に住んでいた時は部屋が狭い上に収納スペースがなかったので、ベッドの下、こたつの下などにも物を置いていた。床面積が狭く障害物も多いのでは、ルンバを使う意味がない。
あと、人によってはルンバが壁や家具にガツガツぶつかるのが気になるかもしれない。傷がつくほど激しくぶつかるわけじゃないけど。
それから私は一人暮らしなので、出勤前にスイッチを入れ、帰ってきたら掃除が終わっている、という状態に満足なんだけれども、掃除のスピードで言ったら人間の方がはるかに速い。だからそういう意味での掃除の効率アップにはならない。
ゴミの種類も重要。私の場合はルンバの得意なホコリと髪の毛が中心なので問題ないけど。
そしてルンバは「掃除機」じゃなくて、「掃除もできる愛玩物」という意識を持つのが一番大事だと思う。ゴミすれすれのところを通って取り逃したり、どこかにハマって動けなくなったりしても、イライラしないで萌え萌えすることが肝要だ。



そうこうしてたら大学院入学時に買ってもらったノートPCがお釈迦になった。
享年六歳三ヶ月。
ルンバとか買ってる場合じゃなかった。

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