2012年10月11日木曜日

とくダネ(10/9)の感想 2

つづき 

・不妊治療(1) 
先日の「iPS細胞から生殖細胞への誘導に成功!」という斎藤先生の成果と絡めて不妊治療への応用に言及していたのだが、笠井アナの 
「不妊の女性の細胞からiPS細胞を誘導して(以下略)」という解説が気に食わない。 
モニターの模式図に女性しか描かれていなかったのも気に食わない。 
こういうところで「不妊症=女の病気」「子どもができない=この石女が」という偏見が視聴者の潜在意識に丹念に丹念に刷り込まれていくんだよ。 
番組制作者自身がそういう偏見を持っているからこうなっちゃうんだろうけど。 

・不妊治療(2) 
続けて笠井アナ、「女性の体細胞から卵子・精子をつくって自家受精も可能か」なんて言い出した。
きもい。きもすぎる。あまりにグロい発想なので、寝起きでボケてて聞き違えたのかと思った。聞き違いだったら笠井アナごめんなさい(←おい)。 

人間の「自家受精」って親子相姦より遥かに危険な近親婚ってことだよ?
「科学が発展すれば将来的には……」なんて次元の話じゃない。
子どもが健康に生まれ健康に死ぬなんてほぼ有り得ない。
その意味ではクローン人間の方がだいぶマシ。

あ、ところどころで勘違いしている人を見かけるので一応書いておくと、Aさんの自家受精によってAさんのクローン人間を誕生させるのはほぼ不可能。
まあこれは中学か、少なくとも高校の生物をやっていればわかることなので、この文章がバカにしているように見えたらごめんなさい。

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