2011年5月15日日曜日

化粧

私はいい歳をしてほとんど化粧をしない。

ほぼ毎日すっぴんで出歩く。

さすがにこれは良くないよな、自分は良くても周りから変に思われるよな、と思って何度か化粧の習慣づけを試みるも三日坊主で挫折。

なので自分用のメモとして、なぜ化粧をしないのか、苦手なのかを箇条書きにしていく。そんで対策を練ろう。

1. 研究室ではすっぴんでも違和感がない。

  すっぴん人口は少ないものの、一般企業のように「すっぴんは失礼」という概念が(多分)あんまり無いので、必要に迫られない。

2. 実験がやりづらい。

  実験する人にとって、化粧ってあんまり良くないんじゃないかなって思う。マスカラでまつげ伸ばしたら顕微鏡見づらくなるし、脂粉をサンプルにコンタミさせたくないし。女性研究者でも化粧している人は多いので、そんなに神経質になることではないと思うけど。

3. 「すっぴんは恥」という概念が無い。

  女性の多くは「化粧大好き!」「もっと自分を美しく見せたい!」というよりも「すっぴんは恥ずかしい」という理由で化粧してると思うんだよね。恥ずかしい、というのは「ブサイクだから」という理由も少なからずあるけど、「女性としての嗜みが無い」「会う人に対して失礼」という方が大きいと思うの。それですっぴんで出歩く抵抗感って理性じゃなくて生理的なものなんだよね。化粧せずにはいられないというか。私の場合、すっぴんは恥だと頭ではわかってるんだけど、生理的なところまで降りてきていないので、なかなかやる気にならない。

4. めんどくさい。

  まあ、なんだかんだ言ってこれだよね。朝化粧するくらいなら1秒でも長く寝るよ。化粧作業だけじゃなくて、化粧している間中ずっと気を使うしなぁ。おちおち鼻もかめないし。

5. 金がかかる。

  女って男より損だなーと思うのは生理用品代と化粧品代。まあ私が持ってる化粧品はほぼダイソーブランドだけど。

6. ファンデーションを毛穴に詰め込むことに対する生理的嫌悪感。

  化粧はお肌に百害あって一利無し。20代前半をほぼすっぴんで通した効果は結構あると思う。

7. 常時鼻炎、常時涙目

  特に朝は鼻水と涙目がすごい。これからの季節はまだ良いけど、冬場は特に酷い。ファンデーション塗ったそばからティッシュで鼻をかみ、マスカラ付けた瞬間涙でパンダになり、朝研究室に着いた段階で既に化粧直しが必要となるんで、全くやる気しない。「涙で落ちにくいマスカラ!」でもかなり落ちる。そうやって目の回りについたマスカラ汚れは落ちないけどね!

8. 顔をいじる癖がある。

  何かと触っちゃうんだよね。ちょっと頬がかゆいとか、鼻がむずむずするとか、コンタクトレンズに違和感があるとか。で、手とか爪の間に脂粉が入っちゃう。

9. 化粧をするのはお利口さんじゃない気がする。

  昔おもちゃ屋さんで子供用化粧品セット?のようなものが欲しいと言ったら、母に「まだ早いからダメ」と言われたんだ。「化粧が」まだ早いのか、そのおもちゃの対象年齢より幼かったからなのか、今となってはわからないけれども。それがなんとなく残ってるんだよね。「まだ早い」どころか、「もう遅い」にも関わらず。

  あと中高では校則で化粧が禁止されていたので、私は化粧は「してはいけないこと、悪いこと」のように思ってしまっているんだ。別に酒タバコと一緒で「子ども」はしちゃいけないこと、ってだけなんだけどね。ただ酒タバコに関しては大人になっても「しなくてもいいこと」なんだけど、化粧は「しなければならないこと」に変わる。その発想の転換についていけない。頭ではわかっているんだけど、生理的に受け入れ難い。

10. きんさんぎんさんに感銘を受けた。

  9に関連するけど、子どもの頃の記憶。きんさんぎんさんは生涯すっぴんだったらしい。唯一結婚式の時のみ口紅を差したことがあるくらいらしい。それを「小学○年生」という雑誌で読んで、やたら感動したんだよね。長寿の秘密はすっぴんか。私も自分の結婚式以外では化粧しないようにしよう。

  今は当然そんな風には思っていないわけだが、子どもの頃の決意は深層心理に刷り込まれてしまうので、なかなか脱却できない。

11. 夕方の化粧崩れが嫌。

  午前中はいいんだ。でも夕方の化粧崩れの顔はすっぴんよりもみっともない。毛穴の中で皮脂とファンデーションが混ざり合い、浮いてくる感じ。それが肌理(キメ)の皮溝に入り込み、筋状になる。蛍光灯に照らされ、ギトギト光る額と鼻。剥げた口紅。目元にはマスカラのカスがこびりつき、目の周りが薄黒くなってる。化粧直後はマイナス5歳肌かもしれんが、化粧崩れはプラス15歳肌。あーやだやだ。化粧直しするったって限界がある。特にマスカラによる目の周りの汚れはトイレでちゃっちゃと拭き取れるような類いではない。お湯で洗顔しないと。

12. 自信が無い。

  化粧馴れしていないので、これで正しいのか不安になる。睫毛がギャルっぽくないだろうかとか、チークがおてもやんになってないかとか、唇がぼってりしていないかとか。客観視できないだけに難しい。自宅の照明と外光では化粧の見え方が全然違うしね。

ざっと書いてみたけど、7. は体質だから諦めるしかないし、あとはもう馴れるしか無いんだよな、結局。

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