2010年5月4日火曜日

手作り餃子

うちのラボにはLさんという料理上手な中国人留学生がいる。
このブログでも触れたことがあるが、私は何度か彼女に中華料理を振舞ってもらったことがある。
一つ前の日記に書いた餃子パーティーの次の日も彼女はお昼に私を招いてくれて、またまたごちそうになった。

そういう機会が何度かあって気づいたのは、彼女は気軽に小麦粉を練りだすということだ。
「小麦粉で生地から作る」っていったら、たとえばケーキだのパンだの(いつかのペリメニだの)、ものすごく気合を入れた料理だよね?空腹を満たすためのデイリークッキングではなく、何かのイベントというか料理自体が目的みたいな、そういう感じだよね?しかし彼女は違う。あたかも米を炊くように小麦粉を練る。

そうか。小麦粉を練るって簡単なことなんだ!

Lさんからは学んだことはもう一つある。それは「適当」の感覚。
彼女は「御手洗ちゃんに餃子教えるネ!」と言ってくれるんだが、私がメモを持って「小麦粉と水の比率はどれくらいですか?」「肉100gに対して小麦粉は何gですか?」と訊ねると全て「適当ネ!」で済まされるので、学ぼうにも学べなかったんだな。
でもこうやって何回かLさんの手元を見ていて、段々わかってきた。

そうか。適当でいいんだ!

もちろん本当においしいのを作ろうと思ったら、レシピはどこのサイトからでも落とせる。正確な材料と分量もそこに書いてある。でもそんな正確に合わせなくったって、材料を揃えなくたって、家庭の味の餃子にはなる。おいしいかどうかは味見で確認すればいいし。まあとにかく、肉とニラと生姜とごま油が入ってれば、どうしたって不味くはならん。
あと実家の餃子作りでは皮に対する餡の配分に気を遣っていて、どちらか一方が余らないように努めていたんだが、Lさんはそれも適当なのね。皮が余ったらそれを薄く延ばして焼いたり、あるいはうどん状に刻んでスープに入れたりする。肉が余ったら団子にして、これもまたスープに入れる。なるほどなー。

というわけで作ってみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Lさんちでごちそうになったとき、彼女は料理に1時間程度しかかけていなかったのに、私はやっぱり3時間かかってしまった。しかもその日は実験が長引いて23時からとりかかったので(何故そんな日に作ろうと思ったのかは不明)、夕飯にありつけたのは午前2時だった。

お味の方はなかなか。やっぱりLさんの方がおいしいけどね。いっぱいつくったので、3分の2ほどは茹でずに冷凍保存。

ちなみに左の汁物は、餃子の茹で汁にたまねぎ、トマト、餃子で余った餡を投入し、コンソメを溶いたもの。これもなかなか。


汁は汁でいっぱい作ったので、次の日は溶き卵とおもちを投入して雑炊風にしてみた。

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