2008年3月30日日曜日

コンテンポラリーダンス


早稲田大学に、友人が所属するコンテンポラリーダンスのサークル?の公演を観に行った。
 
そういえば早稲田大学は初めてだな。
この時期なのでサークルの新入生勧誘パネルが所狭しと掲げてあって、若い空気に中てられた。
 
公演会場は立派な学生会館の地下2階。どこまで大学側の設備でどこから今回のセットなのかわからないけど、なかなか雰囲気あるステージ。
 
コンテンポラリーダンスなるものを見たのは初めてだったが、とても面白かった。
 
今までそういう「現代アート」は、その上「学生サークル」ならなおさら、「上手い、下手の既成概念にとらわれず、作品のメッセージを表現する」ことに重きを置きがち、 (平たくいえば下手な上に意味わからん自己満足)だろうと高をくくっていたのだが、全然違う。
 
うまい。
 
素人とは思えないくらいに体がよく動く。
振り付けする人のイメージをなるべく忠実に再現しようと一生懸命なのが伝わる。
どんだけ練習したんだろう。コンテンポラリーダンスは普通のPOPSに合わせて踊るのもあるけど、無音の中床上でもぞもぞしたり、走ったり止まったり、貞子のようないびつな動きをしたり、奇声を上げたり、そんなんだから覚えるの大変そう。バレエとか、ジャズダンスとかと違って。
練習風景ってどんなんだろうな。気になる。
 
「とても素人とは思えない作品」だったけど、中には明らかに「素人じゃない人」も混じってた。
どんな作品に出ていても、彼らに必ず目が行ってしまう。知らない人だけど、名前も覚えてしまった。
踊りが上手くて体が自由に動く、そういう技術も秀でてるけど、暗黒舞踏?に欠かせない狂気の表現?が格段に違うというか、具体的に何が違うのかわからないけど、そういうトランス状態が私のハートを鷲掴み。
他の人も頑張ってるし、よく研究して練習してるんだろうなーと思うんだけど、なんかどっかで芝居がかってるというか、うーん、その上手い人らのトランス状態は比べ物にならない。
 
現代アートに造詣がない私には、作り手が作品にすごくメッセージをこめているのは伝わるんだが、それを受け取るだけの十分なアンテナがなくって、よくわからなかった。けど、確かに心動かされるものはあった。人間の身体って美しいな、と思った。

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