2012年8月18日土曜日

レパートリー

 踊れる曲と踊れた曲の覚え書き

ナンダカンダ/藤井隆
JOYYUKI
POP STAR/平井堅
やらないか/いさじ
ハレ晴レユカイ/涼宮ハルヒの憂鬱ED
You make me happy/フレッシュプリキュアED
星間飛行/マクロスF挿入歌
ハッピーシンセサイザ/巡音ルカ・GUMI
ポリリズム/Perfume
パーフェクトスター・パーフェクトスタイル/Perfume
チョコレイトディスコ/Perfume
コンピューターシティ/Perfume
シークレット・シークレット/Perfume
love the worldPerfume
ワンルームディスコ/Perfume
Dream fighterPerfume
edgePerfume
ナチュラルに恋して/Perfume
不自然なガール/Perfume
ねえ/Perfume
Night flightPerfume

Spring of lifePerfume

2012年8月6日月曜日

Happy birthday to me

花の20代終焉のカウントダウンはじまた/(^o^)\

2012年8月4日土曜日

浴衣つくった。

燿子さんの。


黒地に金魚。可愛らしくも大人っぽい。
前に作った振袖と違うのは袖が短いことと、襦袢を着てないことだけ。



ねっ。

2012年8月2日木曜日

惨事

ルンバとキャミソールが相討ちしてた……。



状況から判断するに

ルンバが椅子にしたたかにぶつかる

椅子にのっていたキャミソールが落下

ルンバがキャミソールにマウント

キャミソールが肩紐でルンバのエッジブラシをホールド

ルンバ、負けじとエッジブラシを激しく回転させ、肩紐を捩じ上げる

キャミソール、肩紐がねじ上げられるに伴ってエッジブラシを激しく締め上げる





帰宅するとそこには

・エッジブラシについている3本のブラシのうちの一本が有り得ない方向に折れ曲がり、そのまま力尽きたルンバ
・肩紐の一方が、もう一方の倍以上も伸びたキャミソール

がっっっ!!!


と、いうことであったと思われる。
ごめん、二人とも。

2012年8月1日水曜日

夜回り先生水谷修氏 いじめで死者出たら学校関係者に処罰を


以下mixiニュース引用。
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夜回り先生水谷修氏 いじめで死者出たら学校関係者に処罰を 
(NEWSポストセブン - 07月30日 16:10) 

大津の中学2年生の生徒が自殺した問題を機にいじめが問題となっているが、“夜回り先生”こと、教育評論家の水谷修さんは、前進をみない問題の根っこを、 

「学校や教育関係者の視点が間違っているのです」ととらえている。 

「(教育関係者は)いじめを子供と子供の問題としかとらえていない。でもね、いじめは社会問題なのです。いじめがなくならないのは、社会のなかに歪みがあるから。落ちこぼれを出してしまう教育、不信感を生む学校システム、人を信じられなかったり、いつもビクビクしている子供をつくる家庭。社会が抱えている問題は、最終的に何かの形になる。そのひとつがいじめです」 

たしかに大津で起きたいじめは、社会の歪みを映す鏡であったかもしれない。では、いま子供を守るために、大人たちにできることはなんだろう。 

水谷さんの提言を、3つ紹介しておきたい。ひとつ目は、「組織防衛」を最優先する学校に、具体的な過失責任の取り方を導入することだ。 

「いじめで子供が亡くなったら、学校長や担当教員を厳正に処罰すべきです。彼らは、子供を守れなかったのですから。過失に対して責任を取らない大人を、子供は絶対に信用しません」

ふたつ目は、教育行政に問題解決の考え方を転換するように求めている。 

「学校現場だけでいじめを解決することは、絶対にできない。学校に、もっと『外部』を入れるべきです。そのために、いじめを人権侵害ととらえて相談を受けている法務省人権擁護局があるんです。教育委員会は、法務省の介入を拒否してはなりません」 

3つ目は、いじめられている子たち、その親たちへのメッセージだ。 

「逃げるだけではダメです。闘ってどこかで決着をつけないと、後々癒えない傷を残します。声をあげて、現実をできるだけ多くの機関、人に伝えましょう。警察や人権機関、市長、マスコミ、近所の人でもいい。いろいろな人間に知られれば、いろいろな立場で取り組んでくれるのです。 

いま大津の事件によって、日本中の学校が、いじめに対して対処せざるを得ない状況に置かれています。夏休みの間に動くことができれば、2学期から学校が変わります。子供がいる親は、学校でいじめがあるかどうか、子供に聞いてください。たとえ自分の子供が当事者でなくても、いじめの事実があれば学校に知らせてください。それが自分を、自分の子供を守ることにつながるんです」 

※女性セブン2012年8月9日号
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引用終わり。

私こういう人苦手なんだよね。夜回り先生とか金八先生とか。苦手なので彼らが出ている番組をあんまり見たことない。だから彼らがどういう人間なのかあんまり知らない。 
でもフィクションの金八はともかく夜回り先生は実在するし、マスコミの演出も大きいだろうけど彼に救われた少年少女も実在するのだろうから、きっと良いこと言ってるんだろうな、と期待してこの記事を読んだ。 

でも、う〜ん、やっぱりこの人とはどうも考え方が合わない。彼の主張の悉くに共感しかねる。まあこの文章はコラムの記者が彼の発言を切り貼りしたものなんで、本当はまともなこと言ってるのかもしんないけど。 

>>(教育関係者は)いじめを子供と子供の問題としかとらえていない。でもね、いじめは社会問題なのです。いじめがなくならないのは、社会のなかに歪みがあるから。落ちこぼれを出してしまう教育、不信感を生む学校システム、人を信じられなかったり、いつもビクビクしている子供をつくる家庭。社会が抱えている問題は、最終的に何かの形になる。そのひとつがいじめです 

いじめは社会問題というより自然現象と考えた方が良いと思う。
猿にもいじめはある。まあそれは猿社会の歪みの表出と言えるのかもしれんが、人間のいじめだってその程度のもんだ。
もちろんいじめには時代、地域の社会状況が大きく関わるとは思うけれども、この人の言ってるニュアンスは何か違うと思うんだよね。 

「いじめがなくならないのは社会の歪みのせい。」
「いじめをなくすために社会の歪みをなくそう。」
これじゃ何も解決しないと思うんだよね。 

そもそも「社会の歪み」が何なのかって話だよね。これだけ多様な人間がいる中で、全員が納得する社会は実現不可能。 
みんな違ってみんな良い。でもそういうみんなが「社会」を作る時、みんなが満足することはほぼ不可能。 
得をする人と損をする人が現れ、落ちこぼれたり不信感が生じたりする。そこをなるべく多くの人が満足する社会を作るのが政治家とか偉い人たちの仕事な訳で。まあ私も選挙権くらいなら持ってるけど。 
そういう社会の不均衡、不平等を「歪み」と言うなら社会の歪みはなくならない。「みんなが幸せ」な桃源郷は現世には存在しない。 
まあ歪みにも程度があるけどさ。でも今の日本ってそこまで歪んでるかな?普通に歪んでるくらいだと思う。 

で、仮にいじめの原因が 

>>落ちこぼれを出してしまう教育、不信感を生む学校システム、人を信じられなかったり、いつもビクビクしている子供をつくる家庭 

だとしてさ、水谷氏ならそれを解決できるのかもしれないけどさ。一介の学校の先生には無理だよ。いじめの被害者にも無理。一人一人が力を合わせたら社会の歪みがなくなって、いつかはいじめのない学校が作れるってか? 
「いじめは社会の歪みの表出」という解釈はもちろん間違ってはいないけど、そこには何の解決策も示唆もないと思うわけ。早い話、彼の主張には意味がない。 

私はいじめは自然現象だと思う。だから担当クラスにいじめが出たら「ハイハイまたか」と思ってその都度対応すればいい(それが難しいんだけど)。「いじめは当然存在する」という前提で子どもたちの様子に気を配り、早期に気づけるようにする。いじめになりそうな種は早めに潰す。そうした方が良いと思うんだよね。 
いじめがある事自体は担任の落ち度じゃない。 
でも未来ある若い加害者らが「傷害罪」「恐喝罪」「脅迫罪」「殺人罪」等の前科者になる前にいじめを止められなかったことに関しては、少なからず責任があるはず。 
もちろんいじめは本当に多種多様で、担任の先生個人ではどうしようもないことだってあるかもしれないけど。 



>>いじめで子供が亡くなったら、学校長や担当教員を厳正に処罰すべきです。彼らは、子供を守れなかったのですから。過失に対して責任を取らない大人を、子供は絶対に信用しません

「いじめで子どもが亡くなったら」、ねぇ。 
だから大津の学校はいじめと自殺の因果関係を必死になって否定してるんでしょ。 
おかしいのはいじめで子どもが亡くなったのに教育関係者が責任取らないことじゃなくて、「自殺の原因がいじめであるとは断定できない」なんて言い訳がまかり通っちゃうことだと思うんだけど。 

本当にこれ、どうしたらいいんだろう。いじめの存在を証明することはできてもそれが自殺の原因であると証明するのは難しいし(不可能?)、ましてや「いじめだけが原因」と結論づけるのは無理。遺書の内容にもよるかもしれないけど、「ぼくはAくんにいじめられたので死にます」って書いてあったところで、それがどれだけ法的に意味があるんだろう。 
家庭内の問題に苦しんで死んだのを、モンペが「学校でいじめがあったせいだ、慰謝料払え!」って怒鳴り込んでくるケースと区別しなきゃならんし。 

学校の怠慢で子どもが死んだら責任取るのは当たり前。どうしたら「いじめで子どもが亡くなった」と言えるのか、そこのところを水谷氏にお伺いしたい。 



>>逃げるだけではダメです。闘ってどこかで決着をつけないと、後々癒えない傷を残します。 

これは私の考え方と随分違うなぁ。「闘ってどこかで決着」というのが抽象的過ぎて何を言いたいのかわからないけど、闘う相手が加害者じゃなくて被害者自身とかなら「良い話」になりそうだけど、それもなんだかなぁ。 

私は逃げるだけで良いと思う。というか、いじめなんてしてくる知的レベルの低い相手と闘うなんて時間と体力のムダ。そんなバカどもや対応能力のない教師しかいないゴミ学校に通うより、もっと有効な時間の使い方がある。いや、一生懸命闘ってそこで何かを掴めるかもしれないから、闘うことはムダじゃないね。闘うも無視するも好きな方を選べば良いし、水谷氏に「逃げるだけじゃダメだ」なんて言われる筋合いはない。 

>>声をあげて、現実をできるだけ多くの機関、人に伝えましょう。警察や人権機関、市長、マスコミ、近所の人でもいい。いろいろな人間に知られれば、いろいろな立場で取り組んでくれるのです。 

って……この人本当に大津の事件知ってる?実はほとんど関心がないんじゃない? 

被害者遺族に三顧の礼を強いた警察が、被害者が死ぬ前に訴えたとして対応したとは到底思えない。
マスコミ?市長?バカじゃないの?
今こんな風にいじめが流行ってるから、マスコミにも各自治体にも「私もいじめられて困ってます」なんて投書がいっぱい来てるんじゃない?
それにいちいち対応するほど彼らはヒマじゃないし、義務もない。対応する義務があるのは学校だからね。
てか水谷氏のところにも全国からそういうお便りが届いてそうだな(笑)彼ならきっとなんとかしてくれるんだろうね。 

まあ、話聞いてくれる大人に出会うまで何度でもチャレンジしろ、親に言えないなら教師、教師がダメならカウンセラー、そのあてがないなら近所の人、親戚、障害等の被害があるなら警察、警察がクズならマスコミ、市長、都知事(笑)、総理大臣(笑)、とにかく死ぬよりはマシだって主張はわかるよ。 
きっとどこかにまともな大人はいる。そういう人に出会えれば自殺しないで済むし、そういう人に出会うまでは自殺しないで探してちょーだい。 

でも子どもにとっては本当に苦しいことだよ、これ。 

そりゃ自殺を考えるほど苦しんでいる子にはまともな大人に「死にたい」って相談してほしいよ。可及的速やかに。 

でも大津の子みたいに、担任に話してもダメ、他の先生もダメ、警察もダメ、これだけで相当萎えるよね。いじめ相談室やカウンセリングについて検索する手もあるけどめんどくさいし、赤の他人に最初から説明するのも、わかってもらえるように出来事を整理するのもしんどいよね。諦めずに誰かに相談したとしても、またクズ教師みたいに無視されたら受けるダメージは計り知れない。「チクった」ということでいじめが激化する恐れだって充分にある。そんなリスクは負いたくない。 

それでも、いじめ被害者は誰かに相談してほしい。相談することすら辛いかもしれない。相談する必要はないと思っているかもしれない。それでも一人で自殺とか考えてる人は、その考えを誰かに話してほしい。 

水谷氏はマスコミだの市長だのアホなこと書いてるけど、相談自体が辛いってこと本当にわかってるんだろうか。人権機関や警察ならまだわかるけど、身近な人にも伝わらなかったことがマスコミ、市長に伝わると思うかい?子どもたちはそう思えるのかい? 
いや、水谷氏は「それでも死ぬよりマシだ」って言いたいんだろう。そりゃ死ぬくらいならマスコミ、市長に相談した方がいいけど、その次元の話は無意味だ。 

>>子供がいる親は、学校でいじめがあるかどうか、子供に聞いてください。たとえ自分の子供が当事者でなくても、いじめの事実があれば学校に知らせてください。それが自分を、自分の子供を守ることにつながるんです 

親子でいじめについて話すのは大事だと思うけど、子どもが加害者でも被害者でも傍観者でも

親「学校でいじめはあるかい?」 
子「ないよ。」 
親「それはよかった。」 

ってなるのがオチだから、もうちょっと会話をうまく作って引き出すようにしないとね。思春期相手に難しいけど。 

>>いじめの事実があれば学校に知らせてください。

って(笑)
知らせた結果が大津の自殺なんじゃないの? 

>>それが自分を、自分の子供を守ることにつながるんです 

って(笑) 
良いこと言ってるつもりなのかもしれないけど、本当に中身がないね。 
うん、この人の主張は正しいけど、「誰でも知ってる、当たり前」という意味で正しいんであって、建設的な示唆は何も含まれていない。 

2012年7月24日火曜日

The Amazing Spiderman


公開中だけどネタバレ自重せずに感想書く。

正直舐めてた。
シリーズ4作品目?ということで、「あの伝説のヒーローが帰ってきた!巨大組織の陰謀をぶっつぶせ!」って話かと思った。
スパイダーマンシリーズは一度も見たことがなかったが、要するにヒーローが悪をやっつける話なんだろうし、頭空っぽにして楽しむものだろうから問題ないと思ってた。

全然違った。思春期の少年の葛藤と成長を描いたハートフルヒューマンドラマだった。
結局最後まで謎の組織の正体も両親の死の真相もわからず、それが続編作る気満々なのか単に収集つかなくなったのか判別できないけど、そんなことがどうでもいいと思えるくらい爽やかなグローイングアップ物語だった。

後で調べたら、スパイダーマンシリーズは前作までが「三部作」という括りで、今回は別シリーズというか、リメイク版のようなものらしい。全然知らずに観に行ったけどラッキー。少年ピーターがスパイダーマンになる過程から見られて良かった。なかなかスパイダーマンにならないんでビックリしたけど(笑)。

養父母である伯父夫婦とピーターとの家族愛が素晴らしかった。難しいお年頃の男子高校生を厳しくも温かく見守る養父母がさりげなく、しかし丁寧に描かれていてじーんとしたし、それがあるからこそ家族を訪れる不幸の悲惨さが際立った。

最愛の伯父が殺されたこと、伯父の死にピーター自身が大きく関わっていることからピーターはいろいろな感情で苦しみ、その葛藤を犯人への殺意に置き換えてしまう。そして犯人に似た風貌のならず者たちを毎夜狩っているうちに、自分は街の安全を守る正義の味方なんだ、と思い込んでしまう。そこら辺が「勧善懲悪のヒーローもの」とは一線を画していて良かった。スパイダーマンはヒーローじゃなくて、浅はかで姑息で傷つきやすい、それでいて純粋で一生懸命で正義に心酔してしまう、そういうリアルな男子高校生だった。

 ガールフレンド、グウェンの父親がいいよね。ピーターにしてみればグウェンとの恋もスパイダーマンとしての活動も邪魔する存在なんだけどさ。彼はスパイダーマンの短慮や、私怨による犯罪者狩りを見抜いて指摘する。図星を突かれたピーターはハッとする。このグウェン家族とのディナーのシーンがすごく好き。でも私が子どもの頃に観たら全然わからずに、「ムカつくオッサンだな」と感じたんじゃないかな。これは思春期卒業しないとわからないよ、うん。
良い映画って、観る年齢によって受ける印象が全然違うことがあるよね。

敵役にも彼なりの正義や、破壊行動を起こすに至った事情を持たせてあるのも良いね。まあ最近そういうの多いけどさ。流行りだからって安易に取り入れるとなんだか中途半端になってしまうけど、この作品は充分説得力があった。

まだまだ良いシーン、好きなキャラについて語りたいけど割愛。

映像はさすがの迫力だった。アクションがすごく爽快!
でも「3D」である必要はあまり感じなかった。
単に2D映画を3D化しても、そのくらい2D観ているときに脳が勝手に処理して似たような立体映像に感じることができるわけで、あんまり感動しない。やっぱり3Dらしさが欲しいと言うか、いきなり顔面に銃弾が飛んでくるとか、手に届きそうなところに水飛沫が舞うとか、そういう演出を期待したいんだよね。
最後スパイダーマンが客席に蜘蛛の巣飛ばしてきてたけど、あんな感じの演出をもっと多用した方が良いと思う。
今までいくつか3D映画を観てきたけど、なんだかんだ言って一番感動したのはディズニーシーのジーニーのアトラクションだし。


思わぬところで( ;∀;) イイハナシダナーって映画に出会えたので大変満足。

2012年7月23日月曜日

Snow White & The Huntsman


Snow White」観に行った。ネタバレは自重しない。

正直、期待はずれだった。
期待しすぎた。
駄作と言うほど悪くはないが、良作とは言い難い。
1000円で観る分には良いけど、1800円で観たら金返せと言いたくなる。
そんな感じ。
ちなみに私はカードのポイント使って500円で観た。

それでも前半部はそれなりにワクワクしたし、おもしろかった。
王国が悪の女王に籠絡される過程とか、幼い白雪姫が囚われて幽閉されるところとか、ベタだけど見応えがある。
美しい娘に成長した白雪姫が女王の企みを察知して、動物たちの手を借りつつ知恵と体力で脱獄するところもなかなかだった。

でも白雪姫暗殺を命じられた狩人が、白雪姫に寝返って女王に獣の内臓を捧げるシーンは削ってほしくなかったなぁ。もちろんこの白雪姫は原作やディズニーアニメとは別物なんだけど、「魔法の鏡」「毒リンゴ」と同じくらい「狩人の裏切り」は白雪姫の重要なモチーフだと思うんだ。
いや、この作品にも狩人は出てくるんだけど、違うんだよ。獣の内臓を捧げて女王を出し抜く部分が重要なのだよ。まあ私の趣味だけど。

狩人と王子の三角関係が微妙だったなー。
まず王子が空気過ぎる。いや、彼は頑張ってたんだけどね。王国一の弓の名手であることを活かして、白雪姫追跡隊に潜り込んでさ。命がけで姫を守ってさ。カッコイイじゃん。まさしくヒロインの相手役にふさわしいじゃん。
そして当然、狩人もカッコイイよ。彼もヒロインの相手役として不足はない。
だから白雪姫の選択には「狩人を選んだ理由」と同様、「王子を選ばなかった理由」が必要だと思うんだけど、それがないせいで王子が空気だった。
「魔法にかけられて」はそこら辺がちゃんと描かれてて素晴らしかった。王子を魅力的に描きながら、姫が「王子に憧れる少女」から卒業して大人になってしまったことを劇中でちゃんと説明していた。

まあでも恋人の選択に理由がないのはリアルだってことで妥協しよう。遠く離れた幼なじみの男の子より、最近よく私を守ってくれる男に惚れるのは良くある話だ。しかしそれならそれを貫いてほしいんだよね。王子と再会した段階で既に白雪姫が狩人に惚れてた、とかさ。
でも白雪姫は王子にも惚れてるよね?王子のリンゴを食ったのは惚れてたからだよね?なのに王子のキスでは目覚めなかった。つまり白雪姫にとっての王子は「王子」ではなかったってことだ。じゃあなぜリンゴを食ったんだ。リンゴの呪いに王子本人は全く関与していないのに。食ったならなんで目覚めないんだ。食うなら起きろ。起きないなら食うな。

いや、製作者はそこまで考えていないと思うよ。だからこそガッカリ。「王子のリンゴを食べる」というオリジナルを創出しておきながら、それをぞんざいに扱う製作者の「わかってなさ」にやきもきする。

で、狩人の白雪姫に対する想いの変化も納得できない。
変なガキ拾っちまったな→命を掛けて君を守る!
というベタな展開を、「魔法にかけられて」や「塔の上のラプンツェル」はものすごく丁寧に描いていて、感動したんだよね。
でも「Snow White」は全然ダメ。全く伝わって来ない。ここが「ディズニー作品」と「似非ディズニー」の違いか。
奥さんを亡くした男が、ただの小娘を大人の女性として見るようになるには、それなりの過程が必要だと思う。そこを丁寧に描かないと感情移入できない。それがなくちゃ単に節操のないオッサンだ。

まとめると主要キャラ3人に関して、「姫の心境の変化が杜撰」「狩人の心境の変化も杜撰」「王子が空気」ということだ。

「姫の心境の変化が杜撰」なのは王子から狩人への乗り換えだけでなく、逃亡から復讐への転換でも感じた。

トロールやシシ神様とも心通わせる聖少女が、闘志を燃やし殺戮をも厭わない女になる。

これってさ、今までの「白雪姫」にはないオリジナル設定だよね?ここが書きたかったんだよね?CMを観て私は、「ブラック・スワン」みたいな白雪姫のダークな脱皮を期待したんだよ。

でもそんなものはなかった。ダークな脱皮も成長もなかった。
リンゴ食って死んで、狩人のキスで起きたらそうなってた。
一度死んで蘇るという、心理学的になんとでも蘊蓄がつけられそうなネタだったのに……もったいない。

「殺されたくない」から「殺してやる」への変化が描かれなかったので、目覚めたら急にジャンヌダルクばりの演説を始めたのにはびっくらこいた。

白雪姫「我は女王を倒す!我に続け!」
群衆「うおおおおおおお!!!!!」
私「ええええええええ???」

展開によってはすごく血湧き肉踊るシーンだったのに……もったいない。
こんなんだったら、監禁生活の間中「いつか父の仇を取ってやる、女王を殺してやる」と闘志をたぎらせていた方がまだ整合性があったよ。

「我に続け!」が英語で「Who is my brother?」って聞こえた。
我の兄弟は誰だ→我の同志は誰だ→我の同志よ、共に行こう→我に続け!
英語のこういう表現がかっこいい。

城攻めも力押しでなんだかなぁ。
せっかく白雪姫には動物と交感したり、傷を癒したりという不思議パワーがあるんだから、それをうまく活用してほしかった。
つーか、あれで勝てるなら白雪姫の有無関係ないよね。早くやればよかったのに。
勝てないから今まで女王に蹂躙されていた。
白雪姫が加わったことで勝算が生じた。
だから決起したんだろうけど、その「勝算」が全く描かれてなかった。
仮に「勝算もないのに、発狂状態の白雪姫に乗せられて特攻した」だとしたら、それこそお粗末すぎる。

これ、「アバター」でも感じたなぁ。青肌族が愛と根性で人間に勝ったんだけどさ。これって「不思議パワー設定がもったいない」ってのもあるだけど、力押しだと単なる戦争になっちゃうんだよね。女王VS姫の戦争で、善悪がない。どっちもどっち。

そもそも白雪姫を「穢れなき純粋な心」と評してるけど、白雪姫めっちゃしたたかやん。女王の弟を出し抜いて脱獄したり、狩人と取引したり、めっちゃ世の中知ってるやん。
いや、私はそういうヒロイン割と好きだよ。「魔法にかけられて」も「ラプンツェル」もそうだった。でもこの2作品はヒロインを「穢れなき心」とは言わなかったと思う。他人の下心を見抜き、それを利用して自分に有利に物事を進めるのは、「悪」ではないけど「清らか」とも言い難いだろう。

あと最後の女王との一騎打ちもダラダラしてテンポが悪い。くんずほぐれつ、殴ったり殴られたりしつつ、その流れで何となく白雪姫が女王を刺した感じ。
もっとこう、頭を使ってさ、アッと言う方法で逆転してほしい。狩人に教えてもらった護身術を出すことで伏線回収したつもりなのかね。

しかも、不死身設定の女王をなぜ白雪姫が殺せたのか。
うん?白雪姫の不思議パワーのおかげでしょ?わかるよそのくらい。
しかしさ、「女王を殺せるのは私だけ」と言ってはいたけど、本当にそのままの意味だったとは。もうちょっと捻りようがあるでしょ。
「女王に物理攻撃を当てられるのは私だけ」って意味に過ぎないんだとしたら、それはそれで伏線を立てておくべき。白雪姫の不思議パワーはそれまで「動物と話せる」「傷が癒える」など「聖なる力」っぽいのだけだったので、「女王を物理的に殺せる」っていう能力だけが異質。もっとこう、ベタにさ、聖なる力で悪を討ち滅ぼすとかさ、そういうのが良かったな。
「白雪姫の聖なるイメージを敢えてダークに塗り替えてみました!」でも良いけどさ、それにしても「女王と戦ったらギリギリ勝てた」じゃあなんとも盛り上がりに欠ける。圧倒的脅威に対して、知恵なり特技なりを使って打ち勝つ、そういう展開がいいんだけどなぁ。

それで刺した後、「女王は出血することで魔力を失うのだ」って言ってたけどさ、その設定いらないよね。後出しもいいとこだ。
女王を刺す→出血→魔力失う→女王死ぬ
より、
女王を刺す→女王死ぬ
の方がスマートじゃん。
もし「血」とか「心臓」とかが重要なら伏線を張るべき。序盤の血が滴るシーンや、「心臓が欲しい」って言ってみたり、捕虜の心臓抜いたり、製作者は伏線張ったつもりかもしれないけど、そういうのじゃないんだよなぁ。少なくとも「なるほど!女王を出血させれば良いのか!白雪姫あったまいい〜」とはならなかった。

ディズニーは毎回とどめの刺し方がうまいよね。ラプンツェル然り、アラジン然り。白雪姫もディズニーのはよかったな。美に執着した女王が醜い老婆のまま自滅するとかさ、カタルシスだったよ。

まあそんな感じでいろいろ惜しいけど、雰囲気は悪くなかった。「良いシーン」をつぎはぎにしたような印象。要するに「ジャンヌダルクっぽい白雪姫って新しいでしょ?」って言いたかったんだな。

映画館で観るほどでもないけど、テレビで観たらなおさらつまらない、そういう作品だった。
VPS