2009年5月6日水曜日

矢傷が破れる。

只今三国志演義を通読中。

文章中によく、「矢傷が破れる」という表現が登場する。
わりと頻繁に、登場人物の「矢傷が破れる」。
なんかすごく痛そうだけど、「矢傷が破れる」ってどういうことだろう。
矢が掠ったり抉ったり刺さったりしてできた「矢傷」が何かの拍子(負傷者が激昂するなど)に「破れる」のだが、そういう状況は想像しづらい。
治りかけの矢傷のかさぶたがバリっと開くのか。まだ湿っている傷跡が開いて流血するのか。「破裂する」という表現もあるので、傷口を破って血が噴き出すのか。化膿や壊死による二次的な症状を示しているのか。
この際、その病態が実在しなくてもいい。小説というものは往々にして大袈裟に書くし。ただ実在しなくても、その文章からどういう画を想像すればよいのかを知りたい。
あるいは「はらわたが煮えくり返る」とか「肝が縮む」とか、そういう慣用的意味合いもあるかもしれんし。

と思って「矢傷が破れる」でぐぐってみた。ら。
 
 
 
検索結果の上位に来たのはほとんど三国志関連のサイトだった。
 
 
 
検索語句の中には「三国志」の「三」も入れてないのに。
「矢傷」と「破れる」が共存するサイトは「三国志」なのだね。不思議なもんだ。
まあ、そういうことってありがちだけどさ。
 
「矢傷が破れる」という状態の手がかりはちっともつかめなかったが。
でも「矢傷が破れる」があまり一般的な表現でないということはわかった。
 
 
 
ぐぐって「三国志」しか出なかった時は結構感動したんだけど、こうして文章にしてみると、かなりどうでもいいことだな。

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