2014年6月30日月曜日

パーティーレポート3. お色直し入場〜お開き

・お色直し入場のタイミングを会場を出たところで待っていたんだが、ここでまさかの司会ミス(?)が! 

お色直し中座中に流す歓談BGMの最後の曲を『サンダーバード(テクノアレンジ)』にしてくれ、と妹夫婦やプランナーさんに頼んでたのね。 

それというのも、その『サンダーバード』の音源は、夫が大学時代に所属していた手品サークルにて、学祭のステージ開演前に流れていた曲なのね。 

ここで重要なのが開演のオープニングテーマではないこと。
『サンダーバード』は曲の長さが3分とそこそこ長いので、「あと3分で開演ですよー」という意味で使われる。

当然そのことを知っているのは夫の手品サークル関係のゲストだけなのだが、他のゲストがただの歓談中のBGMとして聞き流している中、彼らだけが「おっ?」「そろそろ入場か?」と反応する。そういう内輪ウケを狙ってたわけ。

だから『サンダーバード』再生のキューは司会のアナウンスではなく、お色直し完了の報告を無線で受けた会場スタッフが直接妹夫婦に指示してくれ。もし『サンダーバード』再生終了後新郎新婦が会場に間に合いそうになかったら、普通の歓談BGMに戻ってくれ。

ってプランナーさんには打ち合わせの初期から言ってたのよ。
間違いないように進行表も演出のキュー出しの表も作って、司会にも同じ資料が行くようにお願いしたのよ。
『サンダーバード』は歓談BGMのひとつに過ぎない。
『サンダーバード』再生終了後に司会から「新郎新婦入場です」とのアナウンスがあり、そこで改めて入場用の別BGMが流れ、新郎新婦が入場する、と。

なのにやられた。

司会が「新郎新婦のお支度が整ったようです。どうぞ!」みたいなことを口走り、会場内はサンダーバードのイントロ

ファーイブ!
フォー!
スリー!
ツー!
ワン!!!

Thunderbirds are go!!!

が響き渡る。

ちげーよ!
ちげーよ!

このやり方じゃ、まるで” Thunderbirds are go!!!”のところで新郎新婦が大登場するみたいじゃん。

まさか、会場照明も落ちてたりしないだろうな?
スポットライトが入口に当たってたりしないだろうな?

あと3分は出ないんですが。

ダレる。
これはダレる。
客がダレる。

あー、最悪だ。マジ最悪。

あれだけ時間かけて作った進行表を、会場スタッフも司会も目すら通していないことがよくわかった。
初期の打ち合わせの内容もメールのやり取りも忘れられていることがわかった。

っていうか普通に考えておかしいだろ。
どうぞ!!!って煽っておきながら3分も出てこないって(ちなみにサンダーバードが3分であることも報告済み)。
段取りに違和感があるなら確認して欲しいわ。
「新郎新婦がそれでいいなら……?」で勘違いしたまま全てをスルーされるとか、たまったもんじゃない。

音響担当の妹夫婦も、私の言ってることと会場?司会?の言ってることが違うので、困ってしまったことと思う。申し訳ない。

・カーテン裏で夫と共に「やめろー!いっそサンダーバードとめろー!とめてくれー!!!」と悶絶しつつ無為な3分間をやりすごし、やっと本命の入場BGMがかかる。

そういえばこのとき、司会無言だったな。
ちげーよ。
サンダーバード後に「新郎新婦入場」のアナウンスをしろって言ったのに、進行表にもそう書いたのに、なんも見てねーのな。

ちなみに入場曲は父の所属する「カテリーナ古楽合奏団」の曲、「美しく優しい乙女」。個人的に思い入れのある曲。

今回の入場は夫もゆっくり歩いてくれた。

・そして本日のメインイベント、手品。
夫の手品サークル仲間K氏が新聞紙を使ってその場で作ったタンバリンのような筒から、信じられないくらい大量の物体を次々と取り出す。
そして最後に取り出した布には、ゲスト一人一人からのメッセージが!
このサプライズプレゼントには感動した。

チェキとかもやりたいなぁとは思っていたのだが、そのためにはゲストの誰かにカメラマンを依頼しなければならないし、なんとなく言い出せなかったんだよね。
だからシルククロスの寄せ書きプレゼントは本当に嬉しかった。
家宝にします。

もしかして受付時間にみんな書いてくれたのかな。だとしたらあの無駄に長い待ち時間も無駄ではなかったということか?そうだといいなぁ。

K氏の横に控えていたアシスタントの女性Dさんは、やはり夫とK氏の同期であり、K氏の手品の師匠でもあるらしい。あと道具の出し入れをしてくれたW氏も手品サークル仲間。
皆さんで夫のために一肌脱いでくれたということらしい。
有り難いし、素敵なことだね。夫の大学時代が偲ばれる。
あとその分業というか手際の良さが、アマチュアとはいえ舞台に関わってきた者の心意気を感じさせた。

・お次は新郎自ら手品を披露。
ただの紙を丸めたものを宙に浮かして、自由自在に操る。
すげえ。どうやって浮いているのかわからない。紐でも磁石でもないのは確かなんだが。

次は丸めた紙を一旦ほどいてお花を作り、それを浮かす。が、何かトラブル発生したらしい。どの辺がうまくいっていないのかわからんが、とにかく壇上の夫がテンパっている。頑張れ。夫超頑張れ。

しかし最後には、紙で作った花に火をつけ、本当の薔薇に変化させることに成功!
そしてその薔薇を客席で普通に手品鑑賞していた私にくれた。
キザだな!イッケメーン!

・そのまま夫に手を引かれてステージに上る私。
そして次の手品開始。
要するに夫が無作為に選んだカードと私が無作為に選んだカードが一致した!不思議!という単純なものなのだが、相性占いと絡めたりなど、夫のトークがうまかった。
紙を浮かす手品は初挑戦だったそうなのだが、カードの手品は何度かやったことがあるらしく、先ほどよりもだいぶ落ち着いているように見えたので安心した。

おそらく夫のカードと私のカードが異なると見せかけて、いつの間にか夫のカードが私のカードと同じものにすり替わっていた!ということだと思うのだが、私に引かせるカードの山をゲストに見せた時にだいぶウケていたので、そっちはそっちで仕掛けがあるんだろうなぁ、とは思った。けど、その仕掛けがなんだったのか、結局誰も教えてくれない。
ビデオの納品が待たれる。

いかにも披露宴余興っぽい、ラブイチャな手品を自演してくれた夫に感謝。

・手品後、また高砂をステージ中央に戻すと言うので、その間夫と二人で各テーブルを回ることになった。

この高砂の出し入れに関しても、会場には文句を言いたい。
というのも打ち合わせでは高砂は、『淋しい熱帯魚』の前にステージの左側に寄せて、新郎もその席から鑑賞する手筈になってたんだよね。
で、高砂はそのまま二度と舞台中央には戻らない。
お色直し入場も手品余興もその後の歓談時間もずっと高砂はステージ左側にあり、新郎新婦も基本的にはそこに座りっぱなしの予定だった。

ところが実際には、高砂は『淋しい熱帯魚』の時にステージ右側のスクリーン下に移動されてしまった。そっちは真後ろにスクリーンが迫っているため、当然ながら座ることが出来ない。

その結果『淋しい熱帯魚』では夫はステージに取り残され、所在無さげに立ち尽くすしかなかった。

しかもステージ右側では座れないからか、淋しい熱帯魚が終わったらまたステージ中央に高砂が出てきた。

んでお色直し入場後間髪入れずに手品余興なので、座りもせずに高砂は右側に移動。
んで手品終わったらまたステージ中央に移動。

打ち合わせでは「高砂移動」は1回で済むはずだったのが、実際には4回も行われた。
たった2時間のパーティーで4回も。
新郎新婦が何かしようとするたびにガタガタウロウロ、邪魔くさいったらありゃしない。

まあきちっと各テーブルを回ってご挨拶できたのは良かったけれど、それならそうと始めからそのつもりでやりたかった。
例えばビール瓶の一本も持ってお酌に回れば形になるじゃん。
ないわー。

で、テーブルを回りつつ、デザートビュッフェをつまみ食いしつつ、高砂に戻ったらもうお開きの時間らしい。はや!
乾杯からお色直し中座までしか高砂に座ってねえ!
激しく出し入れしてたけど、そのせいで一瞬たりとも座れなかったって本末転倒もいいとこだろ。
「高砂は始めはステージ中央、お色直し中座からはステージ左側」なんて複雑なオーダーはせず、「常にステージ左側」って言っとけば良かった。

でゲストからは「新婚ドリーム状態でイベント詰め込み過ぎた上、段取り悪過ぎでろくろく歓談時間も取れなかった新郎新婦」って見られるでしょ?

最悪だわ。マジ最悪。恥ずかしい。

・まずは新婦からの謝辞。原稿なしで話せて良かった。笑いは取れたものの、本当に面白かったのか、笑いどころだと察してくれたのか、はたまた苦笑か失笑かはわからない。ビデオが待たれる。

・トリはもちろん新郎謝辞。私のふざけたトークと違って、夫は真面目なスピーチでビシッと会を結んでくれた。

・そして一足先に退場した後、ゲストのお見送り。
プチギフトは紅茶。パッケージがカワイイのと、ドラジェ以外のものを配りたくてこれにした。ちょっと高い。まあ一個あたり数十円の違いだけど。
「ドラジェ以外」という意見は夫と一致していたが、彼の一押しは「ツボ押しグッズ」だった。
私はそういうこまごまとした捨てにくいものが増えていくのが嫌なので消えものにこだわったのだが、もしかして疲れたサラリーマンにはツボ押しの方が有り難かったり?紅茶は好き嫌いが分かれるしな。うーむ。

改めてゲストの皆様とお話しできて嬉しかった。
こんなに無条件にちやほやされることは一生ないだろう。

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