午前8時半出港の船に乗り、西表島へ。
昨夜の雨のせいか、船が揺れる揺れる。40分間くらいスプラッシュマウンテン級の浮上+落下に襲われ続け、酷い船酔い。吐きそうになった。口から内臓が出るかと思った。
しかしながら何とか生きたまま西表島に到着。港では今日のメインイベント、カヌー漕ぎのインストラクターさんが迎えにきてくれていて、そのまま川へGO。
マングローブの林の中を、どちらが下流だかわからないくらい緩やかで幅広の川を、ゆっくりと進む。初めはうまく進行方向をコントロールできなくて追突してしまうことも多かったが、だんだん慣れてくると好きな方向に進んだり、わざと座礁してそこにいる生き物を観察したり、景色を楽しむ余裕が生まれた。
←マングローブの林。満潮時には根がみんな水中に入る。
漕ぎ始めてしばらくは下流の方に向かっていたけれども、別の川との合流地点でそちらに乗り換え、上流へ進んでいく。
←正面にピナイサーラの滝が見える。
岩などでこれ以上カヌーでは進めないところまで行くと、今度はカヌーを降りて登山開始。温室でしか見たこと無いような熱帯植物が自生するジャングルに分け入り、インストラクターさんに動植物の解説をしてもらいながら道なき道を進むと、急に視界が開けた。そこがピナイサーラの滝。
落差55 mの巨大な水流が、風に煽られてうねる様はまさに圧巻。夏はみんな滝壺で泳ぐらしいが、今日は天気が悪いこともありちょっぴり寒いので、足に水をつけるだけにする。
適当な岩に腰掛け、インストラクターさんが持ってきてくれたおやつと温かいお茶をいただいて休憩。ハイキングのあとのお茶は格別においしいね!
その後もと来た道を戻り、カヌーでスタート地点へ。ここまでくるとカヌーもかなり上達。うーん、楽しかった。
インストラクターさんと別れ、港のそばの食堂で定食を食べた後、レンタカーで由布島へ。あれだね、高校の同級生が車運転してるのってなんか不思議な気分。当時はどこか遊びに行くにも電車かバスだったからさ。車という移動手段を得て、我々大人になっちゃったんだな~、と感慨深い。いや、私は運転できないんだけどね。法的に。ごめん。
由布島までは水深数cm~数十cmほどの遠浅の潮が続いており、ここは水牛の牽く牛車に乗って行く。水牛かわいい。
由布島は小さな島全体がテーマパークのようになっており、様々な植物や生き物が観察できる。特に蝶々園は圧巻。巨大なオオゴマダラが人間に臆することなく勝手気ままに舞う。黄金色のオオゴマダラの蛹もまたすごい。
←オオゴマダラ
←オオゴマダラの蛹
←なんとかアサギ
ニワトリやら孔雀やらが一緒くたになってる大きな檻では、一羽のオスの孔雀がまさに求愛中で、艶やかな尾羽を扇のように開いてメスにアピールしていた。いいもの見た。
再び牛車に乗って由布島を後にする。西表島発の最終船にギリギリで間に合う。
行きの船がやばかったので、ともこに酔い止め薬をもらい、疲れもあってすぐに寝てしまったが、帰りはあんまり揺れなかったらしい。
ホテルに戻って体勢を整えた後、夕食がてら居酒屋に繰り出す。タクシーの運転手さんに勧められた「タラジ」というお店は、確かに安くて旨くて最高だった。
帰りに泡盛と地ビールとつまみを買って、ホテルの部屋でも飲み。気持ちとしてはこのまま語り明かしたいぐらいだったけど、体力がそれを許さず、零時前というかなりおりこうさんな時刻にお開き。そのままベッドに倒れこむ。
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