2012年6月6日水曜日

※ただしイケメンに限る

さっき某パンダマークの引っ越し屋さんが見積もりに来てくれた。 
石川遼をさらに爽やかにした感じのイケメン。ややテンション上がる。 
だがしかし、イケメンとて甘やかしはしないよ。しっかり勉強してもらいます!(キリッ) 

運ぶものを伝えてざっと見積もってもらったところ、26万円!(うち運送料が21万円)出せるかボケ!しかしF県からM県だもんなぁ・・・それくらいかかっちゃうか・・・。 
で、前回(S県→F県)にもパンダを使ったこと、不動産屋の割引券があったのとで引いてもらって、17万。お、だいぶ安くなった。しかし勝負はここからよ。17万が実質の言い値。「26万」は17万を安いと感じさせるための前振りに過ぎない。たぶん。 
つーかこっちがまだ何も言ってないのに9万も引けるってさ・・・運送料21万って相当適当なんじゃ・・・。 

混載トラックはないのか聞いてみたら、私の第一志望の日程ではないけど便があるみたいなので、そっちにしてもらうことにした。これでいくらか浮く。 

遼くん(仮名)が上司と電話し始めたので、アメリカンドッグをかじりつつ待っていたら不意に「ご予算はおいくらですか?」と訊かれた。予算・・・安けりゃ安いほど良いんで、「3万で!」って吹っかけることも可能だけど、現実見ないとかえって値引き交渉しづらいし、難しいよね・・・。 
というわけで「10万から15万?」と答えたら、遼くん(推定23歳)は上司との電話を再開。 

で、電話が終わって遼くん(ちょっと足臭い)はこちらに向き直り、 
「即決で148,000円はどうでしょうか?!」 
キター!即決キター!!!ふふふ騙されんよ、私は騙されん。 
しかしこの価格設定はいかにも「私のご予算内」だなぁ・・・上限15万じゃなくて12万くらいで吹っかけとけばよかったなぁ・・・10万以下はさすがに無理だと思うし。 

「即決じゃなかったらいくらになります?やっぱり他社と比較したいので。」 
と訊いてみた。つーか他社に浮気したら「じゃあそこより下げます!」って言ってくれるんじゃないの?そんなら私に「即決」するメリットないよね? 

「いや僕、御手洗様が初めてのお客様なんですよ!是非ともここで最高の引っ越しをご提案させていただきたいんですよ!即決でお願いします!」 

あかん、遼くん(新入社員)話通じてない。貴様にとって私が初めてかどうかなんて、私にとってはどうでもいいことなのだよチェリーボーイ。 

「じゃあ128,000円はどうでしょう?!これちょっと、僕ら相当苦しいですけど、御手洗様のためなら!」 

おっと?これは確かに即決圏内か?いやいやまだ折れんよ。2万の下げ幅があるということは、即ち余力があるということ! 

でもぉ、う〜ん、と2分ほどウジウジし、「やっぱり他社さんも合わせて検討したいので(早く帰れ)」と言ったら 
「10万円台なら決めていただけますか?!108,000円はどうでしょう?いや、これ以上はホント無理なんスよ。他社さんでも10万円台ってのは絶対出ないですよ。あ、安いからって手抜きするとかそんなことはありませんよ。僕が『石川やられたな〜』って上司に言われるだけで。」 

マジで?こんなに下がるとは思わなかった。もうこれで良くね?いやしかし、他社さんが10万でやってくれるかどうかは、他社さんに訊かないとわからねいよ。むしろ「某パンダなら10万でやってくれるらしいんですけどぉ」つって買い叩くことも可能だよ。 

「ネットで見積りしてもらったら他社さんは7万円で出してくれまして・・・当然ネットでの見積りと訪問でのちゃんとした見積りでは結果が変わってくると思うんで、少なくともそこには来ていただいて、本当に7万円でやっていただけるか確かめたいんですよね〜(これは本当)。」 
「え、7万ですか・・・え〜・・・7万・・・それ本当にF県M県間ですか?」 
「サイトにはそう書き込んだので多分。」 
「例えばそれは運ぶだけで、作業員による梱包積み降ろしが上乗せされるとか・・・」 
「そうかもしれないですけど、一応作業員二人込みって書いてあるんで。だからとりあえずそこには見積り取ってもらいたいな、と。」 



「・・・わかりました。御手洗様。88,000円でお願いします。」 
「お願いします。」 
握手。 



うん、良いよ。私の負けだよ。10万切れただけで満足だよ。 
いやさ、本当は何社か来てもらって比較検討した方が良いんだろうけど、それはそれでめんどくさいんだよね。時間取られるし。 
S県→F県で74,000円だったんだから、F県→Mが88,000円って相当安いと思うよ。まあS県のときは2月で、ピークではないにしてもそこそこ高い時期だったからしょうがないけど。クロネコヤマトの単身パックだって8万するしね。 
いや、本当に他社ならネット見積りのように7万でやってもらえたかもしれない。でももういいよ。私は納得した。私はこの引っ越しに88,000円かかることに納得した。 

それにイケメンと小一時間楽しくお話しできたしね。なかなか首を縦に振らない私に手を焼く彼の苦笑が、私のどS心を満たしてくれたしね。ありがとうイケメン。 

遼くんは本当に新入社員なのか、複写用のカーボン紙の上に契約書を重ねて何か書き始めたはいいけど、カーボン紙の下に何も敷かなかったせいで、こたつに複写されていたよ。遼くんはガチで慌てて、上品なハンケチーフでごしごし擦ってたけど、カーボンが薄く広がったにとどまったよ。でもイケメンだから許す。お客様のこたつに契約内容を複写して冷や汗をかくイケメンを鑑賞できたので許す。

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