2009年7月5日日曜日

たなばた

もうすぐたなばたですね。
 
近所のイトーヨーカドーに、周辺の幼稚園に通う子どもたちの短冊が飾られていました。
 
 
今どきの子どもの欲望を拝見。 
 
 
 
 
そのうち、私が秀逸だと思った短冊を紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

『しあわせを もたらす どらごんに なりたい』
 
 
 
 
 
 
これはすごい。
 
数ある短冊の中で一番すごいかもしれない。 
君には最優秀作品賞をあげよう。
 
女の子だったら「プリキュアになりたい」
男の子だったら「ウルトラマンになりたい」「シンケンジャーになりたい」

が大勢を占める中、これはそれらと一線を画して、抜きん出ている。

自分が幸せになるんじゃなくて、他人に幸せをあげたい、だからね。素晴らしい。
しかも「もたらす」って、園児にしては難しい単語を使うではないか。親や先生に書いてもらったんじゃなくて、明らかに自筆だからね。

そしてどらごん。はしっこにどらごんらしきイラストもあるが。もう何も言うまい。言えば言うほど、この短冊のすごさから遠のいていくから。 
 
『シンケンブルーの ゆうのすけみたいな せいぎのみかたに なって、
しんかんせんの うんてんしさんに なりたい』
 
 
 
 
 
 
ただの運転士ではない。
正義の味方の運転士である。

新幹線の運転士とは世を忍ぶ仮の姿、しかしてその正体は正義の味方シンケンブルー!!!
 
一見正義の味方と運転士と両方なりたいというのは欲張りな気もするが、正義の味方になりたいという夢を持ちつつ運転士という現実に即した希望も出しておく、というのはなかなか賢いかもしれない。
 
  
『やくざいしさんに なりたい』
 
 
 
 
 
しぶい。
いや、もちろん素晴らしいお仕事だよ。
私の友人にも何人か薬剤師さんがいるし。
知的な専門職で社会になくてはならない職業だ。
 
しかし、「薬剤師」を知ってる幼稚園児がいるとは。
私は小学校高学年くらいまで、世の中に薬のプロが存在していることを知らなかったよ。
すごいな、この子。親が薬剤師さんなのかな。
 
 
 
 
『あそんでる おともだちの こころが わかる 
やさしい おにいお
おにいさんに なりたい』
 
 
 
 
 
これは泣ける。
なんていい子なんだ。
 
「おにいさん」と書こうとして何度もどもってるあたり、彼の真剣さがにじみ出ている。
 
その心をいつまでも持ち続けてほしいものだ。
 
 
 
 
一応短冊に書かれた名前のところは見えないようにしてあるんだが、こういうのも勝手にネットにのっけちゃいかんのかな。もし不適切だと思う方がいらっしゃいましたら、その旨コメントください。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

いーねー。

aqualerius さんのコメント...

いーねー。

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