2008年10月20日月曜日

ペリメニ

10/12

急にペリメニ(ロシアの水餃子のようなもの)が食べたくなったので、つくることにした。スタンでよく食べてたんだけどさ。

で、気合入れて小麦粉練って皮からつくろうとしたんだけどね。




薄力粉と強力粉間違えた……



説明しよう。本来強力粉で作るべきものを薄力粉で作るとどうなるか。

私はね。弾力のある固体をつくりたかったのだよ。パン生地のようなね。でも出来上がったものは固体というより液体に近い。しかもやたら粘性がある。引っ張るとどこまでも伸びる。このグルテン的粘性が始末におえない。

よく漫画のどじっこぶりっこが、ケーキ作るのに砂糖と塩入れ間違えるなんてのはあるけど……これはひどい。

いや、私のせいではない。ネットで落としたレシピには「小麦粉」としか書いてなかった。だから私は「小麦粉」を買ったんだ。だって小麦粉って書いてあるもん。この1/2の賭けに負けたわけだね。あぅ。

気を取り直して強力粉で再チャレンジ。こねこね。皮に詰める餡は、ラボからかっぱらったビニール手袋を用いてにちゃにちゃ。麺棒がないので、皮を広げるのにはコップを代用。そしてできた皮に餡を詰め詰め。

教えて料理する人。麺棒で皮を広げても、恐るべき弾力で元のサイズに戻るんですが。むりやり引き伸ばして中身をつめても、お構いなしに縮んで、肉はみ出るんですが。何この形状記憶。これってどうすればいいの?タネこねすぎとか?

3時間ほど悪戦苦闘して、36個のペリメニを作成。うち比較的形よくできた23個はラップに包んで冷凍保存、非常食用に。失敗した13個(1/3じゃん……)は今日茹でてしまおう。

ペリメニは水餃子のように茹でて、バターやワインビネガー、サワークリームを添えていただいてもいいんだけれども、スタンではスープに入ったもの を食べてたのでそれに準じることにする。といってもあのスープの味の再現は私の貧困なスキルでは不可能なので、適当にコンソメ溶かした湯でペリメニを茹で る。

そして完成!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…う~ん…。
 
お味は!
 
…う~ん…。
 
まぁまずくはないかな。普通。なんかロールキャベツのキャベツが餃子の皮になった感じ…。少なくともスタンのペリメニとは似ても似つかない。皮の厚さにムラがあるのが気になる。肉の部分は極薄で、閉じてる部分は分厚いからさ。3時間苦労してつくるほどの代物ではない。
 
 
 
10/13

今日最初にすべきなのは、キッチンを昨日の惨状から復帰させること。昨日は3時間の作業に疲れ果てて、肉やらたまねぎのみじん切りやら小麦粉やら食器やらが飛散した状態で寝てしまったのだよ。

で、やれやれやっと片付いた、というところで気がついた。

昨日の薄力粉バージョンのタネどうしよう。

扱いに困って、とりあえずラップして冷蔵庫に突っ込んだんだが。捨てようと思ったんだけど、これ薄力粉+卵+牛乳でしょ?砂糖混ぜて焼いたらクッ キーとかその類になるんじゃね?まあどのみち捨てるにしてもこの粘性のまま生ゴミというのはさすがに気分悪い…焼いて固形にしたいところだ。

砂糖を適当に加えてねちねち混ぜる。これホイップとかしたらかわいらしい形状のクッキー系のものになるんじゃね?

しかしホイップひりだすやつがなかったので、ビニール袋にタネをつめる。袋の底のカドを切り取ると、おお、出てきた出てきたいい感じ。

……出てきたはいいけど、どうやって切るんだこれ。すさまじい粘性だ。お母さーん、黄色のドロドロが止まらないよー。

というわけで丸皿いっぱいにでろーんと広がるわけのわからない物体。オーブンを160℃にセットし、25分ほど焼く。

うーん、何ができるのかな♪わくわく。

という料理してるときにはおよそ味わえない期待に胸膨らませる私。

で、完成。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
意外と普通。直径30cm、厚さ8mmのパンケーキのような?

味は……まずくはない?小麦粉+卵+牛乳+砂糖からつくられたものの味。でも食感はよろしくない。たとえるなら…うーん…高さ5cmのマドレーヌを5mmに圧縮したらこんな感じになるかも。

まあいいさ。何事もステップバイステップ。ふだんナノグラム単位の実験してる私が、できないわけがないのさ!

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