2012年5月14日月曜日

趣味の話

あんまり人に話したこと無いんだけど、私はドールが趣味だ。 
子どものときからリカちゃん人形とかジェニーとか好きで、思春期以降もときどき「人形に服を作って着せ替えたい」という願望が再燃しては冷めることを繰り返している。 

燃えるのはいいとしてなんで冷めるかというと、正直ジェニーの顔が好きじゃないんだ。子どものときから。いまいち納得のいかない人形に服を作るというのも熱が続かないというか、飽きちゃうというか。 
でも着せ替え人形が欲しいならジェニー系かバービー系しかいないじゃん。バービーみたいなどぎついメリケンガールよりはジェニーの方が好きだな、と思ってたんだよ。 

しかし2年くらい前にネットサーフィンで「ドールカスタム」という趣味が存在することを初めて知ったんだ。世の中にはジェニー、バービーだけじゃなくて、実に様々なメーカーが様々なお人形を作っているらしい。しかも完成品だけでなくパーツの状態で販売されていたりして、理想のお人形を組み立てることも可能。また完成品のお人形のメイクを剥がして塗り替えたり、ウィッグを変えたりして楽しむこともできる。そうやって、「ドールをいじって自分好みにする」という趣味を「ドールカスタム」というらしい。 

以下どんどんマニアックになるので、読み飛ばし推奨。 

ジェニーが気に入らない、と言ったけれどじゃあ私がどんな人形をご所望なのかというと 

・身長 27 cm (いわゆる1/6 ドール。ジェニーもこの類) 
・目はドールアイ(義眼)
・球体間接
・顔が可愛い

以上が条件。 
ドールは概ね1/3(身長約60 cm)と1/6(身長約27 cm)の2種類が主流で、完成品は1/3ならドールアイ、1/6ならプリントアイしかない。なので1/6でドールアイが欲しいとなると自分で組上げるしかない。 
というか完成品は1万円以上が普通なので、なるべく費用を抑えるためにも自分で組み立てたいところだ。 

で、学位審査が終わったのを機にVolksのドルフィープラスの素体を購入し、カスタムのための道具類も揃えてつくってみた。けどやっぱりドルフィープラスも私の好みじゃないんだな。 
アニメ風というか、鼻と口が小さすぎるし、頭部の体積に比して顔貌の面積が小さすぎる。あと着替えるたびにヅラがズレたり手首がもげたりするのがめんどくさい。 
いや、自分の処女作だから愛着はあるよ。美人じゃないけど我が子は可愛い的な。 

他のドールアイタイプの1/6ヘッドはParaboxのグレーテルとフェアリーしかなくて、グレーテルは顔が好みじゃないし、フェアリーはまあまあなんだけど耳が人外なので却下。 

で、次は「ペイントアイ」用のヘッドを目玉をくりぬいてドールアイを嵌められるようにすることに挑戦してみた。 

購入したのはオビツのヘッド01番。このヘッドは顔が人間に近くてすごく私好み。成功したら、きっと素敵なお姉さんになるだろう。 
成功したらね。 
失敗したけどね。頭部が2個、貞子もブラウン管に逃げ帰るホラーな状態に・・・ 

やっぱりあんな小さい頭の、あんな肉厚な塩化ビニールの皮膚を、理想の形にくりぬくなんて無理だよ〜。いや、ネットでは綺麗にドールアイ型にカスタムしている人がいるし、ナイフやヤスリを何種類も揃えて頭部を何個か犠牲にすればできるようになるかもしんないけど、しばらく無理だわ。時間的に無理だわ。 

というわけで何度目かわからない私の中のドールブームが去った。ように見えた。 

が、見つけたんだよ!やっと見つけたんだよ! 
 
J-doll 
http://groove.ws/?p=2820外部リンク 

ネットサーフィンしてたら、個人のブログに載っててさ。 
ドールアイ型の1/6ドールの完成品って存在してたんだね。 
顔がモロ好み。超カワイイ。てか美しい。 

ジェニー(タカラ)とかドルフィープラス(Volks)とかえっくすきゅーと(アゾン)とかいろいろ見てきたけど、こんなに私の好みと合致するドールは初めてだよ。 
メーカーを調べたらプーリップを出してるグルーヴというところだった。 
プーリップは有名だ。でも巨頭のお人形は趣味に合わない。 

プーリップはわりとどのお店でも売っているんだけど、J-doll は見たことなかったわ。 
ドール関係の雑誌も他のドールのことしか書いてないし、2chのまとめスレもDDかSDかえっくすきゅーとばかりだし。 

顔の造形の精緻さとは裏腹にボディが貧相なのも私好み。 
Volksやオビツのボディは乳や尻が立派すぎるんだよね。 
ドール好きは男女共にいるんだけど、女性は着せることに楽しみを覚えるのに対して、男性は脱がすことに悦びを覚えるからだろうか(笑)

でも乳小さい方が着替えやすいし、服も作りやすいしね。尻の割れ目や乳のふもとの線などJ-dollは他の人形に見劣りするが、顔さえよけりゃいいんだよ。うん。 

問題はお値段なんだが・・・定価10500円が、楽天で7700円になっているのを発見。J-dollだけでなく完成品の1/6ドールは普通1万以上なのを思えば割と安い方。 
まあそれでもジェニーの2, 3倍・・・たかだか人形だと思うとやっぱり高い・・・。 
しかしオビツヘッドの開頭手術に今後7700円を費やしてもこれほどのクオリティの人形は手に入らない。 
それに将来また人形を自作することになったら、市販の見本があるのと無いのじゃ上達のスピードが全然違うと思うんだよね。 

うん、買っちゃおう。 

こういう「ムダな買い物」は久々なのでわくわく。品物が届くのが楽しみ。

2012年4月9日月曜日

グラビア撮影レポート

私が和服を着たのは、浴衣を除けば3歳の七五三が最初で最後だ。

成人式も大学卒業式も着なかった。というか式自体をすっぽかした。

そのころは人生の節目におけるコスプレにあまり関心がなかったもので。

しかし気づけば私もアラサー。博士課程修了のこの機を逃したら、一生振袖が着られないかもしれない。そう思ったらにわかに着たくなってきたぞ、振袖&袴!

学位記授与式で着ることも考えたんだが、式が行われるのはQ大から遠く離れたS大本部。当日朝S大の最寄り駅で着付けをすること自体は可能だろうが、どの着物をレンタルするかなど事前の打ち合わせが必要だろうし、そのために九州から往復する時間も金もない。

そういうわけで、福岡で振袖&袴の写真を撮ることにした。

まあ着慣れない和装で式典出席って相当しんどいだろうしね。着崩れないような所作もできないし直す技術もないから、終わるころには衣装がデロンデロンになっていただろう。当日雨だったし。

ネットで検索して、川端の写真屋さんを発見。

振袖&袴レンタル+着付け+メイク+ヘアセット+2面台紙+全データを焼いたCD-R

全部込みで4万円。お値段がそこそこリーズナブルなのと、和装なんざしたことがない、もちろん振袖なんか持ってない私にとって、ほぼ身一つで行けば全部やってくれるというお手軽さが魅力だった。

着物用下着は持ち込みだったので祖母のを借りたんだけどね。

データをくれるってのもいいね。家族にメールで送れるし、自分で加工して使い回しできるし。

で、上のような写真をいっぱい撮ってもらったわけだ。

振袖の色はすごく気に入っている。歳を考えずにサーモンピンクをチョイス!本当は洋柄より和柄が好きなんだけど、この色で和柄がなかったので妥協。

袴は紺か深緑の方が良かったんだけどイメージに合うのがなかったのと、紫のグラデーションが綺麗だったのでこちらを選択。足元の桜模様もいいね!

履物はブーツ一択!

結果的に、このコーディネートにはまずまず満足。

着付けのとき、「半襟にレースのフリル入れちゃいますねーv」と言われて、されるがままの思考停止状態になっていた私は「はーいv」と答えたが、2.5秒ほど考えて「やっぱフリルない方がいいです。」と言った。危ないところだった。アラサーのフリルって痛々しすぎる。結局柄入りの紫の半襟を入れてもらった。こっちにして良かった。半襟って言っても、布が巻かれた厚紙を襟元に押し込むだけなんだけど。

髪は肩くらいまでしかないので、アップスタイルにするにはエクステとかつけられるのかな?と思ったら、意外にも地毛だけですんだようだ。ヘアメイクさんすげー。

顔のメイクの方は・・・一つだけ言えることは、私は二度とつけ睫毛はつけない、ということだ。二重まぶたにするための不毛な努力もやめる、ということだ。

メイクさんに「二重にしちゃいますー?」と訊かれたので「もう何でもやっちゃってください。」と答えたらまぶたにアイプチ(糊のようなもの)を塗ってくれたんだけどさ。これ、あらゆる一重まぶたの人々を強制的に二重にしてしまうという神アイテムでさ。そのはずなんだけどさ。私の顔が扁平すぎるからなのかまぶたが厚ぼったいせいなのか、ともかく規定外の顔面構造らしくて、二重状態が全く保持できないんだよね。結局メイクさんは諦めて、アイプチ塗ったところをアイライナーで塗りつぶしていたよ。

メイクさんに「つけ睫毛つけますー?」と訊かれたので「もう何でもやっちゃってください。」と答えたらつけてくれたんだけどさ。私の顔が扁平すぎるからなのかまぶたが厚ぼったいせいなのか、ともかく規定外の顔面構造らしくて、睫毛が上がった状態を全く保持できないんだよね。つけ睫毛の重さに引っ張られてまぶたごと下向きになるっていうか。そうなると目を全開にしても睫毛が下に向いているせいで半目状態になる。常に眠そう。これを少しでも避けるためには5秒に1回くらい指でちょいちょいっと睫毛を上げねばならない。しかしつけてしまったものはもうどうしようもないので、そのまま撮影に臨む。

うん、プロの技をもってしても私の頑強なまぶたを改善することができなかったんだ。私にできるわけがない。

でも悲しいなぁ。男性諸君に「女の化粧は詐欺だ」と言わしめるのは概ねアイプチとつけまに依るものだと思っている。他の化粧は顔に色を塗るだけなので、多少立体感を割増する程度はできるけど、ガラッと変える力はない。アイプチとつけまさえあれば、私を含む多くの「不細工寄り」の女性が「美人寄り」にクラスチェンジできる。そう信じていた。

でも私にはそのマジックは使えないんだね・・・私とて「世界一不細工」だとは思わんけどさ・・・そこまで自虐はしてないけどさ・・・でも「化粧での伸びしろの長さ」で言ったら下から1割くらいに入りそうだ・・・orz

話がそれた。んで、撮影。面白かった。カメラマンさんってすごいね!写真の技術はもちろんだろうが、それ以上に、素人に女優のようなポーズをとらせたり表情を引き出したりするテクニックが並大抵ではない。

「左つま先前に出して右足一歩下がってー、そうそう、体は右斜め向いて顔はこっちー、ちょっと右にかしげてー、はい笑ってーいいよいいよ可愛いよパシャッパシャッパシャッ」

「左手で襟持ってー親指は中に差し入れてねーそうそう、指先にちょっと雰囲気出したらいいかな、こんな感じで、そうそううまいうまい、そしたら左に体重かけて左肩下げてー、ちょっと右斜め下に視線落とす感じでいいよいいよーパシャッパシャッ、そしたら視線だけこっちちょうだーい、あ、顔は動かさなくていいよ、はい笑ってー、もーっと笑ってー、いいよいいよパシャッパシャッ」

うん、撮影終わっても笑顔が顔に張り付いちゃって元に戻らなかったよ。

カメラマンさんには「手の表情のつけ方がうまい」という微妙なポイントを褒められた。Perfumeダンスの成果かな。

カメラマン「じゃあ番傘持ってきて!」

番傘があるのか!

カメラマン「桜の暖簾持ってきて!」

暖簾もあるのか!

カメラマン「最後は薔薇で行こうか!」

薔薇って何だ?!

そうして出てきたのは一面に薔薇の造花が貼付けられた大きな板。

それをメイクさんやアシさんが私のバックで掲げてくれるわけだ。

なんじゃこりゃ〜〜〜笑うしかない!

そんなこんなで撮影終了。本日撮った105枚もの写真をその場でCDに焼いてくれる。

これはあえて画質を落としたもので、ちゃんとしたデータは台紙ができたときに一緒に渡してくれるそうだ。

この低画質データの中から台紙にしてほしいものを2枚選んで注文するわけだ。

家族にメールする写真は高画質の方にしようかと思ったけど、軽い方が送りやすいし見やすいよなーと思ってあえて今持ってる低画質のデータを送った。

105枚も撮ってくれたんだけど、他人に見せられるのは20枚がいいとこかなー。

やっぱつけまが失敗だったよ。一息つくたびにメイクさんが睫毛を修正してくれたんだけど、それでも時間が経つにつれてどんどん落ちてきちゃう。眠そうっていうか、頭大丈夫?っていうか。

あと例えば「顔右向いてー、視線だけちょうだーい」系のカットって奥側にある右目の黒目がまぶたや鼻の陰に隠れてほとんど見えないんだよね。黒目がちの美人さんならちゃんと映るんだろうけどさ。

んで、左目の黒目はつけまに隠れてやはり見えない。結果、白目剥いてるみたいになる。こわい。

上目遣いも同じ原理で、黒目がつけまに阻まれ、白目状態。

うん、つけまダメ、二重ダメ、角度をつけたキメ顔もダメ。これがわかったのも大きな収穫だ。本番(?)にこれらの失敗をすることが避けられる。

持って生まれた不細工だけはどうしようもないもんね。哀。

そういうわけで、振袖&袴の記録が残せたのは本当に良かったし、撮影はすごく楽しかった!今度は見合い写真でも撮ろうかな(笑)

2012年4月4日水曜日

どっきどきどん!一年生♪

2時間ほどマウス室で作業した後デスクに戻ってきたら、今年度の新入生6人(全員男性)が大集結して私のところにやってきた。そして次々に自己紹介をしていった。

察するに私がマウス室にこもっている間にラボで新入生ごあいさつイベントがあって、遅れて戻ってきた私が最後だったということなのだろう。

しかし6人の男共が揃ってごあいさつに来てくれたもんで、あたかも中曽根詣ならぬばっち詣をされてる気分だったよ。このラボに来たからにはばっちさんにちゃんと顔覚えてもらえ的な。

・・・すいません、調子こきました。

もともと14人くらいしかいなかった院生室に成人男性が6人も増えると、かなり体感人口密度上がるね!
卒研生とかなら男の子でもまだ線が細くてかわいらしいんだけど、今回の6人のうち4人だか5人だかが「リターンバックして学位取りに来た医者」らしいので、なんか暑苦しい。っと失礼。大人の男性の魅力に圧されて息苦しい。

いや、私の方こそ他人をむさいの暑いの言える立場ではない。
2時間マウスごもりをしてきた私から発せられる獣臭は半端ない。
自覚できるくらい臭うのだから、周りの人間にとっては公害レベルだろう。
ましてマウス室になんぞ入ったことがないと思われる新入生諸君にとっては拷問のような悪臭に違いない。

最悪だ。第一印象最悪だ。きっと彼らは「何この臭い女。」と思ったことだろう。
のちのち彼らがマウス室の臭さを知ることになっても、「臭い女」と刷り込まれてしまった記憶を覆すのは不可能だ。

しょぼーん。

2012年3月16日金曜日

三島懐古

元三島市民には涙が出るほど懐かしいスレ。

「三島行ってきたから写真うpする」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51703852.html

2012年3月12日月曜日

送別会

久々にまともに幹事をやった気がする。
といってもラボのセミナー室でのささやかなものだけど。

今年度ラボに来た4年生二人が両方この春でQ大を出てしまうので、ラボで送別会をやったんだよね。

飲み物食べ物の他にプレゼントを手配するのも幹事の仕事なので、昨日探しに行ってきた。東急ハンズに。

実は先週風邪を引き込んでしまい、昨日もうっすら発熱していて、体はダルいのに妙にハイになっていたので、このテンションでハンズになんか行ったらえらいもん買ってしまいそうだな、と自分の暴走を止めるのに苦労した。うっかり下ネタに走って送別会で派手にスベったら目も当てられないしね。

プレゼントって難しいよね。前にもmixiに書いたけど。
使うと消えるものが無難ではあるけど、「ラボからの贈り物」と言うからには手元に残るものがいいじゃない?
かといって、もうすぐ引っ越しの彼らに余計な荷物を増やしても悪いじゃない?
実用的なものの方がいいけど、あまり実用に寄りすぎても存在感薄くなるじゃない?
それなりに良いものもあるんだけど、やっぱ高いんだよね。
お手頃価格のものは「なにもラボで贈らなくても・・・」ってモノしかないし。
ここはやはり下ネタジョークグッズしかないか・・・

と思ってハンズと阪急百貨店を3時間回って見つけた。



ガラスペン。



こういうの。↓
http://www.rakuten.co.jp/buneido/743430/

これ欲しいわ。ていうか私が欲しいわ。いや正直いらないけど(オイ)、他人にもらったらめっちゃ嬉しい。

「自分では買わないけど他人にもらうと嬉しい。」
これだよね。この一見矛盾しているようなギリギリのラインが贈り物選びのセンスってもんよ。

いいじゃんガラスペン。
そこそこ値は張るんだけど、今回は店飲みじゃないんで、その分贈り物に金をかけても罰はあたるまい。
見た目キレイでお洒落だし。
インテリ風なインテリアだし。
割れ物ってことで気は使うが、まあケースに入っていれば大丈夫だし、大してかさばらないだろう。
使うかどうかは彼らの選択だが、少なくとも「日常づかいできる」というポテンシャルはあるし。インクもセットであげたからね!
「4年生の頃S研で一年間頑張った証」になりそうじゃない?
「ラボから贈る記念品」として、ガラスペン以上にふさわしいものがあるだろうか(反語)。

そんなこんなで今日の送別会で二人にあげたら、喜んでくれたみたいでよかった。
Hさんが私の学位取得のお祝いにとフランスから贈ってくれた上等のワインも空けることができたし。
後輩がいろいろ手伝ってくれたし。

ラボの人には「なんでガラスペン?」と思われたに違いないが、一人一人に言い訳して回るのもめんどくさいし自慢しているみたいになっちゃうので、mixiに書いてフラストレーションを発散。すっきり。

2012年3月4日日曜日

今さらヒカルの碁

佐為が成仏した~~~~( ノД`)シクシク…

2012年3月2日金曜日

光市母子殺害事件

mixi ニュースから。

死刑の是非を問うとき、

1. 冤罪の可能性があるから、死刑廃止
2. いかなる犯罪者の命も公権力で奪ってはならないから、死刑廃止

という2つの議論は分けなきゃいけないと思う。

この13年前の事件はその残忍さと犯人が少年であることから世間の耳目を集めたし、死刑廃止派の弁護団が犯人の少年を旗印として利用したことでも有名だ。

でもこの死刑廃止派の人々がいったい何をしたかったのか、よくわからん。
いや死刑を廃止したいのはわかるんだけどさ。

少年が母子を殺したのは確実で、というか「少年は犯人か否か」は争点ではないので、「1. 冤罪の可能性があるから、死刑廃止」という議論ではない。
私も死刑の議論に冤罪の恐れを持ち出すのはなんか違うと思う。無期懲役だろうが罰金1万円だろうが冤罪はいかんでしょ。

で、「2. いかなる犯罪者の命も公権力で奪ってはならないから、死刑廃止」という方向で攻めるなら、「こいつはこんだけ悪いやつだが、それでも死刑だけはいかん。」というロジックで主張すべきだと思うんだよね。そういう意味ではこの事件の犯人は死刑反対の旗印に最適だったと思うよ。人間のクズだから。

でも弁護団が行ったのは犯人の少年に対する気違いじみたフォローだった。ドラえもんが云々とか。
いや、犯人をフォローして無罪にするなり減刑を試みるなりするのは弁護士の仕事で、当たり前のことなんだけどさ。「死刑廃止」とは関係ないよね。
少年を弁護することにより「少年の死刑」は回避できるかもしれないけど、「日本の死刑廃止」には全く繋がらないよね?

少年に殺意はなかった、特殊な生い立ちで情状酌量の余地がある、若いから更生の余地もある、だから死刑は反対。えらい普通の主張だ。そして死刑そのものは否定していない。
「少年の犯した罪は死刑になるほどではない」ってつまり、「もっと酷い犯罪なら死刑でも仕方がない」ってことだよね。

根本的に死刑そのものを廃止したいなら、「この少年は弁護する価値もない人間のクズで、反省の色もなければ更生の余地もなし、仮に数年後社会に放てば似たような犯罪をする可能性が大いにある、それでも死刑だけはいかん。」って言わなきゃいけないんじゃないの?というか、死刑廃止派はそう思ってるんだよね?「2. いかなる犯罪者の命も公権力で奪ってはならない」、その理由を彼らは持っているんだよね?私にはわからないけれど。

だからドラえもんじゃなくてさ、どんな犯罪者も死刑にしてはならない理由を裁判で述べてさ、世間に「なるほど確かに死刑はだめだ」って思わせないと「死刑廃止運動」にはならないんじゃないかなー。

というわけで、弁護団が何をしたかったのかわからない。
「死刑廃止派はドラえもんだの蝶結びだの言って少年を『弁護』するキチガイ軍団で、ろくなもんじゃない」というメッセージはしっかり受け取ったけどね。
少年を死刑廃止のために利用したんじゃなくて、本当に少年の利益を守りたかったんだけど無謀な弁護のせいで裁判に負けちゃった、ということなのかな。



■光市母子殺害の被告側、判決訂正申し立て
(読売新聞 - 03月02日 11:39)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1936073&media_id=20
 山口県光市の母子殺害事件で殺人罪などに問われ、最高裁で2月20日に死刑判決を受けた元会社員大月(旧姓・福田)孝行被告(30)の弁護側が1日、最高裁に判決の訂正を申し立てた。訂正が認められた例はほとんどなく、棄却されれば正式に死刑が確定する。
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