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2015年10月23日金曜日

保険の噺

先日夫と一緒に、生命保険会社の人(A氏)の話を聞いてきた。 
A氏は夫の上司の保険担当者で、夫上司に「顧客になってくれそうな人を紹介してくれないか」と持ちかけ、そこで「新婚・子梨・保険とか老後資金とか考えてなさそう」な我々を紹介されたらしい。 

私は金にはめっぽう疎いので、保険の基本的な仕組みを教えてくれ、考えるきっかけをくれたA氏には感謝してる。 

けどうさんくさい。 

A氏「生命保険は掛け捨て型、定期型、終身型に大別され……(解説)……で、奥様、どの保険が好きですか?」 
私「は?」 
A氏「あるいは、どの保険が嫌いですか?」 
私「?」 
A氏「女性は掛け捨て型が嫌いという方、多いんですよ。かけたお金がムダになるから。そして終身型が好きな方が多いんです。今回私がおすすめしたいのもこの終身保険で……」 

なんかイラっとした。 
好き嫌いって何だよ。 
女子はコラーゲンとヒアルロン酸が大好き☆ 
ってノリで保険を語るなよ。 

A氏「こちらの終身型の生命保険ですと死亡時に○○万受け取れ……利率が云々……65歳には○○万円受け取れます。またウズベキスタンに行けちゃいますよ!」 

老後資金の積み立てを兼ねた終身保険なのに、なんで海外旅行で散財しなきゃならんのだ。 
ちなみに私はウズベキスタンに行ったなんて一言も言ってない。事前に夫がA氏に話したんだろうし、別に構わないのだが、それで「俺知ってるんだぜ」ってドヤ顔されてもな。 
「海外旅行」と言えば目の色を変えるタイプの旅行好きではないのだよ、私は。 
っていうか、なんでまたウズベキスタンに行かなきゃならんのだ。世界にはまだまだ行ったことのない国、行きたい国があるのに。 

その日は商品の説明だけだったので、後日ほけんの窓口に行って他社との比較をしてもらった上で、ひと月後に再びA氏と面会したんだけど。 
ほけんの窓口に行ったと話した後のA氏は感じ悪かったなー。 
余分な知識のない若夫婦を丸め込んで契約させる当てが外れて憤慨したのかもしれんが、ほけんの窓口に行ったからって「余分な知識」がないことには変わりないんだから、丸め込んで契約させる余地は充分にあるはずなんだが。ああいう態度はいかんよな。逃がさなくていい客を逃がしてしまう。 

で、終身型生命保険を契約させるのは諦めたのか、急に終身型の個人年金を提案してきた。その売り文句もまたうさんくさい。 
A氏「老後に備え○○万円貯めたとし、退職後月々○○万円使っていくとしたら10年後には2/3に、20年後には1/3に、残高がどんどん目減りしていく。例えば残高が1/3になった貯金を、あなたは今まで通りに使えますか?不安じゃないですか?」 
私「確かに。」 
A氏「減らない貯金があったら良いと思いませんか?」 
私「?」(眉にツバを塗り塗り) 
A氏「そんなあなたにお勧めなのが終身型の個人年金。これはね、言わば『減らない貯金』なんです。」 

「死ぬのが先か貯金が尽きるのが先かのチキンレース」と、「死ぬのが先か元取るのが先かのチキンレース」の違いだろ。一応確立したシステムだろうに、不必要にうさんくさい紹介の仕方すんなよ。円天かよ。 

夫よりも私に向けて
「掛け捨ては金のムダ、終身型生命保険で賢く貯金!」
「65歳で○○万円受け取れちゃう!優雅な老後ライフ!海外旅行三昧も夢じゃない?!」
「いや、やっぱり年金型!減らない貯金で死ぬまで安心!」
みたいな煽り方をするのは、けっこう妻側がバラ色の老後を夢見て保険契約に乗り気になるからなのかね。受取人が妻だとしても、夫が加入し夫が支払う夫の保険なんだけどな。 

あと女性は妊娠する前に女性向け医療保険に入った方がいいもの? 
A氏やほけんの窓口、はては結婚式場選びのときに行ったゼクシィ・ナビにまで勧められたんだけど。 
そりゃ保険屋は勧めるだろうし、ゼクシィ・ナビだって保険屋からマージンもらってるから、勧めるのは当たり前で。 
でもあんまり友達との会話で気軽に出せる話題でもないから、どのくらい必要なのかわかんないんだよね。 

もともと医療保険に入るつもりなら、妊娠前の方がいいのはわかる。通常の医療保険の保証内容に加え、妊娠出産時のいろいろにも対応してくれるからね。妊娠してからだと、妊娠出産時の対応は受けられないんだか、保険料が跳ね上がるんだか、保険に加入できないんだか忘れたけど、とにかくどうせ入るなら妊娠前が良い。 
でも「子ども作るなら医療保険に入るべき」ってのはどうなのかな。 
妊娠出産には健康保険はきかないものの、出産一時金で42万(だっけ?)はもらえるし、流産や帝王切開等の手術費用には当然健康保険がきく。 
もちろん自己負担額は少額とは言えないが、医療保険の保険料を考慮に入れるとどっちが安く済むのかわからんのだよな。 
入ってる人、入ってない人、意見求む。

2015年3月25日水曜日

[mixiニュース] 子どもにゲームは禁止すべきですか?

私も子どもの頃ゲームを持ってなかった。ゲームを禁じられていたというより、一万円以上の高額のおもちゃは買ってもらえないことになっていたので、ゲームをおねだりしたこともなかった。高額というのもあるが、据え置き型のハードはリビングの景観を乱すので親は嫌がるだろうな、とも思っていた。「大人になって自分のお金を持てるようになったら、好きなだけゲームで遊ぶんだ!」と心に誓い、そしてそれは実現した。

そういう家庭環境だったからか、私も「たかだか子どものおもちゃにウン万円は高額過ぎる」という価値観を持っている。将来自分の子どもにねだられたら、つい眉をひそめてしまうかもしれない。だけど子どもの人間関係におけるゲームの重要性は30年前の比ではない。

私が小学生の頃ですら、友人宅でみんなでゲームに興じてるときの疎外感といったらなかった。たまにコントローラーを触らせてもらえても、マリオカートでひたすら逆走するわ池にハマるわ穴に落ちるわお話にならない。コースを走っているよりジュゲムに釣られてる時間の方が長いくらいだった。当然みんなと熾烈なデッドヒートを繰り広げることはなかった。

ちなみに外でお金を使うことも制限されていたので、みんなで駄菓子屋で買い食いしているときの疎外感といったらないし、自転車も買い与えられなかったので、みんなでちょっと遠くの図書館に行く時、自分以外の全員が自転車なのを一人走って追いかけているときの疎外感もヤバかった。良い友達に恵まれたので、それで苛められたり仲間はずれにされたりってこともなかったけど、「超仲良しグループ」の中で一人「超仲良しってほどでもないけどまあ仲良しの子」でいるのは寂しかった。

私の時代ですらこんなに辛かったのに、いわんや現代をや。
30年前はまだいい。友達の家でゲームをするときは、親機に繋がれたコントローラーで遊ぶだけだし、自分のセーブデータは自宅にあるわけだから、友人宅ではレベル上げとか出来ないし。
でも今は通信機能を使って、自分のメインデータで対戦やら協力プレイやら楽しむわけじゃん?そこで友情を育むわけじゃん?その輪に「親の教育方針」のせいで入れないって相当辛いよな。限りある子ども時代の貴重な機会が奪われているよな。

「ゲームを持っていないくらいで友達になれないなら、初めから友達にならなくてよろしい」
「真の友達ならば、ゲームがなくても友情を育めるもの」
というアホ親も世の中にはいるそうだが、そのアホ親は何一つ話題を共有できない人間と「真の友達」になれるんだろうか。
好きなことを共有していて一緒にいると楽しい「友達」が何人もいる中、何一つ話題を共有できない人間とあえて「真の友達」になるだろうか。

老若男女関わらず、深い人間関係を構築するには経験の共有や共に過ごす時間が必須であって、そのためにゲームは(今ならスマホとかも?)不可欠なツールだと思う。





■7,500人以上教えた専門家が回答!「子どもにゲームは禁止すべきですか?」 
(It Mama - 03月25日 12:41) 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=163&from=diary&id=3337363

2013年3月26日火曜日

妹の結婚

週末実家に帰った。 
日曜日に妹と婚約者の両家でお食事会があるので、それに参加するため。 

その前日の土曜日、妹と婚約者が式のドレス選びに式場に行くというので、母と私もノコノコついて行った。 
カノジョと姑と小姑に囲まれて完全アウェイの婚約者カワイソスww 
しかし彼はなかなか人好きのする青年で、妹がカーテンの裏で着替えている間も母と私の3人で楽しく会話ができた。 

それにしても、ウェディングドレスってテンション上がるね! 
試着サロン?みたいなところに30着近いウェディングドレスがズラーッと吊り下がっている図は圧巻。白すぎて目が潰れそう。っていうかどれも同じに見える。 
それでも一着一着じっくり見ると、様々なデザインや意匠が凝らされていて、どのドレスにもグッと来るポイントがあって、迷っちゃう。 
この部屋にあるどのウェディングドレスを着ることもできる、なんて素晴らしい。 
いやもちろん、着るにはドレスの格に応じて払うもん払わねばならんのだが。 

で、その中から妹は5着程度チョイス。他の新婦さんとスケジュールがバッティングしないかの確認のあと、いよいよファッションショー開始。 

すげー!まばゆい!白がまばゆい! 
吊られているときももちろん綺麗だが、実際に人が着るとドレスの方も化けるね。 
ウェストから裾にかけての布の流れとか、体のラインを演出する様とか。 

前から後ろから上から下から右から左斜め45度後方から、新郎の倍くらい写真を撮りまくるシスコンの私。 
妹かわいいお!いつもかわいいけど20割増くらい美しいお! 

しかし背中や二の腕などいつも人目に触れない所を出すとなると、やはりブライダルエステなるものは必要な気がするな。妹はあんまり興味ないみたいだけどさ。 
女優ならまだしも一般人はなかなかケアできない部分だし。 
たとえぼったくりであろうとも、すでに挙式を決めている時点でブライダル業界のぼったくりを甘んじて受け入れているわけだから、エステもそれとセットだと考えてみてはどうか。 
いや、ブライダルエステって具体的に何するのか知らないけど。 

一着目:腰回りまではしっかりラインを出し、裾はかなり後方に広がる、マーメイドとAラインの中間のような形。 
シルク素材が照明に映える。胸の辺りの布の切り返しみたいなデザインと、それを縁取るビーズの装飾が魅力的。ウェストから後方に長く広がるドレープの流れがため息もの。 

二着目:シルク素材のAライン。一着目とは打って変わって、一切の装飾がないシンプルなドレス。だからこそ素材とデザインのみで勝負に出た、「違いのわかるドレス」。実際ブランドものなのか、これが一番高いらしい。 
他のドレスはチューブトップというの?脇から上は丸出しなのだが、このドレスは襟と言うか合わせみたいのがついていて、それで肩を隠している。それが清楚で上品な雰囲気を醸し出しているんだが、よくよく見ると胸の谷間に向けて大胆に切り込んでいたりする。そのためデコルテや二の腕が綺麗に見える。 

三着目:雰囲気は一着目に近い、マーメイドとAラインの中間のもの。素材はシルク。デコルテ周りの装飾が美しく、スカート裾にまで施された刺繍にグッと来る。しかし特筆すべきは、背中が編み上げになっていること。ロックでV系な妹は編み上げに目がない。多分このドレスが黒だったら、迷わずこれに決めただろう。 

四着目:Aラインだが、裾の広がりは前の3着に比べて抑えてある。また他のドレスがシルクだったのに対し、このドレスはレースを基調としたふんわりした素材。そのせいかとても清楚で優しい雰囲気。胸元の装飾も全てレースで、一・三着目のようなキラキラ光るものを用いていない。室内の照明よりも、陽光まばゆいガーデンウェディングに映えそう。 

五着目:オーソドックスなマーメイドラインでシルク素材。膝くらいまでかなりタイトで、裾もほとんど広がらないストイックなデザイン。妹は身長があるしスタイルがいいので(←シスコン)かなりカッコよく着こなしている。 



全てのドレスに対して「これはこれでいいよね」という感想を漏らす婚約者+母+姉だったが、ディスカッションの結果満場一致で一着目に決まった。 
もちろん妹が一番気に入ったのが一着目だからなんだけど、他人の目から見てもそれが一番似合っていたように思う。 

ドレスを選んだあと、ドレス用下着がー、フランスからのお取り寄せベールがー、靴がー、ティアラがー、とみるみるうちに加算されていく様が圧巻だった。 
金銭感覚おかしくなるわ。

2012年12月31日月曜日

2012年 まとめ

あと1時間半で終わる2012年に関する備忘録。

今年は私にとって人生の境となるような大きな出来事がたくさんありました。
それから、新しい人間関係が広がったり、古い友人との繋がりが復活したり、わくわくすることがたくさんある年でもありました。

来年はいよいよ三十路。人生はいつだってやり直せると、言うだけなら簡単だけど、私に残された長いようで短い残りの人生を決定する重要な時期に来てしまった。
後悔のない人生にするためにも、易きに流れず、踏ん張っていきたい。

みなさま、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を。

2012年11月28日水曜日

自画自賛3

これで最後。自画自賛1、2の続き。 



4. 俳優がすごい 

特に次郎と組長のはっちゃけっぷりがすごい。この作品であれだけ客席をどっかんどっかん言わせたのはこの二人の功績と言っても過言ではない。普段の温和な二人の姿からは考えられない豹変っぷりだ。
乙姫役の私は自作パペットで亀役も担当し、一人二役でなんとか次郎&組長ばりの存在感を保ててた気がする。 
「僕は次郎、浦島次郎だ。」
の、何もかもから解き放たれたような満面の笑みがヤバい。
あと次郎&乙姫からそこはかとなく愛を感じるのが良いね。特に「学園天国」。二人とも役者だわ(自画自賛)。

5. 声優がすごい 

定期演奏会の第2部では演技をする俳優とセリフを言う声優が分かれている。俳優の人数分ピンマイクを揃える財力も無ければ、地声を張るほどの技術も無いんで、舞台袖にある2本のスタンドマイクに向かって声優が入れ替わり立ち替わり、アニメのアフレコよろしく俳優の演技にセリフを吹き込むわけだ。 
で、この声優陣の技量がすごい。私はこの代の演出長になれて超ラッキー。 

次郎役は吹奏楽部部長。声優2回目のベテランで、安定のイケメンボイス。何より本人にイケメンボイスの自覚があるんで、演技に迷いが無い。 
対する乙姫役は2年生のフルート女子。まるで女優のようにエロ可憐な美しい声で、迷わず配役した気がする。 
それから何と言っても亀役、巻き子さんの怪演……もとい熱演。いやホント、亀あっての浦島次郎だったよ。 
組長の声優も良かったなー。彼は声優2回目の2年生で、なかなかドスの利いた悪役声を出してくれてた。かと思えばところどころで浪々と歌声を披露したりね。次郎役とのコンビネーションも良かった。 
あと個人的に推したいのが、悪者Cの「てめえ、口の利き方に気をつけろってんだ!」ってセリフ。2年生の彼のセリフは確かこれだけだったと思うけど、なんかわけわからん魅力があって好きだったな。 

声優の技量は彼らのものだが、その演出は私の功績でもある。やってよかったと思うのは、今まで「俳優の演技に合わせて声優が話す」だったのを「声優のセリフに合わせて俳優が演技する」に変えたこと。俳優の演技を待ってしまうと妙な間ができたりテンポが悪くなってしまったりするんだよね。声優が勝手に話を進めて、俳優がつられて動く方が自然だし楽になったと思う。 

6. 1年生がかわいい 

うん、1年生がかわいかった。男の子も女の子もかわいかった。 
海の仲間役の子達には無理難題を強いてしまったな。曲に合わせて手品とか、舞台上でセーラー服生着替えとか。彼女らのパフォーマンスなくして浦島次郎の成功は無かったよ。組長の子分役もサングラスにアロハシャツorジャージで、なかなか良い演技してたw 
ダンスも良かった。振付けを2年生の後輩に丸投げしたんだけど、本当に素晴らしかった。後輩を信頼してよかった。 
あと1年生には縁の下の力持ち的役割をすごく頑張ってもらった。次郎の放置した楽器を定位置に持っていったり、マンボウ持ってうろうろしたり、手品グッズの出し入れしたり、本当に大活躍だったな。彼らのおかげで劇をスムーズに進めることができた。そしてその采配をしたのは私だ。 

あと10年経って客観的に見てみると、高一と高三て全然違うね!高一はまだ中学生っぽいというか、体もできていないし、若いというかあどけない感じ。高三にもなると身長も伸び、体もがっちりして、若さに欠けるが貫禄が出るというか、ただならぬオーラを放っている。次郎、乙姫、組長という主要キャラを3年生が謎のテンションで演じ、周りをかわいい1年生が囲む図は絵面的に成功していたと思う。 

7. 会場の使い方がすごい 

浦島次郎では俳優が積極的に客席に出たり、舞台裏をかけずり回って上手袖と下手袖を往復したりなど、会場を広く使った。 
冒頭乙姫とチンピラが客席両端から会場に入って、全速力で舞台に登り上手袖に抜ける演出はまさに神だね!これでいきなり客を惹き込んだね。歓声も上がったしね。つーか、客席両端でどうやってタイミング合わせて入ったんだろう。 
ヤングマンで客席に出て「Y!(Y!) M!(M!) C!(C!) A!(A!)」とやったのも受けたなー。 

あとドリル時の1年生のダンス、曲の要所要所でステージに出て踊ってもらい、あとは引っ込んでもらうことにした。その振付けも2年生にお願いしたんだけど、彼らは出番が少ない代わりに袖に引っ込んだら舞台裏を猛ダッシュして、次の出番のときには反対側の袖から出たりなど、かなり凝ったことをしてたんだよね。で、ドリルのコーダ部分ではジャンプしながらステージに入り、ドリル隊に合流するという。素晴らしい演出だったわ。 
次の年、3年生になった彼らが作った第2部は本当にレベルが高かった。 

8. ドリルがすごい 

ステージドリルの強豪校でも何でもないうちの部は、もちろんドリルの指導者もおらず、歴代演出長が見よう見まねで振りつけるわけだが、その割にはなかなかの出来だと思うんだよね。
そしてこの年のドリル、「オーメンズ・オブ・ラブ」は傑作だったと思うよ(自画自賛)。 
特に19-26小節目の8小節、43-46小節目の4小節がいいね(細かすぎて伝わらない)! 
ドリル作成に当たって気をつけたのは、観客は上からでなく前から見るということ。どんなに複雑な図形を描いても、前から見てぐちゃっとしてるんじゃ何も伝わらない。 
だから「どんな隊形か」ではなく、「どうやってその隊形になるか」ということに重点を置いたわけさ。高速移動も無理矢理交差も全ては動きを魅せるためなのだよ。無茶させてごめん。そしてありがとう。 
Cl & A.Sax の Soli の後の動きなんか、10年ぶりに見て鳥肌立つくらい感動しちゃったよ。 
観客の拍手に対してお辞儀した Soli の 4 人が、待つことも急ぐこともなく列の流れに同化し、そして全員で大きな二重円を作る過程が見事だったわ。 



ここまで読んでくれた人ありがとう。本当にわけのわからない自慢話で申し訳ない。 
アラサーになった自分の心を動かす作品を高校時代に作れた自分は、すごくいい青春を送らせてもらったんだなとつくづく思う。

自画自賛2

自画自賛1の続き



1. 脚本がすごい 

脚本は基本的に私が書いていたはずだが、巻き子さんにだいぶアイディアをもらったりダメ出ししてもらったりした気がする。一部執筆もお願いしたんだっけな?他にもいろんな人に回し読みをしてもらって随分ブラッシュアップしたので、私としては「みんなで書いた」という気持ちでいる。 
で、その脚本がおもしろいんだよ!ストーリーがきちっと収まるところに収まっているし、ところどころに挟んだ小ネタがいちいち会場を沸かせていたし、高校生にしてはなかなかの出来。高校生にしてはというか、逆に高校生であることを最大限活用してあまりにも「高校生らしい」作品に仕上げていたところに高校生らしからぬあざとさを感じる。 
特に「じゃかしい、このタコ!」あたりからの組長と亀の掛け合いがツボだ。
あと地味だけど
乙姫「通りすがりの親切な人に助けていただいたの。」 
次郎「僕が通りすがりの親切な人、浦島次郎です。」 
がシュールで好きだ。 

2. 色彩がすごい 

幕が上がって照明がパアッと点いたときのワアッて感じがすごい。 

まず次郎&乙姫の見栄えがいい。次郎は上下が黄青、乙姫はピンク赤で配色的にお互いを目立たせるんだよね。で黄青&ピンク赤はのびた&しずかというか、ヒーロー&ヒロインの記号だと思うんだよね。当時そこまで考えてたかは覚えてないけど、誰が見てもヒーロー&ヒロインに見える衣装なのでよくできてるなぁと思った。 

それから海の仲間達の衣装も良い。ピンク、黄、水、青、緑の5人組なんだが、同じ系列のサテン地を使い、同じデザインの衣装だったからか、ごちゃごちゃすることなく綺麗にまとまっている。携帯などで同じデザインが色違いでズラッと並んでるのって気持ちいいじゃん?なんかそういう派手さと収まりの良さを感じる。 

総勢27名のステージドリル隊も同じデザインの青、緑サテン地だったので、画面の統一感と次郎&乙姫の引き立て効果がよく出ている。サテンは照明をテラテラ反射するのですごく舞台向きの生地だしね。 

あと海の仲間達とドリル隊のしている鉢巻、腕輪、足輪が意外といい味出していると思う。衣装を作るのは着る本人なので、出来がまちまちなのはしょうがないんだよね。上手下手もあるし、丈の長さとか太さとかバラバラになってしまう。そこに鉢巻、腕輪、足輪をつけることで急に画面が締まるというか、「みんなで同じものを着ている」感が出る。 

衣装だけでなく、大道具も良かったな。なんか中華街みたいな「竜宮城」って書いてある門とか、岩と海藻のオブジェとか、数は多くないけど「ここは海底の竜宮城である」という情報が一目で伝わるんだよね。あと岩のオブジェの裏が次郎&乙姫の楽器置き場にもなってたりしてね。賢いわ。高校生の自分賢いわ。

そういう衣装、大道具、照明、そして背景のホリゾントライトが見事に融合して、素晴らしい舞台芸術を演出していた。 

3. 選曲がすごい 

前に挙げた脚本、衣装、大道具、照明は役割分担しつつみんなで作ったものだけど、選曲に関してはほぼ私のワンマンごり押しだった気がする。 

・ オープニングは「海の男達の歌」。この曲は、初めて聴く人にも舞台が海岸であることを伝えられる。段ボールとBB弾で自作したオーシャンドラムが結構ちゃんと波の音してた。 ついでに他校の吹奏楽部員の心を掴む。
http://www.youtube.com/watch?v=ge4K1TyKeoU 

・ 次郎登場シーンや着メロでうらしまたろうの歌を駆使。
 
・ 「Mambo No.5」でマンボウ 
http://www.youtube.com/watch?v=1NjERL5oZrc

・ 「オリーブの首飾り」で手品 
http://www.youtube.com/watch?v=40IUBbt2XVg 

・ 「セーラー服を脱がさないで」「学園天国」「ヤングマン」で保護者の心を掴む。っていうか、顧問S先生の心を掴んだ。 
http://www.youtube.com/watch?v=kwm8Zskinsg 
http://www.youtube.com/watch?v=IqYnEiNrDSA 
http://www.youtube.com/watch?v=NafMcawuMM4 

・ 次郎&乙姫のラブシーンのBGMに、ドリカムの「LOVE LOVE LOVE」をオーボエ&ファゴットのアンサンブルで。こればかりは私のアイディアではなく2年生の後輩の提案によるものだったと思う。楽譜を手配してくれたのも彼女だった気がする。すごく雰囲気があって良かった。 
http://www.youtube.com/watch?v=Xk51AYSNKUc 

・ 「カルミナブラーナ」で組長登場。無駄に大袈裟ww 
http://www.youtube.com/watch?v=VNJy8UCw1gM 

・ 「オーメンズ・オブ・ラブ」でステージドリル。爽やかな良い曲だよね。次郎&乙姫の恋模様を匂わせるラストなので、図らずもぴったりのタイトルだった。 
http://www.youtube.com/watch?v=fVTsHvNhJPI 

自画自賛1

先日実家に帰り、高校吹奏楽部の定期演奏会のVHSを、在学期間の三年分一気にDVDへダビングした。そのついでに、実に10年ぶりくらいにその映像を鑑賞した。 

10年というのは決して短くない期間で、当時は頑張りとか思い入れとかが邪魔をして客観的に観ることができなかったのが、今回は思い出と切り離された状態で、一観客として鑑賞できたのが新鮮だった。下手だ下手だと思っていた演奏が、思っていた以上に下手だったり(笑) 

で、その一観客として観て一番驚いたのが…… 



浦島次郎すげぇーーー!!!(爆) 



めっちゃ感動した。何これ。面白すぎやろ。面白すぎて3回くらい見直しちゃったよ。見直しているうちに「一観客として」はどこへやら、当時の感覚がみるみるうちに蘇ってしまったよ。 

そういうわけで、これから「浦島次郎」の何がすごいのかを自画自賛していくよ!自分の作品を自分で褒めそやするのは決して上品な所行ではないけれども、高校生の頃に作った劇を今になって自慢するくらい良いよね?だってどうせ誰にも伝わらないしね。好きに書かせてもらうよ。私のために。 



自慢の前に、浦島次郎とは何かについて少々。 
うちの高校の吹奏楽部は毎年夏休み前に定期演奏会を開催している。定期演奏会は3部構成となっており、第2部では部員手作りの劇を披露するのが伝統になっている。演奏あり、ダンスあり、その他諸々のパフォーマンスありで、劇の最後にステージドリルで締めるのがお約束。

そして我々が高校三年生の時、2001年度定期演奏会の第2部で披露したのが「浦島次郎〜Legend of 玉毛箱〜」。あらすじは以下の通り。 

乙姫(+亀)がチンピラに絡まれているところを助けた浦島次郎。 
お礼に竜宮城に招待され、海の仲間達のパフォーマンスを鑑賞したり一緒に参加したりして楽しい時間を過ごす。 
乙姫にチンピラに絡まれていた理由を尋ねると、どうやら竜宮城の秘宝「玉毛箱」が狙われてのことらしい。「玉毛箱」は開けると髪がフサフサになるという噂があり、それを鵜呑みにしたヤクザ、関東●●組の組長(ハゲ)が子分を使って「玉毛箱」を奪いに来るとのこと。 
そうこうしているうちに時間が経ち、次郎は竜宮城をお暇することに。乙姫は別れを惜しみつつも、助けてくれたお礼にと秘宝「玉毛箱」を次郎に託し、彼を見送る。 
が、そのとき竜宮城に関東●●組が乱入し、乙姫(+亀)が拘束されてしまう。そして組長は乙姫と玉毛箱を交換しようと次郎に持ちかけた。 
絶体絶命かに思われたが、次郎と亀が組長を煽りまくり、逆上した組長+チンピラVS次郎+海の仲間達の戦闘開始(BGM: ヤングマン)。殴り合いの末次郎が組長をKOし、関東●●組を撃退する。 
改めて次郎に感謝する乙姫達。ようやく心置きなく帰れると思った矢先、次郎は蹴つまずいて転び、「玉毛箱」を落としてしまう。そしてその瞬間、竜宮城が真っ暗に。 
慌てる次郎に余裕を見せる乙姫。どうやら今の衝撃で玉毛箱が開いてしまい、何かが始まろうとしているようだ。その玉毛箱の中身について、乙姫は「奴らには見せたくなかったけど、次郎くんになら見てもらいたくって」と語る。そのわかりやすいフラグに次郎は…… 
ステージドリル:オーメンズ・オブ・ラブ 

というわけ。私はこの代の演出長で、定演第2部を仕切っていたんだ。それじゃあ自画自賛始めるよー。

2012年11月11日日曜日

台湾で日本人死亡 誤って転落?

日本人観光客が死亡、100m下に転落か…台湾
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121110-OYT1T00828.htm


ニュースのタイトル見たときもしやと思って開いたら、案の定太魯閣渓谷だった。

 7年前母と妹と台湾を旅行した時、太魯閣渓谷にも訪れたんだが、その道程で台湾人のガイドさんが道祖神?に出会うたびに拝んでたんだよね。台湾人は信心深いなあ、なんて思いつつ私もそれに倣ったんだが、現地に着いてみてびっくり。 

太魯閣渓谷は切り立った崖と紺碧の渓流、至る所から噴出する滝が織りなす風光明媚な場所なのだが、前日豪雨があったそうで濁流渦巻きヤバいことになっていた。 
でガイドさんが案内の途中にちょいちょい「ココ先月の崖崩れの痕ネ」「昨日もあの辺で崖崩れがあって、観光バスに直撃しそうになったけれど間一髪助かったネ」と差し挟むんで生きた心地がしなかった。ガイドさんがあんなに真剣に拝んでいたのはそういうことだったのか。 

一番怖かったのは、渓流の数十 m 上空 に張り出した崖をくりぬいて作ったらしい歩道を歩いていた時、そこに500円玉大の穴を見つけたこと。 


穴があいているから怖かったのではない。穴から見える濁流に足がすくんだのでもない。 
その穴によって、今いる歩道がわずか 2 cm 足らずの厚みしかないことに気づいてしまったからだ。 


前日の悪天候にも関わらず太魯閣渓谷は観光客でかなり賑わっていたのだが、私は蜘蛛の糸のカンダタの気持ちがよくわかった。 

この記事には「誤って転落した」とあるけど、私は何かの事故に巻き込まれた可能性もあるんじゃないかと思う。 



でも一度は本当に綺麗な太魯閣渓谷を見てみたいんだけどねー。

2012年10月11日木曜日

とくダネ(10/9)の感想 3


最後。

・髪の毛から卵子?

菊川怜がスタジオの解説に呼ばれていた八代先生に「たとえば知らないうちに誰かが髪の毛とかから私の卵子を作るってことも可能なんですか?」と質問してた。それに対して八代先生は「不可能ではない」と答えた。

これはちょっと八代先生の答え方が悪いと思う。でも場慣れしていない研究者が生放送のアドリブで思いもよらない質問されたら、その全てに適切に答えるのは難しいよね。

ほぼ不可能なんだけど正確に表現しようとすると不可能とは言いきれない、そう言う意味での「不可能ではない」だと思うんだよね。科学者に言わせたら大概のことは「不可能ではない」だよ、うん。
でもそれを聞いた視聴者は「不可能ではない=可能である、近い将来可能になる」と受け取ってしまうと思うんだ。

で、菊川怜の質問の意図は「この技術を悪用すると、知らないうちに自分の卵子がつくられちゃうかもしれないんですか?」ってことだと思うんだよね。
それに対して八代先生は「それも有り得ますね。」って答えたも同然だと思うわけ。もちろん彼にそのつもりはないし、彼は間違っていないわけだが。

本人に気付かれないように採取できる生細胞は限られているし、そういう細胞からはまだiPS細胞を作れない。いわんや抜けてから時間が経った毛髪をや。
ちょっとDNA鑑定とかと勘違いしているかもね。DNAが取れるからって生きている細胞が取れるわけじゃないよ。少なくとも菊川怜が生きているうちは彼女の知らないうちに彼女の卵子を作ることはできない。

・髪の毛からクローン?

これも菊川怜の質問。「髪の毛から卵子が作れちゃうんですか?クローンも?」って感じで訊いてた。それに対して八代先生は「不可能ではない」と答えてた。

ここでクローンの話が出るのはちょっと「???」だね。クローン作製とiPS細胞作製は全く違う。なんか菊川怜の中ではそこがごっちゃになってる気がする。

そもそも「クローン」の意味を誤解している人が多いと思う。
クローンとは簡単に言えば同じゲノムを持っているってこと。まあ正確に言おうとするとまたややこしいけど、とりあえずそういうもんだと思ってくれ。
そんで「クローン」は自然界にありふれている。ムカゴとか一つの株から殖えた植物はお互いにクローン。挿し木で殖える場合もクローン。
1つの細胞から殖えた酵母や乳酸菌はみんなクローン。ヒトの一卵性双生児もお互いクローン。

どうも「クローン」には新しいスターウォーズに出てたような、顔も背格好も同じ人間が何千何万と大量生産されるような、そういうおぞましいイメージがあるみたいだけど、それは全然違う。

菊川怜の毛髪から生細胞を分離したら、それは菊川怜のクローン。だから「髪の毛からクローンが作れちゃうんですか?」って訊かれたら「作れる」って答えるよ。
(※ちなみに私は抜け毛から生細胞が取れるかどうかは知らん。抜け毛の根元に生細胞ってついてたっけ?ないよね?それなら抜け毛からクローンを作るのは無理。)

菊川怜の訊きたいことはそうじゃないよね。髪の毛とかそういうありふれた自分の断片から、自分と同じ人間が作られてしまうんじゃないか。iPS細胞とはそういう恐ろしい面もあるんじゃないのか。ってことだよね。

まず上述の通り、本人に気付かれないように生細胞を手に入れるのは非常に困難。それから既にクローン人間作製は禁止されているし、そもそも今の科学技術では実現不可能。
ただ倫理的制約と技術的制約をクリアすれば、いつかヒトクローンを作れるようになるかもしれない。
そういう未来のために今から議論を交わし、一人一人の生命倫理観を育てていくことは非常に重要だと思う。

ただ、クローン人間とiPS細胞とは全然違う話。

番組ではそこがうやむやのまま流れてしまったので、ひとこと言いたくなってしまったのだよ。ひとことどころじゃないけど。

とくダネ(10/9)の感想 2

つづき 

・不妊治療(1) 
先日の「iPS細胞から生殖細胞への誘導に成功!」という斎藤先生の成果と絡めて不妊治療への応用に言及していたのだが、笠井アナの 
「不妊の女性の細胞からiPS細胞を誘導して(以下略)」という解説が気に食わない。 
モニターの模式図に女性しか描かれていなかったのも気に食わない。 
こういうところで「不妊症=女の病気」「子どもができない=この石女が」という偏見が視聴者の潜在意識に丹念に丹念に刷り込まれていくんだよ。 
番組制作者自身がそういう偏見を持っているからこうなっちゃうんだろうけど。 

・不妊治療(2) 
続けて笠井アナ、「女性の体細胞から卵子・精子をつくって自家受精も可能か」なんて言い出した。
きもい。きもすぎる。あまりにグロい発想なので、寝起きでボケてて聞き違えたのかと思った。聞き違いだったら笠井アナごめんなさい(←おい)。 

人間の「自家受精」って親子相姦より遥かに危険な近親婚ってことだよ?
「科学が発展すれば将来的には……」なんて次元の話じゃない。
子どもが健康に生まれ健康に死ぬなんてほぼ有り得ない。
その意味ではクローン人間の方がだいぶマシ。

あ、ところどころで勘違いしている人を見かけるので一応書いておくと、Aさんの自家受精によってAさんのクローン人間を誕生させるのはほぼ不可能。
まあこれは中学か、少なくとも高校の生物をやっていればわかることなので、この文章がバカにしているように見えたらごめんなさい。

とくダネ(10/9)の感想 1

10/8 のノーベル医学生理学賞受賞に関して、翌 10/9 とくダネで早速特集が組まれていたんだけれども、その内容に思うところがいろいろあったので書く。 
なんかすごく長くなったので小分けにして掲載する。 

・iPS細胞命名の由来 

「iPodにちなんでつけられた」との説明だったけど、それだけだと「PS細胞」で足りるのに「i」をつけたって誤解を招いてしまうんじゃないかな。 
iPS cell は induced pluripotent stem cell (人工多能性幹細胞)の略。 
「IPS」ではなくあえて「iPS」と表現した点で「iPod」にちなんでいるわけだね。 
“pluripotent stem cell (多能性幹細胞)” は自然界に普通に存在する細胞で、それを「人工的に誘導(induce)した」のがノーベル賞を授与されるに至った彼らの功績なので、「i」があえて小文字なのはシャレの意味でも彼らの成果をアピールする意味でもシンプル且つハイセンスなネーミングだと思う。 

・基礎研究 

番組では山中先生が基礎研究の大切さを説いておられたことを取り上げてたけれども、その舌の根も乾かないうちに「臓器移植が」「オーダーメイド医療が」「不妊治療が」と言い出していたのには笑った。誰も基礎研究に興味ねーwwww 
いや、当然だけどね。「たった一つの受精卵から、どうやって多種多様の細胞が生まれ個体を形成するのか」を知ったところで腹が膨れるわけでなし。そんなことより「自分が臓器移植の必要な病気になる前にiPS細胞の医療への応用はなされるのか」「病気の家族はiPS細胞で助かるのか」の方がずっと重要だ。 
おまけに科学研究には多くの税金が投入されている。我々が汗水垂らして稼ぎ、苦しい生活の中でやっと納めた税金なのだから、早く我々に還元してくれ。これもまた当然だ。 

お金がいくらあっても足りない日本、民主党に政権交替し、おまけに大震災と原発事故があって、科学研究に割かれる国費は目減りする一方。 
私は他のすべてを犠牲にしてでも基礎研究を推し進めるべきだとは考えない。役に立つかどうか、そもそも結果が出るかどうかもわからない博打に潤沢な国費を充てられるのは余裕のある国だけだ。 
基礎研究なんかより「原発に替わるエネルギー開発を進めるべき」「超少子高齢化社会に向けてのシステム作りが目下の急務」「尖閣・竹島等領土問題が噴出する昨今、国防を強化すべきでは」などなど至極ごもっとも。待ったなしの課題は枚挙に暇がない。 

そして何を優先し、どこにどれだけお金を配分するかを決めるのが国の仕事。
天下り先を確保して老人どもの既得権益を守ることが基礎研究よりも大事なら、思う通りにしたらいい。
国が優先事項の最下位近くに基礎研究を置くなら、それはしょうがない。 
しかしその結果、日本の優秀な研究者が海外に流れていくのもしょうがないことだ。 

今回の山中先生の受賞で重要なのは日本人であることはもちろんだけれども、日本の研究施設で出した成果だってことだと思う。山中先生の「国の支援がなければ受賞できなかった。日本という国が受賞した。」という発言はその意味で本当に重みがある。 
「これからもノーベル賞をいくつも取りたい!」「世界一の科学先進国でありたい!」と国が思うんだったら、地道な基礎研究を地道に助成するのが一番の近道だと思う。

話はそれるけど、限りある国家予算のうち何を捨てて何を優先するのかをはっきり示している政党や政治家は今存在しないと思う。私が不勉強なだけ? 
「Aを優先してBを捨てます」という政党αと「Bを優先してAを捨てます」という政党βがあって、有権者が「どちらが政権を取ったら自分が暮らしやすくなるか」を選んで多数決で決めるのが民主主義じゃん?で、αが当選したらβの支持者は割を食う、と。 
でも今はみんな「AもBもやります!」って言うだけで、何の方針もないじゃん。「みんな幸せ」「国民の生活が第一」これじゃ選びようがない。 
「日本をこうしたい」という方針がない。彼らの方針は次の選挙に勝つことだけ。 
誰でもいいから仕事しろ。 


京大の山中教授らにノーベル医学生理学賞、iPS細胞を開発 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=2180720
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